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“特異な性格”菅降ろし四苦八苦…小沢系が選択した非常手段は?
2011.02.25 :夕刊フジ
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20110225/plt1102251553002-n1.htm
内閣支持率が「退陣水域」の10%台に入りながらも、まったく辞める気を見せない菅直人首相(64)を引きずり下ろす“最終作戦”が民主党内で進行中だ。小沢一郎元代表(68)に近い議員16人の会派離脱表明に続き、側近の松木謙公農水政務官(52)が辞任。原口一博前総務相(51)も分派活動を始めた。対する菅首相は、予算関連法案の成立が絶望的となったことで「ぶち切れ解散」に踏み切る可能性もある。そんななか、党内では菅首相の「代表解任決議」という非常手段が検討され始めた。
「大変残念だ」
菅首相は24日夜、松木氏の辞表受理について、こう語った。周辺には「松木を罷免すべき!」との強硬論もあったが、「親小沢」の副大臣や政務官は13人おり、これ以上の波及を避けた形。側近の江田五月法相は同日午前、「(政権内の)動揺は全くない」と平静を装った。
野党各党が攻勢を強め、身内からの反乱も相次ぐなか、政局の焦点は予算関連法案の成立を飛び越え、菅首相の進退問題に移っている。選択肢は「退陣(=総辞職)」「解散」「政権居座り」の3つだが、現時点でほぼ、「退陣」か「解散」に絞られてきた。
内閣支持率が20%以下で解散に打って出れば、「公示日時点で150人が即死(=落選)」(ベテラン議員)という大惨敗は必至。このため、普通の神経の首相ならば退陣を選ぶが、問題は菅首相の「特異な性格」だ。
永田町事情通は「1992年6月13日深夜、PKO法案採決時の衆院本会議での攻防劇が忘れられない」という。
「菅首相は当時、社民連副代表で、衆院議運委員長の解任決議案への賛成討論を行った。制限時間をオーバーしても注意を無視して演説を続けたため、議長命令で衛視に抱えられて降壇したが、菅氏は最後まで演壇にしがみついて抵抗した。とても、自ら退陣するようなタマじゃない」
さらに、菅首相には心強い援軍もいる。伸子夫人だ。昨年9月の代表選で、一時弱気になって小沢氏と手を組もうとした菅首相に対し、伸子夫人は「小沢さんに付いてはいけない」「ここは格好よく討ち死にしなさい!」とハッパをかけ、「反小沢」を貫かせた。
その流れはいまも続いており、菅首相は小沢氏壊滅に執念を燃やしている。小沢グループによる「菅降ろし」に断固抵抗して、「ぶち切れ解散」に打って出る可能性も高まっているのだ。
これに対し、小沢グループは1回生議員が多く、選挙となると大半が討ち死に必至。そのため、「菅降ろし」の非常手段を検討している。ベテラン秘書はいう。
「その手段とはズバリ、民主党代表の解任決議だ。菅首相や周辺は解散総選挙も視野に入れているようだが、誰も負ける戦はしたくない。中間派も巻き込んで、菅首相を代表から引きずり下ろす。内閣不信任案に賛成すると離党せざるを得ないが、両院議員総会での代表解任決議なら傷は小さい。新代表で体制を一新して、野党に連立参加を求めていく」
こうした戦略は2005年7月、郵政解散に打って出ようとした小泉純一郎首相に反対して、自民党の亀井静香元政調会長らが「総裁解任決議で対抗する」と模索したことがある。
政治評論家の浅川博忠氏は「あり得る」といい、こう解説する。
「菅首相が予算関連法案不成立でも居座ったり、解散の危機を感じたら『解任決議』で対抗することは考えられる。ただ、菅首相の性格から考えると、後ろから鉄砲で撃たれての退陣は選ばず、『殺られる前に殺る』と解散するだろう。衆院選は分裂または分党選挙となる。選挙後の政界再編は避けられない」
すでに小沢グループは、小沢氏が前面に出るのを避け、原口氏を中心にして、名古屋市の河村たかし市長など地方の人気首長と連携して選挙戦を戦う「傀儡(ダミー)戦略」を進めている。
菅首相への「解任決議」が出る日は、「民主党最後の日」となる怖れもある。
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