http://www.asyura2.com/11/senkyo108/msg/338.html
Tweet |
軽〜い原口担いで「小沢傀儡」ワッショイ! 自民と大連立も視野?
2011.02.22 :夕刊フジ
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20110222/plt1102221621004-n1.htm
民主党の小沢一郎元代表(68)が不気味な始動だ。民主党は22日、強制起訴された小沢氏の処分を諮る倫理委員会や常任幹事会を開催するが、当の小沢氏は「痛くもかゆくもない」雰囲気だという。死に体化しつつある宿敵・菅直人首相(64)の「ぶち切れ解散」や「退陣」に備えた反撃のシナリオ作りも着々。官邸周辺は「原口一博前総務相(51)を傀儡にする気だろう」と身構えているが、果たして小沢氏の思惑通りに進むのだろうか。
「民主党の原点を大事にしながら、広く糾合していくのは大事だ」
小沢氏は21日夕、都内の事務所で原口氏に会い、こう語った。「糾合」とは「ある目的のもとに人々を寄せ集め、まとめること」(大辞泉)。「目的」が菅打倒であるのは明白だ。
民主党は22日、午前中に党倫理委員会を開き、小沢氏の判決確定までの間の「党員資格停止」処分案をはかったうえで、午後の常任幹事会で処分を確定させる方針。小沢氏は倫理委に出席して反論するとみられるが、執行部は原案通りの処分を確定させたい考えだ。
ただ、小沢氏が党倫理規則にのっとって不服を申し立てれば、最終決着はさらに1週間程度先送りとなる可能性がある。
冒頭の「小沢−原口会談」は、菅執行部を牽制する思惑だけでない。
原口氏は最新の月刊誌「月刊日本」に、「菅政権は打倒せねばならない」と題するインタビュー記事を掲載。菅首相や岡田克也幹事長、野田佳彦財務相らの実名は避けながらも痛烈に批判。その中で、2009年衆院選マニフェスト推進勢力を「民主党A」、マニフェストを修正し、増税を含む一体改革を推進する勢力を「民主党B」と色分けし、「Bは同志と呼べない」と分党を示唆した。
小沢氏との会談後、原口氏は「いろいろなシミュレーションをした」と意味深長に語っている。
この日、原口氏は東国原英夫・前宮崎県知事とも会談し、来月立ち上げる地域主権改革を推進する政治団体「日本維新の会」への参加を打診。東国原氏は快諾した。今後、橋下徹・大阪府知事や、河村たかし・名古屋市長らとの連携も目指すとみられる。
民主党会派からの離脱を表明をした「小沢親衛隊」16人のうち8人も21日、都内に構えた事務所で会合を開いた。菅執行部への対決姿勢を再確認し、「中長期になるかもしれないので、政策の共通項を作るため勉強会を開こう」などの意見も出たという。
小沢氏は一体どんな戦略を描いているのか。
永田町事情通は「小沢氏は刑事被告人なので表には出ない。ただ、菅首相が『ぶち切れ解散』を打ってきても、『退陣』でポスト菅争いとなってもいい、両にらみの戦略は整えたようだ」といい、こう解説する。
「原口氏を傀儡にする気だろう。解散総選挙となれば、原口氏の主張する減税派の『民主党A』に16人をはじめ子飼い議員を集め、河村氏の地域政党『減税日本』などと連携させる。菅首相率いる増税派の『民主党B』とは分裂選挙にする。離党するかは不明だ。一方、菅首相が退陣して民主党代表選が行われた場合は、グループ議員を『原口支持』で固める気では。候補者が乱立した場合、原口氏が勝つ可能性が十分ある」
こうした小沢戦略を見抜いているのか、菅首相は21日夜、都内の日本料理店で原口氏と会談した。菅首相が呼び掛けたもので、原口氏は「目先の増税をしても、かえって財政再建は遠のく」といい、菅首相は「だから成長が大事だ」などと応じたという。
しかし、世論調査で7、8割が「離党」「議員辞職」を求める小沢氏が背後にいて、原口氏らに支持は集まるのか。
政治評論家の浅川博忠氏は「小沢氏は途中まで振り付けした後、水面下に潜り、表には原口氏や河村氏、橋下氏などを出し、田中角栄元首相のような闇将軍になるつもりだろう。だが、有権者はそれほど馬鹿じゃない。『バラマキでは国が持たない』と分かっている。原口氏の軽さも気になる。そこで小沢氏は、第2幕の『自民党との大連立』も用意する気ではないか」と語る。
国民不在、想像を絶する大政局が始まろうとしている。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK108掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。