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自民「政権が瓦解」=公明「大義名分ない」−松木氏辞表
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011022301100
小沢一郎民主党元代表に近い松木謙公農林水産政務官が辞意を表明したことについて、自民党の小坂憲次参院幹事長は23日夜、取材に対し「政権が瓦解(がかい)してきた」と指摘した。また、田野瀬良太郎幹事長代理は「土砂崩れが始まった。大崩落の先は菅政権の退陣や衆院解散・総選挙だ。選挙態勢の構築を急ぎたい」と述べ、衆院選準備に全力を挙げる考えを示した。
脇雅史参院国対委員長も「予算を成立させるのが政府・与党の責任なのに、党内抗争にいそしんでいる。無責任な民主党の本質が出た」として、民主党を批判した。
石破茂政調会長は松木氏の行動について「小沢氏の動きに連動する人が純粋比例代表選出議員以外に現れた。(しかし、)そのような人たちとわれわれは価値観を共有しない」と突き放した。逢沢一郎国対委員長は「政権を維持していく力が弱くなっている。菅直人首相一人が強がりを言っているが、足元はがたがただ」と述べた。
公明党の山口那津男代表は「大義名分のない行動だ」と断じ、社民党の福島瑞穂党首は「何のために辞任するのか。国民に分かりにくい」と疑問を呈した。
(2011/02/24-01:29)
◇
松木政務官 24日辞表提出へ 2月24日 5時15分 :NHK
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110224/t10014258771000.html
民主党の小沢元代表に近い松木農林水産政務官は、小沢氏への党の処分など、菅総理大臣の政権運営に反発し、24日、正式に辞表を提出することにしています。小沢氏に近い16人の衆議院議員による会派離脱届提出に続く、今回の事態は、党内対立の深刻さを浮き彫りにした形で、菅総理大臣の政権運営は一段と厳しいものになりそうです。
松木農林水産政務官は、22日、強制的に起訴された小沢元代表に対し、民主党が、裁判で判決が確定するまでの間、党員資格を停止する処分を決めたことなどに反発を強め、23日夜、細野総理大臣補佐官に、菅総理大臣宛ての辞表を渡し、政務官を辞任する意向を伝えました。このあと、松木氏は記者会見し、24日に菅総理大臣に会い、正式に辞表を提出することを明らかにしたうえで、「TPP=環太平洋パートナーシップ協定は推し進めてほしくない。政権交代した時に考えていなかったことを一生懸命やるのはどうしても納得できない。予算案に反対するつもりでやっているわけではない」と述べました。さらに、松木氏は、「小沢氏にはまだ連絡していない。小沢氏は、『役職に就いた人間はしっかりと全うするように』と言っていたので、申し訳ない」と述べました。これについて、菅総理大臣に近い江田法務大臣は、NHKの取材に対し、「政権を引っかき回そうということかもしれないが、影響はない」と述べるなど、総理大臣官邸側は、ニュージーランド地震の対応に政府挙げて取り組んでいるなかで、理解は得られない行動だとして、冷静に対応したいとしています。また、党執行部は、当面、ほかの政務三役から松木氏に続く動きが相次ぐことはないとみています。しかし、先の、小沢氏に近い16人の衆議院議員による会派離脱届提出に続く、今回の事態は、党内対立の深刻さを浮き彫りにした形で、閣内には「政務三役が辞めるという影響は大きい。政権は厳しい局面になっている」という受け止めが出ており、菅総理大臣の政権運営は一段と厳しくなりそうです。
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