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小沢一郎の『普通の国』は、ガンディーの『非暴力・不服従』だ
2010-11-28 | 小沢一郎19世紀、イギリスは大植民地帝国を形成した。
植民地の人々は自らの境遇を嘆き、独立運動を開始し、多くの英雄を生んでいった。
インドのガンディーはその代表的な人物であろう。
植民地の多くは第二次大戦後独立した。
日本が唱えた『東亜新秩序』『大東亜共栄圏』構想は、東アジア諸国の植民地からの解放をも含んでいたが、それは日本の敗戦にもかかわらず、歴史の大きな流れとして実現されることとなった。
二つの大戦で勝利したアメリカは植民地を作らなかった。
植民地には経費がかかるし、やがて独立運動が起こることを歴史が証明したからである。
では本当に植民地がなくなったのかといえばそうではない。
もっと巧妙な形で植民地と同じ状態が作られている。
アメリカは日本を占領すると、軍政による直接統治を敷かず、間接統治という非常に緩やかな統治形態をとったように見えた。
しかしアメリカがまっ先にやったことは新聞の検閲である。
昭和20年9月20日頃を境に新聞の内容が一変する。それも各社一斉にである。
いわゆる『プレス・コード』である。
その変わり方は、まるで手のひらを返すかのようで、異様なほどの変わり方である。
それから60年以上経つが、日本の大手メディアの報道姿勢は今も変わらない。
日本は敗戦によってまずメディアの独立性が失われた。
メディアの報道統制が行き渡ったところで、敗戦から7年後の1952年に日本は独立した。
しかしその独立条約は日米安保条約と引き替えであった。
日本の軍事面はアメリカに握られたままである。
米軍の日本駐留は今も続いている。
その最たるものが沖縄の米軍基地である。
軍事的に自国を守れない国が、国際社会で自立することは難しい。
確かにその後、軽武装経済最優先により、日本は経済成長を遂げたが、
そこで生まれた日本の資産は米国債の購入という形でアメリカに移転させられることになった。
日本のもつ米国債はたぶん償還されることはなく、焦げついたままいつまでも残るであろう。
それにもかかわらず日本はそれを買い続けなければならない。
それを『買わない』といった者は、橋本龍太郎首相のように首にされるか、中川昭一財務相のように不審死を遂げることになる。
このようなことを考えると日本は、政治的にも経済的にも軍事的にも本当に独立しているとは言い難い。
しかしかたち上は独立しているのだからよけいにタチが悪い。
この不自然さに気づく人も少ない。
しかし極端な親米政策をとった小泉改革後、この不自然さに少しずつ気づく人が増えてきたようである。
民主党政権に変わって小沢叩きが激しくなるにつれ、ますますそれに気づく人が増えているように思える。
小沢一郎の『普通の国』とは、日本の置かれるこのような不自然さを前提として初めて理解できる言葉である。
小沢一郎は『普通の国』として、『普通の独立』をめざしている。
それを曲解してメディアが伝えるものだから、それを信じて小沢を嫌う人も多いが、
小沢一郎があまりにもひどくメディアに叩かれるものだから、そのことによって返ってその不自然さに気づく人も出てきている。
小沢一郎が『普通の国』という言い方をするのは、日本の置かれている現状が決して普通の国ではないからである。
ガンディーの『非暴力、不服従』はイギリスへの抵抗の言葉として分かりやすいし、誰にでもすぐに分かるだけの国内状況がそこにはあった。
小沢一郎の『普通の国』もそれと同じアメリカへの抵抗の言葉なのだが、それとすぐに気づく人は少ない。
それだけアメリカの日本統治が巧妙で、一見しただけでは日本が真の独立を果たしていないことに気づけないからである。
日本では、暴力の存在に気づかれないように暴力がふるわれ、服従の実態に気づかれないように服従させられている。
あたかも日本には暴力も服従も存在しないかのような雰囲気が演出されていて、日本が一番平和で一番普通の国であるかのように思わされているが、小沢一郎はそのような戦後のウソを『普通の国』という言葉で国民に訴えかけようとしている。
それが的を射たものであったことは、それを隠すために、アメリカやマスコミの本気で小沢叩きをしたことに逆に現れている。
しかしいくらマスコミがウソを隠そうとしても、それに気づく人は出てくる。
ガンディーの運動が草の根運動であったように、小沢一郎の訴えに賛同する人たちも草の根からわき起こっている。
10月24日の東京デモを皮切りに全国各地で展開された『反検察・反マスコミデモ』は、日本版『非暴力・不服従』デモである。
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