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今日の日刊ゲンダイのネット版である「ゲンダイネット」に1面の表紙に美味しそうな見出しが躍っている。「菅民主 崩落一直線 予算委16名造反」、「小沢反撃 不服申し立て」、「支持率低下で居直る菅 鉄面皮の亡国」と読める。これらの見出しを駅店頭で見れば、「そうだ!」と思い、間違いなく買ってしまうだろう。
今日は、書かなければならないことがたくさんある。思いつくまま述べる。
上記の日刊ゲンダイの見出しにあるように、予算委員会での16名志士の行動は、執行部から見れば「造反」と映るが、本人達の立場からは、「マニュフェストを支持してくれた国民の代表としての行動」だろう。執行部が何と言おうと我々は支持する。この16名の志士に対して、渡辺代表だけを党員資格停止とし、他の15名を厳重注意とした。枝豆官房長官が党として厳重に処置してくれるだろう言ったが、16名全員を処分するのは、さすがにビビッタようだ。
最近、常任幹事会メンバーは党員の処分の仕事しかしていないのではないか。あのろくでもない顔を見るのはウンザリした。16名の代表の渡辺氏は、今回の欠席は小沢さんへの議決に対する抗議ではないと言った。比例議員の行動として、その大義は間違っていない。毎日、朝日が口を極めて、新党派を作る正当性を批判したが、本家の菅自身がやっていたということで、その後何も言わなくなった。マスコミもこの程度のレベルである。
岡田幹事長は、彼らは今回の行動の意味を良く分かっていなかったので、もう一度チャンスを与えるつもりで厳重注意にしたという。何を言っているのだと言いたい。こんなことを言われて、「はい」その通りだというお子ちゃまはいない。
丁度、この記事を書いているときNHKのニュースウオッチ9でまたしても大越キャスターが暴言を吐いた。今回の16名の国会欠席を「サボタージュ」と言い切った。こんな男のために受信料が使われていると思うと怒りを覚える。この男は、基本は新自由主義で前原の考えに近い。
今回の執行部の処置は、自分たちの失敗には大甘であるが、小沢グループには厳しく、すぐに処罰する。では勇気ある16名の志士は今後どうすればいいかというと、解散総選挙の時にはこの16名は、マニュフェストを変えてしまった議員の小選挙区から反対票の受け皿として立候補すればいい。きっと全国の多くの小沢さんを支持する国民が投票するだろう。また後援組織として動いてくれるだろう。
昨日の夕方のTBSのニュースで、前原の政治団体「まえはら誠司東京後援会」が政治資金収支報告書のパーティー券の購入者の欄に、事実に反する記載をしていたことが明らかになったと報道された。総選挙の4か月前、民主党が野党だった2009年4月15日。報告書には、千葉県四街道市の番組制作会社から50万円、さらに都内の競馬情報誌会社から50万円のパーティー券の購入を受けていたことが記載されている。このうち、千葉県四街道市の番組制作会社が、実際にはパーティー券を購入しておらず、政治資金収支報告書の記載は事実に反することがJNNの取材で明らかになった。事務所はこの事実を認め修正すると言っていた。
あれだけ、民主党内で小沢さんらの「政治とカネ」を批判し、政治家は襟を正さなければならいと偉そうに言っていたが、ここでもやはり「口先番長」であった。口先だけは立派だが、実際の行動は口で言ったこととまるで違う。こういう男が世論調査で次期総理大臣のトップということだから、如何にマスコミの世論調査がいい加減か分かる。
期づれの記載ミスで逮捕された石川議員からすれば、前原だって逮捕されるべきである。検察もそうしないと公平性に欠けるだろう。まして、平の石川議員と大臣の前原では、前原がよく小沢さんに言っているように責任の度合いが違うだろう。
昨日、大久保元秘書の公判があったと、珍しくNHKが報道していた。他のマスコミのWEBニュースを見ても出てこない。NHKの放送では、大久保元秘書は全面的に関与を否定し、検事調書は逮捕された大阪地検特捜部の前田前検事が勝手に作成したものだと述べた。この中で、前田前検事が、私用のPCで検事調書を作成しながら、大久保氏に「今作文の時間だからね」、「ここで大久保さんがこう言ったことにしよう」と話していたと証言したそうだ。
検事とは、人を起訴し立件する立場なのだから最も法に忠実でなければならないはずであるが、人権なんか、何とも思っていないようだ。この調書は証拠から取り下げられたから救われるが、前田検事が逮捕されていなければ立派な自白証拠とされたであろうことを考えるとぞっとする。
今の民主党の混乱、さらに言えば日本の政治の混乱は、検察権力、それを支えたマスコミ、さらに利権勢力が、総理になるべき立場にいた小沢さんを引きずり下ろしたことから始まったのである。
この失われた時間をもう一度巻き戻さなければならない。そのためには国民が支え、もう一度主役とならなければならない。
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