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小沢の質疑応答に「さらば民主」のニオイを嗅いだ 鳩山インタビューと重ねて味わう
2011年03月04日 | 日記 :世相を斬る あいば達也
http://blog.goo.ne.jp/aibatatuya/e/6c3d872eeee0f691776b915e8cbe9386
昨日の自由報道協会主催、小沢一郎氏記者会見を視聴していて感じた。これは筆者の第六感ではなく、小沢一郎が“民主党”と云う言葉を発する時の語尾のニアンスに明らかに変化が生まれている。話している内容よりも、現在の民主党と云う政党に対して、「過去形」を滲ませる語尾が感じられた。取材インタビュー記事では書けない部分だが、コラムの範疇においては書く事は構わんだろう。
「新・日本改造計画」の執筆は校了している。しかし小沢は、発売の時期は未定だ、現政治状況を含んだ追加項目があるようなニアンスの発言をしていた。つまり、この「新・日本改造計画」なる小沢一郎の髄がぶち込まれた一冊の本は、単なる政治本ではない事を示している。
日本の政治の方向性を語ると同時に、それを実現する「政党綱領」たるものまで想定していると受け取った。この本の発売と「新党結成」が密接にリンクしていると考えて間違いがないだろう。但し、新党結成と民主党再生が併存する可能性も視野にあるだろう。
現実の政局がどのように推移していくのか、現時点で語っても意味はない。あり得ない事実を日々見せられたのでは、論理的推理など、どれ程の価値があるだろうか。まさに「事実は小説よりも奇なり」である。なにせ我が国の総理が馬鹿を通り越し狂っている。その男が、辞職をするか、解散総選挙をするか、居直るか推理しても始まらない。
それを操る朝日新聞・読売新聞が政権運営に企業運営の要素を加味しているのだから、推理など成り立ちようがない。
また、菅民主党政権を引きずり降ろそうと思えば降ろす事も可能になっている野党の腰も定まらず、統一地方選に汲々としている。国政どころではなく、谷垣にしろ石原息子にしろ、何も出来ないのに等しい。これでは、どのような形で政局が動くか読むことは無意味だ。正直、自民党は与党故に力が発揮できる政党で、野党になった途端、与党になって迷走する民主党以上に迷走している。
つまり、この様に不確実だらけで不条理がまかり通る政治家が大手を振って歩くのだから、政局がどうなるか判らないのは当然だ。しかし、小沢一郎はそれに対応しようと、10のシチュエーションを想定して態勢を築こうとしている。
小沢の政治理念の純化が一気に起こせる状況でないとなれば、それ相応の態勢でさえあれば、当面それで良いのだろう。つまり、政局はリアリズムが主体であり、理念を優先するのは愚かであろう。この10のシチュエーションはあらゆる週刊誌等々の予測記事を参考に皆さまもお考えになると良いのだと思う。理屈は捨てて、リアリズムで読んでみる事だ。
都知事選で石原慎太郎の不出馬が決定的になり、自民党は候補者擁立が息子石原幹事長の責任問題にまで発展しそうな勢いだ。自民も民主も都知事候補を擁立できず、松沢支持程度でお茶を濁す事になるのかもしれない。民主vs自民の構図が日本の政治シーンから消えていく象徴のようでもある。
おそらく、民主党も自民党も分裂するのが自然の流れだろう。10のシチュエーションの中に、保守本流政治の何たるかは、鳩山由紀夫が明確に答えている。
久々にクリアな鳩山由紀夫の政治理念を聞いた。香港の放送局、鳩山由紀夫インタビューは彼の政治哲学が好く語られている。彼に不足していたのは、いわゆる現実的政権運営のノウハウだったのだろう。鳩山の話を聞いていたら、米国はたしかに潰そうと思うだろうし、現に実行した。(笑) 再び、米国を怒らせる政権を日本に出現させないと、一敗地にまみれた大国と心中することになるのだろう。
つくづくこの人は小沢一郎の元で外務大臣をやらせたい人だと思った。いつ小沢一郎が総理大臣になるか定かではないが、鳩山にも仕事をさせたいなと思わせる黎明なインタビューだった。まぁ聞き手の中国人女性の能力もかなりのものだった。日本の腐れマスメディアってのは、こう云う本音を引き出す能力に異様に欠けている。逆に言うなら、真実の姿を国民に示したくない思惑だけで生きている宣伝機関に過ぎないのだと納得させられる。
鳩山由紀夫が主張する「保守本流政治」を行う「保守本流政党」がどのような経緯を通して成立するのか、非常に興味がある。小沢が中心の政治の枠組みの再構築になりそうだ。ざっくりと言うなら、小沢・鳩山アジア重視・自国を自分で守れる国家糾合に、どれだけの保守派政治家が参加するかにかかっているのだろう。亀井静香の「救国内閣」も方向性は似ているのだが、菅直人を残す部分であまりにもリアル過ぎて取引的な点に難点がある。亀井さん、菅を騙すにしても、一時残すってのは、個人的にはどうにも賛同できない。一気に「保守本流政党」の樹立に向かうのが王道だろう。
*小沢一郎インタビュー(IWJ WEB IWAKAMI)
*鳩山由紀夫インタビュー(ifeng香港放送局)
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