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前原、蓮舫、野田…ポスト菅3閣僚にカネ醜聞! 民主“内ゲバ”激化
2011.03.02 :夕刊フジ
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20110302/plt1103021059000-n1.htm
支持率低迷にあえぐ菅内閣の政策・人気を下支えする3閣僚に「政治とカネ」爆弾が炸裂した。前原誠司外相(48)は2009年分の政治資金収支報告書に50万円分の架空のパーティー券収入を計上していた疑惑が浮上。野田佳彦財務相(53)と蓮舫行政刷新担当相(43)側には、過去に脱税事件に関わった会社からそれぞれ40万円のパー券購入と120万円の献金があったことが発覚したのだ。とくに前原、野田両氏は「ポスト菅」の最有力候補と目されているだけに、民主党には大打撃だ。
「クリーンでオープン」「不条理を正す」のお題目で小沢一郎元代表(68)を「政治とカネ」で追いつめてきた菅直人首相(64)。だが、“身内”からのスキャンダル噴出で、カネの問題でも一転窮地に追い込まれることになる。
前原氏の関係政治団体「まえはら誠司東京後援会」の09年分の政治資金収支報告書によると、前原氏は大臣就任前の09年4月12日、東京都内のホテルでパーティーを開催。約1820万円の収入があった。報告書では、このうち50万円分を千葉県四街道市にある番組制作会社が買ったと記載した。
ところが、同社の代表は「パーティー券を買ったことはない」と否定。報告書で同社の代表とされた人物名も、まったく知らない人物だといい、「前原議員とは関係がなく、なぜこうなったのか分からない」と困惑した様子だった。
前原氏側からは先月27日、「お騒がせして申し訳ない」という書簡が届いた。前原氏側は「似た名前の会社を取り違え、誤って記載した」としており、近く詳細を説明する方針だ。
一方、過去に脱税事件で逮捕された男性が代表取締役を務めていた経営コンサルタント会社の子会社が、07年に野田氏の関係政治団体「野田よしひこ後援会」のパー券40万円分を購入していたことが発覚。この会社が、蓮舫氏が代表を務める「民主党東京都参議院選挙区第3総支部」に120万円を献金していたことも判明した。
男性は04年、実質オーナーだった競馬予想の情報提供会社の所得を隠したとして、東京地検特捜部に逮捕され、法人税計約3億4000万円を脱税したとして起訴されている。民間の信用調査会社によると、献金などをしたのはコンサル会社の100%出資子会社で、男性は一時この会社の代表取締役を務めていたという。
「架空計上疑惑」では過去に、鳩山由紀夫前首相が、母親からの資金提供にもかかわらず故人などから個人献金を受けていたと報告した問題が発覚。首相辞任の一因となった。また、「脱税」がらみでは、菅首相が脱税の罪で起訴された弁護士から100万円の個人献金を受けたことが国会で問題視され、「返却の手続きを早速進める」と述べている。
小沢氏に近い若手議員は「どうせ3人とも『ミスなので修正する』『返金する』と言うだけだろう。ただ、彼らは小沢氏に『(カネの流れを)説明しろ』と求めてきた。自分たちが説明責任を果たせるか見せてもらう」と言う。今回の件で小沢系は攻勢を強めるとみられ、民主党内の内ゲバはさらに激化しそうだ。
前原氏は世論調査の「首相にふさわしい人物」でトップに立つなど国民的な人気が高く、野田氏は11年度予算案と予算関連法案の責任者。いずれも、「ポスト菅」の有力者だ。蓮舫氏はその人気から東京都知事選出馬の待望論が出ている。この3閣僚が菅政権の金看板である「政治とカネとの決別」に反しているとして、国会で野党から攻撃を受けて炎上すれば、政権への打撃は計り知れない。
そんななか、民主党内には疑心暗鬼も広がっている。昨年9月の民主党代表選では、菅首相の対抗馬となった小沢氏について、民主党代表時代の「組織対策費」の使途に関する出所不明の怪文書が出回ったことがあるためだ。
政治ジャーナリストの角谷浩一氏は「政権が予算関連法案で行き詰まり『菅降ろし』の空気が出ているだけに、『(3人のスキャンダルは)ポスト菅つぶしの目的で官邸が流したのではないか。菅首相はほくそ笑んでいる』とうがった見方をする議員もいる。こうした不信感が出てしまう時点で民主党は末期的だ」と話している。
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