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北大の山口二郎教授、「官」(凌雲会)クーデター政権発足後、9ヶ月もの政治空白が日本にとって致命的なんですよ。わっかるかなぁ〜?( 父さんの日記)
http://rightaction.cocolog-nifty.com/blog/2011/03/9-d8a1.html
いま巷では、予算関連法案も通さず政局に明け暮れることは政治空白を生むだけだとの、わけのわからない、国益と国民生活を無視した支配層寄りの論調があるようです。
民主党政権は小沢・鳩山ダブル辞任後からこれまで、米国からのミッション遂行に熱中し、加えて無知無能故の無策と幼稚な国会運営のお陰で、鳩山政権時に打ち出した「国民の生活が第一」の政策を悉く潰し、外交も世界中から全く相手にされず、何一つとして成果を上げていません。
無知無能無策の「官」(凌雲会)クーデター政権の存在そのものが「政治空白」です。彼らが今後も居座ることは、9ヶ月間もの長期にわたり国民が耐えたこの悲惨な「政治空白」を、更にまた延長させることを意味します。
そして政治空白のままに、TPPという「米国の利益ための一方的貿易協議」に参加させられ、過去「年次改革要望書」 に記された「米国による米国のための日本改造命令」の悉くを、個々の案件についていちいち法制化する必要もなく、自由貿易の名の元、一気に実現させられてしまいます。「開国」などという話ではなく、まさに「日本沈没」を招く事態にまで突き進んでしまうのです。
TPPは、日本の食糧政策、エネルギー政策、金融政策、国土保全政策、水資源保護政策など、多岐にわたり影響を及ぼします。日本の安全保障上の視点から熟慮すべき重要問題なのです。
現在の日本は、食料は米国と中国に、エネルギーは実質米国に押さえられる状況で、食糧の自給率向上も自前のエネルギー調達もままならない状態です。エネルギー問題では今後、世界中でエネルギー資源の確保を進める中国にも押さえられ、日本の運命は米中の二大大国に握られることになっていきます。
故田中角栄氏が、中国との外交やエネルギー政策で自立しようと試み、それに激怒した米国からロッキード事件を仕掛けられ失脚したことは、多くのみなさんご存じの通りです。
田中角栄が陥れられた謀略以降も、日本は米国から食料やエネルギーなど "日本のセーフティネット" を押さえられ、身動きが取れない状況が続いています。
米国にセーフティネットを押さえられた日本は、冷戦終結後は米国から命令された構造改革や規制改革という名の売国政策で、国民の富と安全までを売り渡してきました。そしてこのままでは、TPPによって完膚無きまでに奪い尽くされるでしょう。
更にそこに大増税が追い打ちをかけ、国民生活と日本経済を完全に破壊させます。
現在起きている政治空白は、日本史上最悪の、国家を破壊する致命的状況なのだと認識すべきです。
早急に"官"直人を引きずり下ろし、現クーデター政権を消滅させ、国民生活向上と国家発展のための「主権者国民政権」を復活、一昨年の政権交代時の状態に戻さねばなりません。
ところがこの重要な現在の局面において、2月27日、北海道大学の山口二郎 なる教授が東京新聞朝刊の「本音のコラム」で、なんとも情けないアホなことを宣ってました。
<2月27日付東京新聞朝刊「本音のコラム」から引用>
再編という誘惑 山口二郎
このところ、週を追うごとに菅政権を取り巻く環境は厳しくなっている。野党との交渉を進めようにも、足元がぐらついたら民主党は相手にされない。
民主党には、民主政治、政党政治の基本をわきまえていない政治家が多すぎると非難せざるを得ない。まさに国難とも言うべき時に、与党の会派から離脱するだの、政務官を辞任するだの、常識では考えられない。自分勝手にも程があると思う。
今の民主党の衆院議員は一昨年の総選挙で示された民意に拘束されている。国民は民主党に権力を預け、国民生活を支える政策の実現を託した。
議会政治は、まさに小沢元代表が言う通り、数の論理で動く。政治家一人では何もできない。今の執行部に異論を持つのも当然と理解できる。しかし、あくまで党内で政策の立て直しのために最大限の議論をするのが政党政治の道筋である。
今回反旗を翻した政治家は、河村たかし名古屋市長などとの連携で活路を開くことを仄めかしている。この種の再編話は、賽の河原の石積みである。羊頭狗肉の減税で国民の目を欺くなど、詐欺師のやり口である。
民主党を政権交代からたった一年半で空中分解するような脆弱な政党にしてよいのか。民主党を壊そうとする連中は、日本の政党政治そのものの崩壊を進めているのである。
<引用終了>
これを読むと、この人、本当にアホにしか思えません。
米国・官僚・経団連・マスコミ・自民清和会系と民主凌雲会を中心とする売国対米隷属政治屋という、日本の支配層に関する不理解のためか?それとも官房機密費絡みの御用学者なのか?よくも現状認識のないこのような稚拙な論説を公開できるものだと思います。
私は山口二郎教授の著書を読んだことはなく、新聞雑誌での論考も今回のコラム「再編という誘惑」が初めてでしたから、この論考だけで山口教授がいかなる人物かを読むことは不可能です。それ故、山口教授の人物像をここで私が安直に決めつけて書くことも失礼かとは思います。
しかし Wikipedia に目を通した限りでは、山口二郎氏はウラのドロドロした部分や政治屋を動かす支配層のことは見ず、日本の政治の表層部分だけに反応し自己主張する、底の浅い学者のように見えてしまいます。
ということで、山口二郎教授は、日本を実質支配する悪徳ペンタゴン(米・官・業・政・電)の存在も知らず、目の前で起きる現象についての論考を続けているのだと、現状そのように理解することとしました。
山口二郎教授から政治・行政学を学ぶ北大の学生も不幸なら、彼の論説を新聞・雑誌で読み「思考誘導」される国民もまた、不幸だと思います。
以下、山口二郎教授の主張に対する私の意見を書きます。
▼「野党との交渉を進めようにも、足元がぐらついたら民主党は相手にされない」
まず昨年の参議院選で大敗し、野党と交渉せねばならないねじれ現象を創り出したのは、「官」(凌雲会)クーデター一派です。そして野党が交渉に乗らないのは、政権を崩壊させ解散総選挙に持ち込みたいからです。これは国民みんなが知っている事実です。
また今や独りぼっちの"官"直人も、ポスト"官"直人に裏で動く仙谷由人も、米国から次期総理と期待されるスパイ前原誠司も、みんな一丸となって米国からの指令である「民主党崩壊」に舵を切っていたことを認識すべきです。
ただここにきて彼らの目算が狂ったのは、野党との連携を前提とした民主党壊滅作戦であり、民主党崩壊後は野党と連携での売国対米隷属・新自由主義推進政権の誕生を目論んでいたところが、今は誰も連携する相手がいなくなり、もしも民主党が崩壊したら自分たちの行き場が無くなってしまうという、要するに墓穴を掘ってしまい、その立て直しのしようがなく混乱しているのです。
民主党内を分裂させ足元をぐらつかせたのは、彼ら「官」(凌雲会)クーデター一派であり、野党から信頼されない彼らが野党との交渉や調整などできるはずもありません。
▼「まさに国難とも言うべき時に、与党の会派から離脱するだの、政務官を辞任するだの、常識では考えられない。自分勝手にも程があると思う」
冒頭書いた通り、現在の「官」(凌雲会)クーデター政権の存在そのものが「政治空白」現象であり、国難なのです。その認識なくして今後の政治と国家再建に向けた話を論ずることは不可能です。山口教授にはその認識が欠如しています。
与党会派からの離脱も政務官辞任も、「政治空白」をなくし主権者国民のための政治に回帰するための正義の行動であり、自分勝手などではない、愛国心溢れるものです。
ここまで読んだ時点で、この山口二郎教授には分析力・検証力・洞察力が欠如していると判断しました。
▼「今の執行部に異論を持つのも当然と理解できる。しかし、あくまで党内で政策の立て直しのために最大限の議論をするのが政党政治の道筋である。」
この人、ほんまにアホです。党内で政策の立て直しのために最大限の議論をする人間が、現執行部にいるとでも思っているのでしょうか?
2009年のマニフェストを悉く覆し、党内での議論一切なく「緊縮財政」「消費増税」「法人減税」「TPP参加」へと猛進しているのは、「官」(凌雲会)クーデター一派です。「武器輸出三原則の見直し」もいずれ復活するでしょう。
それに対し一貫して挙党一致を前面に出し、国民のための政策協議をして民主党の立て直しを図ろうと訴えてきたのは、小沢一郎氏と小沢氏を支持する議員達であり、それを無視・拒絶し、全くの協議なしで独裁を続けているのが党執行部と政府です。
党執行部がこのように壊れた状態で、政党政治の道筋をどのように進めと仰るのか? 現状把握が全くできていないか、どうぜ読者は政治音痴の馬鹿ばかりと世論誘導を謀ったかは知りませんが、私には、机上の論理だけを唱える実学のない学者さんのようにも受け止められます。
▼「羊頭狗肉の減税で国民の目を欺くなど、詐欺師のやり口である」
この部分、財政出動による経済発展から税収増を実現し、国民負担を軽減しようとする政策に、どのような異論を持つのか、今後山口教授の主張を聞くなり読むなりしてみたいものです。
まさか、この期におよんで「緊縮財政と増税」を主張するつもりでしょうか?
▼「民主党を政権交代からたった一年半で空中分解するような脆弱な政党にしてよいのか」
空中分解させたいのは"官"直人です。空中分解を阻止し党の立て直しを図ろうとしてきたのが、小沢一郎氏と小沢支持議員たちです。
しかし、もうそんな状況は過ぎ、本当に空中分解しそうです。
小沢一郎氏や民主党と関わるある方からの情報では、"官"直人はずっと「民主党なんてどうなってもいい、自分には関係ない、興味ない」などと、党職員や近い人物に話しているそうです。
米国におだてられ首相になり、米国の命令通りに小沢一郎の抹殺と日本売り渡しを完結させることが、"官"直人の目標です。そのために民主党が崩壊しようと、そんなこたぁ、知ったこっちゃぁありません。
加えて、"官"直人はいま大変追いつめられ焦っています。
この政治空白の9ヶ月間、彼が見せたパフォーマンスは、米国の「属国宰相の資格審査基準」にことごとく「不可」とされ、唯一「可」とされたのは米国への従属姿勢だけでした。"官"直人は既にハシゴを外されていると考えるべきでしょう。
▼「民主党を壊そうとする連中は、日本の政党政治そのものの崩壊を進めているのである。」
ということで、
民主党を壊そうとしている連中は、"官"直人と、凌雲会を中心とする売国対米隷属・新自由主義派の連中なんですよ、仙谷・枝野・前原・岡田・北沢・玄馬・安住らです。
わかってもらえたかな〜、山口二郎教授?
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