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2011.2.18(その3)森田実の言わねばならぬ【117】
平和・自立・調和の日本をつくるために[117]
《新・森田実の政治日誌》難破寸前の菅政権、解散できず総辞職か?
[以下は、2月17日付『コメントライナー』(時事通信社発行)に書いた私の小論です]
四面楚歌(『史記』) 菅民主党政権はいま四面楚歌状況だ。地方選挙で民主党候補の敗戦が続いている。民意は離れた。民主党は国民にとって最もいやな政党に変わった。どんな優秀な人も民主党候補になったら勝利できない異常な状況だ。民主党候補の相手が自民党候補なら自民が勝つ。民主党、自民党の相手が人気の高い地域政党なら、地域政党が勝つ。菅内閣と民主党の支持率は落ちるばかり。再浮上の可能性はほとんどない。
前門の虎後門の狼(趙弼「評史」) ほとんど政権担当能力を失った菅政権に対し、世界は厳しい。ロシア政府は北方領土交渉再開を求める前原外相に厳しい態度をとった。日本の対ロ外交はとりつく島がない状況だ。中国政府は、中国漁船の船長に対する日本政府の損害賠償請求をはねつけ、尖閣諸島は中国の領土だと開き直った。対中関係もとりつく島がない。日本の国際社会での存在感が急激に薄れてきている。国内経済は厳しい。デフレ不況は深刻化しているが、政府は無策だ。日本経済破綻への不安が広がっている。
進退惟れ谷まる(『詩経』) 4月の統一地方選挙を前に、民主党員の間に離党の動きが広がっている。地方選挙の候補者のなかで「民主党公認」を返上する者が増えている。「民主党公認では選挙ができない」との声が高まっている。小沢一郎氏の側近は橋下大阪府知事詣でを続けている。小沢、橋下、河村3氏を中心とする新党結成への模索が始まっている。民主党内には「党分裂近し」の情報が氾濫している。通常国会で野党提出の内閣不信任案採択の時、民主党から同調者が出る「1993年6月モデル」が現実化する可能性がある。可決されたとき菅内閣は解散か総辞職を選ぶ。このとき、菅首相に衆院を解散する力はあるか? なければ総辞職だ。このXデーは近づいている。こんななか、民主党内で菅増税路線でなく小沢・橋下・河村路線でもない、第三の道への模索が水面下で始まっている。
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