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自分の内面に耳をすまし、それ自身が巨大な脳である自然界が媒介するエネルギーの変化を、われわれの内面に感じ取らなければならない時代のだ。
過去5600年の間、人類がおかれたアンバランスな状態は、分裂した意識という、この文明史を支配した意識形態に原因がある。
経済成長への希求は、人間の意識が左脳と右脳に二極分化し、統合できなくなっていた事実にある。この分裂状態から心の限りない空虚感が生まれるのであり、人間はこの空虚感を物質的な満足で充足しようと、あくなき経済成長を希求するようになったのだ。
西欧近代文明はこのような深層心理を随伴し、「我思うゆえに我あり・・」のデカルト的自我を形成した左脳文化である。
最初はイギリス、次にアメリカによるこれまで250年間続いた世界経済の支配はいま終焉しつつある。これに代わって東アジアが世界経済の牽引力として登場してきた。
左脳支配の終焉は、われわれの中では左脳と右脳とのアンバランスが終わりを告げることでもある。そしてバランスの回復とは、単線的な時間や、計量的、戦術的にものごとを考える左脳の影響を受けずに、まさに「いまの一瞬一瞬」を充実して生きるようになることなのだ。(ここまでpowered by;fc2blog引用)
今、政治家に求められているものは「いまの一瞬一瞬」を充実して生きたいという・・草莽の心と通底する・・政治家自身が自分の内面に耳をすますことである。
指導者が自分の内面に耳をすますことに怠惰であることによって・・・民衆は辛酸をなめてきた。今のアラブ民衆の叛乱は長い人類史の一コマとして特別なものではない。
政治的指導者は進歩しないものなのである。そのような人格が、自我が、政治という蜜に群らがるのである。どれだけ民主主義者を標榜しても、裏切られた歴史の一コマ漫画のキャラクターでしかなかったのである。民衆はそれでも目糞鼻くその職業を政治家として追認してきた・・なぜか?
右脳的民衆は左脳的権力を政治家に容認することに於いて、分断された右脳を補完し、精神の自己回復を図りつつ・・「いまの一瞬一瞬」を託して生きているのだ。
日本の政権選択後の民衆のエゴーの分断状態は、乾いたアラブ民衆とは違う・・湿った怨恨を曳きづってはいまいか?
自民党時代の政治は「どうせこの世はそんなもの〜」であったが、民主党政権には分断され続けた民衆の自我回復への熱い思いがあった。
政策以前に・・政治を変える前に政治家が変わってくれる・・という思いが投票所に民衆を走らせた。
鳩山政権になり、その政権運営の不味さはさておき、鳩山由紀夫は「指導者が自分の内面に耳をすます」ことに怠惰ではなかった。
「小沢さん・・申し訳ありません。私と一緒に職を辞しましょう」これは日本の政治史において驚嘆すべきことであった。それを快諾した小沢一郎は草莽の潔さだった。
それ以降、それ以上に、何故に冤罪もどきで小沢を引き回す必要があるのか。
美学=草莽の潔さは武士道である。こんな日本人文化論を菅直人に言って聞かせても無駄であることは承知だ。
この吾人は典型的な左脳政治家なのだ。おまけに小市民運動弥という擬制的右脳を被っているのでタチが悪い。
左翼かぶれしていた頃「スターリンの脳内構造」という文言に接したことがあるが・・権力を掌握した後の行儀の悪さは・・よくも似たものだと驚いた。
鳩山に倣って、菅直人よ、自分の内面に耳をすませ給え・・。
菅直人に、「仙石さん・・申し訳ありません。私と一緒に職を辞しましょう」くらいの美学があったら、支持率17%はなかっただろうに・・民主党にとっても国民にとっても不幸なことだ。
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