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2011-03-01 23:52:17
すみません。どうしても採決に出られません」。
11年度予算案の衆院本会議での採決を控えた1日午前1時半ごろ、民主党会派からの離脱届を出した16議員の一人が、説得を続けていた国対幹部に涙声で電話を入れた。
(毎日新聞/3月1日(火)23時57分配信より抜粋)
菅直人くん。
枝野幸男くん。
玄葉光一郎くん。
安住淳くん。
北澤俊美くん。
野田佳彦くん。
そして、岡田克也くん。
『民主党』に一票を投じた有権者達によって、国政の場に送り出されている<民主党国会議員>が、衆議院本会議の採決に「有権者を裏切ってまで出られない」ジレンマを、感じ取れるだけの感性が、君たちには有るか。
▶<民主党造反>採決欠席16人処分へ 午後に役員会(毎日見出し)
>1日未明に11年度予算案を可決した衆院本会議で、民主党会派からの離脱届を提出した同党衆院議員16人が採決を欠席したことに対し、政府・民主党から党による処分を求める声が相次いだ。同党は1日午後、役員会などを開き、16人の処分に踏み切る構えだ。≫
自らに突きつけられた「正義の諫言」を、聞き入れるだけの理性も無い「菅直人政権」は、既に「規定時間は終了」している状態である。
「知らぬはおのれ達ばかりなり」
>枝野幸男官房長官は1日午前の閣議後会見で「党で厳しく処置されると確信している。毅然(きぜん)と対応し、国民の理解を得たい」と述べ、党執行部による処分が必要との認識を示した。≫
国会議員は、国民の代議員である。
国民により選ばれ、国民により「代議権を負託され」ている。
当然、彼等の行動は「国民の為」にのみ、向けられるべき物である。
ただ、国会議員の活動を歴史的に振り返ってみれば、往々にして「国民の期待」を裏切る行為に走る事も多い。
「党員」としての議員が、「党の行き先」が国民を裏切っている場合、党の動きに逆らってまで、<毅然>と国民の為に行動する事は、非常に困難な事であろう事は、想像に難くない。
党の理論、永田町の理論が優先して、国民を裏切る結果になる行動を平気でとって来たのが、これまでの『自民党政治』ではあった。
そのような事実は、普通国民には知らされない事が多いが、一旦公になれば、国民のしっぺ返しを受ける事になる筈である。
ただし政治の理論に逆らって、逆に「毅然と国民の利益を守る」行動に出れば、国民は当然理解する。
今回の場合、国民の理解を得られるのは、『枝野』か『渡辺組16人』かは、語るを待たない。
>玄葉光一郎国家戦略担当相も「一定のけじめが必要になるのではないか」と同調した。≫
『けじめ』とは、そもそも何か。
彼の言うけじめは、「指を詰める」方面の方々の『ソレ』と、同じ物にしか聞こえない。
>これに先立ち、民主党の安住淳国対委員長は1日未明、記者団に「再三(出席を)働きかけたが、与党議員の責任を放棄した。処分の対象にならざるを得ない」と指摘した。≫
彼等は、「涙声で」出席出来ない事を伝えた。
この「涙の意味」が、君等に分かるか。
最も、分かるだけの<正義感>も<政治理念>も、更には人間としての<規範>も無いからこそ、このような事態を招いている訳である。
渡辺浩一郎氏ら16人の姿勢は、一点の曇りも無く公明正大、党の過ちに対して、党議に逆らってまで、「党としての政策により選出された議員」としての立場を貫いた行為は、責任の放棄どころか、大げさでは無く「議会制民主主義の正義の拠り所」と言えよう。
>北沢俊美防衛相は「一時も早く(16人に)目覚めてもらいたい。ものの分かってない人を強い姿勢で処分するのは必ずしも得策でない。あわてて処分に至る前に、幼い子には温かく教育してやることも大事だ」と慎重な姿勢を示した。≫
偉そうに。
「物の分かっていない」人間が、正しく判断した結果として、党議に逆らった「物の分かっている」人間に対して、逆の説教口調。
恥を知るが良い。
(恥を知らぬからこそ、国民の選択を裏切れるのであろうが。。。)
いつまで、そのような「オタメゴカシ」の口を聞いていられるか。
いかにホームであっても、『ロスタイム』は極めて短い事を思い知るが良い。
>16人の欠席で予算案への賛成は295票にとどまり、予算関連法案の衆院再可決に必要な3分の2(318議席)を下回った。民主党の岡田克也幹事長は「野党も(予算関連)法案が通らないことによる国民生活への影響は分かっている。誠意をもって話せば道は開ける」と述べ、与野党協議で成立を図るとした。野田佳彦財務相は会見で「困るのは民主党でも自民党でもなく、日本経済と国民生活。チキンゲームでなく虚心坦懐(たんかい)に意見を言って成案を得ることが大事だ」と語った。≫
ちょっと待ってくれ。
たとえ、予算案が通過しなくても、国民生活への影響等ほとんど無い。
国民に取って、多少公共事業が遅れようが、関係ないのだ。
緊急を擁する案件毎に、その場その場で『暫定予算』を組めば良いだけの話。
めんどくさい仕事が増える分、「困る」のは官僚達でしかない。
「困るのは、国民でも国民生活でもなく、担当官僚と官僚組織」
「官僚お手盛り予算をウソで塗り固めた、国会ゲームではなく、誠心誠意に国民の意見を取り入れて成案を得る事が大事なのだ」
>渡辺浩一郎氏ら16人は1日午後、記者会見する。渡辺氏は本会議採決を欠席したことに関して「経緯を説明したい」としており、離党や新党結成は否定した。
【毎日新聞/3月1日(火)11時59分配信】
つい先日まで、小沢氏の「政治倫理審査会」だの「証人喚問」だので、全く議論が滞っていたはずの国会で、いきなり「年間予算」案が本会議で採決、なんて。
一体「いつの間に」内容を吟味して審議したのだ、と言いたいものだ。
「予算委」を開き、数日で「強行採決」、その後直ちに「本会議」で即「採決」。
こんな「茶番」で、ニッポンの予算が決められて来た。
戦後、延々と今日まで。
民主党に、国民が与えた「政権交代」でも、菅直人一味の手に依って「同じ道」を進むだけに相成ってしまった。
財務官僚が造り上げる。
後は、「国会審議」と言う『形式を踏んで」可決、執行。
なんて事は無い、政治主導どころか、予算編成に「政治が介入」する余地など、何処にも無いでは無いか。
財務三役が、膨大な各分野に渡る予算を、じっくり調査熟考して決定しているとでも、言いますか?
バカバカしい。
しかも、少なくとも「衆院選」で国民に約束した<財政特別会計>の解体と<組み替え>等、全く反古にしてしまって、財務官僚の言いなりに、『消費税増税含み』で『法人税引き下げ含み』で汲み上げた<予算案>など、国民は「見るまでもなく」賛成し難い物である事くらい、皆分かっている。
そんな「選挙公約違反」ででっち上げた予算案に、『民主党議員』の立場で『反対票』が投じられない、しかし「断じて賛成は出来ない」と言う、ぎりぎりの選択での「本会議欠席」を決められた、渡辺浩一郎氏ら16人は、未だに民主党のマニフェストに期待を捨てきれない国民にとって、希望の星である。
▶どうする スッカラ菅首相! 内閣不信任案可決の条件が整ったゾ(ゲンダイ見出し)
>足元グラグラの菅政権が、ついに崖っぷちに追い詰められた。16人の会派離脱、松木政務官の辞任に次ぐ「三の矢」が放たれたのである。
>政策集団「日本維新連合」を旗揚げした。注目を集めたのは準備会合に集まった人数で、ナント58人の国会議員が出てきたのだ。
>「衆院の定数480のうち、民主党・無所属クラブの議席数は現在307。68人が造反すれば過半数を維持できなくなる。この状況で、維新連合に51人が集まった意味はとてつもなく大きい。維新連合と会派離脱組の16人でカブっているのが2人いるから、合わせて65人。過半数割れまであと3人です」
>これも楽々クリアできそうだ。会派を組んでいる無所属5人のうち、石川知裕議員と中島正純議員は親小沢派だし、なにより小沢本人や一新会、北辰会のメンバーもまだたくさんいる。野党が内閣不信任決議を提出した場合、新党日本の田中康夫議員らも同調するだろう。つまり、いざとなれば不信任案が可決される環境が整ったということだ。
>16人が会派離脱を宣言した際、執行部は「あいつらに何ができる」と相手にしなかった。ホント、政局カンがない執行部だ。そうこうしている間に、包囲網は着々と狭まっている。
【日刊ゲンダイ/2011年2月28日 掲載】
菅直人一味に与えられている『ロスタイム』は、あとどれだけ残されているのか?
タイムオーバーが、待ち遠しくて堪らない。
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