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民主党は22日、強制起訴された小沢一郎元代表の党員資格停止を決め、迷走した処分問題にようやく一区切り付けた。しかし、小沢系議員は処分に猛反発、菅直人首相への退陣要求を強める構え。政権の命運が懸かる特例公債法案など2011年度予算関連法案も、公明党や社民党の反対で成立が絶望的となった。「衆院解散カード」をちらつかせてあくまで強気の首相だが、党内外の包囲網は日に日に狭まっている。
小沢氏の処分を決めた民主党常任幹事会には首相も出席。岡田克也幹事長が、党員資格停止は妥当とする党倫理委員会の答申を報告して協議を求めると、川内博史衆院議員ら小沢系から「冤罪(えんざい)の可能性が高い。処分すれば大きな禍根を残す」「混乱がさらに広がる」と反対論が出され、議論は約1時間半に及んだ。
川内氏は処分方針を変えない執行部に反発し、会議終了前に退席。小沢氏にも近い輿石東参院議員会長が「いろいろ議論があるだろうが、今後の課題にしよう」と収め、ようやく処分が了承された。
党員資格停止は3段階の処分の中で最も軽い。それでも、小沢氏を支持する議員からは「党内の亀裂は決定的になった」(若手)と憤りの声が相次いだ。小沢系の中堅・若手議員でつくる「一新会」所属の約15人は22日昼、衆院議員会館に集まり、結束を確認。会合では、首相退陣を求めて会派離脱願を出した比例代表単独選出の衆院議員16人と「思いは一緒だ」との声が上がった。近い将来の「新党結成」に言及する議員もいたという。
菅政権に対する不満は、民主党内の「中間派」にも広がっている。昨年9月の代表選で公開討論会を主催した桜井充財務副大臣や北神圭朗衆院議員らが呼び掛けた22日の会合には、党所属議員67人が出席。「地元では『裏切られた』どころか、『この次(の選挙)は落としてやる』と強い批判を受けている」と危機感を訴える意見や、「誰かを悪者にして点数を稼ぐのはいいやり方ではない」との執行部批判が噴出した。
内閣支持率は20%を割り込み始めており、自民党などは早期の解散・総選挙を目指して攻勢を強める方針。一方、小沢氏も今後、不服申し立てを行って処分に抵抗する構えだ。「八方ふさがり」と言える状況にもかかわらず、首相は同日夜、記者団に「小沢元代表からの主張も倫理委員会などで聴いた上で、けじめをつけた」と強調した。
(2011/02/23-00:25)
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