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造反組に「大甘」処分 岡田氏の「温情判決」も16人には届かず…
2011.3.2 00:16 :産経新聞
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110302/plc11030200260000-n1.htm
平成23年度予算案の採決に欠席した16人に対する民主党のペナルティーは極めて“寛大”だった。予算案への「造反」は内閣不信任案への賛成に匹敵する反党行為だ。にもかかわらず15人を単なる厳重注意処分にとどめたのは予算関連法案採決での欠席や離党を思いとどまらせたいと考えたからだが、16人が執行部批判をやめる気配はない。もはや破局は決定的なのだが…。(加納宏幸)
「示しがつかない!」
造反組に対するペナルティーを議論した1日の党役員会。安住淳国対委員長は机をたたきながら16人への厳罰を主張した。前原誠司外相も「国民への反逆行為」と断じており、党内の怒りはすさまじい。
ところが岡田克也幹事長の考えは違った。
「彼らにもう一度チャンスを与えたい」
原理主義者として知られる岡田氏らしくない「温情判決」だが、役員会開催前から岡田氏は腹を固めていた。周辺は「誰が見ても甘いと言われますよ」と翻意を促したが、「これでいい」とかたくなだった。
「常識ある人から見れば軽すぎるだろうが、何にもやらねえってわけにはいかねえからな…」
党倫理委員長を務める渡部恒三最高顧問は常任幹事会後にこう語り、苦渋の決断だったことを強調した。
実は党執行部は一時は16人の除籍(強制離党)を検討していた。
「予算案に反対したら即除籍と決めていたが、予算関連法案での採決が本当の勝負だと考え直した。今度欠席したら除籍というコンセンサスはできている」
首相に近い党幹部はこう明かす。岡田氏らが寛大な処分にとどめたのは、16人を追い詰めれば、わずかに残された予算関連法案の衆院での3分の2以上による再可決の可能性が完全に消えるからだ。しかも16人は小沢一郎元代表に近い。16人の集団離党をきっかけに新党結成や政界再編の動きが広がれば、政権は壊滅的なダメージを受ける。
ただ、16人には岡田氏の「親心」は「どこ吹く風」のようだ。
「私は逆に菅(直人首相)さんを処分したい。菅さんこそ、われわれに対して釈明すべきだ!」
造反組の一人、高松和夫衆院議員は1日、記者団にこう言い放った。
首謀者として「党員資格停止」処分を受ける渡辺浩一郎衆院議員も記者会見で「予算案はマニフェストから乖(かい)離(り)している。菅政権は明白なサボタージュと逆行を重ねている」とあしざまに政権を罵(ののし)った。
ところが、首相に事態の深刻さは伝わっていない。1日夜、記者団に「眠くないか」と聞かれると「いやあ、元気はつらつですよ!」。16人の処分について「党役員会と常任幹事会できちっと方針を決めてもらった」と人ごとのように語り、こう付け加えた。
「やはり、いろいろと自分たちの行動をどうされるのかを考えるよい機会じゃないでしょうか…」
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