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政権が末期状態になり、今までドロドロとした矛盾や不合理を内蔵しながらも抑え込んでいたマグマが、一気に吹き出てきた。ブログでも何から書いていいか分からなくなるぐらい、さまざまな出来事が出てくる。何とも情けない状態になってきた。
まず、末期症状の首相を支える党の岡田幹事長の発言を挙げてみる。岡田が「誰が見てもできないことを、いつまでもできると言うのは、まさしく国民に対する不正直だ」と言ったそうである。こんな言葉で野党を恫喝する資格は、「あなた」にはない。
無駄を徹底的に絞って、こういうのならまだ分かるが、全くやっていないのではないか? 国民は徹底気にやることを期待したから投票したのだ。蓮舫のような客寄せパンダにパフォーマンスで事業仕分けをやらせて、お茶を濁してしまった。膨大な特別会計にも大きく切り込むはずであったが、名ばかりで済ませて、これで調査は終わりとお墨付きを与えてしまった。この程度のパフォーマンスであるなら、まだ手つかずに残しておいた方が良かった。こんなことをヌケヌケと言うことこそ、国民に不正直である。
またあれだけ「天下り」を批判していたが、自民党時代よりはるかに多い天下りを許している。また、政治主導と言いながら、早々と事務次官にも出席させ、官僚政治に戻してしまった。マニュフェストで唱えていたことと、やることが全く違う政党になってしまった。
また、菅首相は、この時期に至って子供手当の金額を見て「びっくりした」とほざいた。自分は本当はやりたくなかったと言い、自分の責任ではないという言い草である。この人は、鳩山政権時においても、副総理であったにも関わらず、沖縄の問題は私の仕事でなかったので、菅(関)係ないというような言い方をした。全て、この人物はそういう言い訳をする。逃げ菅である。
菅語録の中でも極め付きは、民主党の機関紙「プレス民主」の政策ビラに掲載された菅の夫人の漫画が24日の党代議士会で一部議員から批判されたことについて、菅は「(夫人)本人は全然気にしていません」と語ったという。「本人は気にしていない」ということ自体、菅の頭の構造を疑ってしまった。
そもそも、世間でなぜこの話題が問題になっているか、全くわかっていない。夫は首相かもしれないが、何の資格もない者(夫人)が、のこのことしゃしゃり出てくる自体が異常ということを全くわかっていない。誰も偉そうにどこでも出てくる夫人などは見たくはないのだ。菅もその一般感覚を全く分かっていない。何が「全然気にしていない」だ。いい加減にしろと、こっちが気にして、不愉快に思っているのだ。
夫人がここまでしゃしゃり出てくるのは、菅の摂政は自分だと自負しているからだろう。普通、自分の妻がここまでしゃしゃり出てくれば、いい加減にしろと言うだろう。それが言えないところに菅の悲劇がある。いつも母親のように叱咤されているのであろう。小学生でもあるまいし。
大手マスコミのWEBニュースには出ていなかったが、今購売している昨日の地方版には、前原、仙石、枝野が都内で会談し、菅政権はもう保たないとして、前原グループの議員たちへ解散、総選挙のため準備するように大号令を掛けたということである。
上記の前原、仙石は、菅代表が小沢氏との挙党体制を一旦は決めたとき、小沢排除を菅に迫って、民主党を今の状態にした張本人である。前原はまさに口先番長で、ニュージーランドの地震の救助機に犠牲者の家族を乗せると言って、また前言を撤回した。この人のやること為すこと全てがこの調子である。こんな口先だけの男をポスト菅にするよう蠢いているようだが、それなら総選挙で政界再編してもらった方がいい。
その方が、民主党では資格停止で代表選挙に出れない小沢さんも首相になることが出来、日本のためである。
小沢さん自身も昨日、鹿児島で「政治状況は内外とも混沌としている。総選挙にならないとも限らない」とも語り、菅首相が衆院解散に踏み切る可能性に言及した。今回は公の前で述べたのは初めてである。
また「ひたすら国民の生活が第一という純粋な思いを持った政治家が求められている」と述べたそうである。それはまさに自分だと言いたいのであろう。
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