http://www.asyura2.com/11/senkyo108/msg/134.html
Tweet |
河上みつえのブログ
2011-02-20 10:31:31
政治が変るとき、京都に志士たちが集まる。
先月末、我が恩師であり、敬愛する日本一新の会代表・平野貞夫氏をお招きし、京都で私の月例ミニ集会を開催する話がひょんなことからとんとん拍子に整った。
平野氏が都入りされるその前日、平成の志士16名が立ち上がり、現政権倒閣のさいは投げられたのはみなさまご存知の通りである。集会の前日、準備でてんてこ舞であった私も、この知らせには心底度肝を抜かれた。平野氏のご来都を心待ちにされていた集会参加予定者のみなさまからは、平野氏は京都にいらっしゃるのか、集会は行われるのかとご心配のお電話を多数頂いた。そんな折、平野氏から『街頭演説の準備を抜かりなく、しっかりしておくように』とのお達しを受けた。平成救国維新のおふれの大役を担うのかと、武者震いがした。
この絶妙なタイミングで、平成の大石内蔵助、平野貞夫氏が都入りされたのは偶然ではなく、時代の必然であると感じる。当日、小沢一郎政治塾の大先輩であり、私の兄貴分である大谷啓代議士、そして16分の1の志士・渡辺義彦代議士にも加わって頂き、約40分、熱弁を展開して頂いた。
歴史を振り返ると、いつの世も、政治の変節期には、この国を憂う若き志士たちが都に集い、旧体制を打ち破る原動力を作った。
大石内蔵助は討ち入り前、19人の志士たちと今の円山公園付近で円山会議を開き、明治維新の礎を築いた坂本龍馬は、伏見寺田屋を定宿とし志士たちと夜毎集ったそうである。
四条河原町交差点で行った街頭演説会には、日本一新の会メルマガの緊急告知でお集まり頂いた日本一新の会会員のみなさまをはじめ、都人だけでなく、全国から多くのみなさまにお集まり頂いた。乾いた空気が凍てつく中、熱心に耳を傾けて頂いた事にこの場をおかりして心より感謝御礼申し上げたい。
今回の16人の志士たちの勇断に私は何の異論もない。もし私がまだバッチを付けていれば、間違いなく17人目としての名乗りをあげさせて頂いていたはずである。
私も彼らと同じく、一昨年夏の総選挙の際、『民主党』とご指名下さった全国7割以上のみなさまの手で国会に送って頂いた単独比例当選者であった。言わば、既存政治に怒る前代未聞のすさまじい追い風の突風の中、当選させて頂いたのが私たちである。言い換えれば『政権交代の申し子』であり、『政権交代のシンボル』である。
民主党の看板ひとつで国会議員にして頂いた私たちの絶対無二の使命は、一昨年の夏、国民のみなさまと交わした契り、『国民の生活が第一。』の政権公約を実現することに尽きると日々その使命感をかみ締めていた。
しかしながら、現政権の中心に座する人たちは、何故か改革ののろしを下げ、壊すべき旧体制に媚び諂い、打倒すべき既得権益の甘い汁を吸う抵抗勢力と同化し、ただの欲深い権力亡者に成り下がってしまった。ただただ信じがたく、政権交代に清き一票をお投じ下さったみなさまと同様、この目を疑うばかりである。
政治の究極の使命は、国土、国民の生命財産を安全に守ることであるが、現内閣は国民生活を蚊帳の外に放置し、全く聞く耳を持たず、自慰的な権力の横暴に明け暮れている。改革を推し進めようとする同じ党の仲間は、目障りだと言わんがばかりに総括し、粛清していく。現内閣が内ゲバを繰り返し、公約を公然と毀損している間に、わたしたちのくらしは臨界点にまで到達してしまった。景気・雇用に回復の兆しは見られず、政治への絶望も相まって、もはや主権国家としての存亡すら危ういところまで来ていると言える。政治的にも経済的にも、日本の国家国民は前人未到の危機的状況に陥っている。
今回の16志士の勇気ある決断は、政権与党に所属する議員が国民のみなさまとの約束を全うするために、現時点で持ちうる権限を最大限に行使した勇断である。にもかかわらず、既得権益の本丸と言える既存の大マスコミは今回の16士の乱を、異口同音に直情的な批判を繰り返しているが、国民心理と全く真逆な、気味の悪い過激な偏向報道に違和感を通り越して嫌悪感を禁じえない。某非民営放送局でさえ、小沢氏系造反、小沢氏に近い16人などと不必要な枕詞を付け、今回の政変を恣意的に葬り去ろうとしている。
しかし、本質を見抜く目を持った私の支援者様のご意見の多くは、大報道に反し、『やっと議員さんがまともな声を上げてくれた』、『小選挙区で当選した議員も、地方議員もこの流れに乗るべきだ』と安堵しつつの激励である。
政権交代を全うする、国民のみなさまとのお約束を実現するための最期のチャンスである。これから先100年を失うか、民主主義を取り戻すかがかかった正念場である。
一部の特権階級が庶民のくらしを搾取する現実に抗う良識ある名古屋市民・愛知県民の手により、庶民革命が成功した。
個人メディアの急速な発達により、エジプトや、中近東、アフリカでも真実に目覚めた抑圧され続けた民衆のビックウェーブは止まらない。
勇気ある16志士たちに続き、立ち上がるべきは悩める国会議員だけではなく、私たち国民ひとりひとりではなかろうか。
私たちひとりひとりがメディアとしての自覚を持ち、何が本当の国益なのか、今こそ真実を発信し、行動を起こしていかなければならないと感じる。
一兵卒以下の微力の極みだが、多くのみなさまの思いを代弁すべく、私には恐れず、ひるまず、信念を貫き、おかしいことにはおかしいと声を上げ続ける覚悟がある。
18日、街頭演説の前に、平野代表とともに、嵯峨野は清涼寺に眠る京都が輩出した偉大なる日本の政治家・故前尾繁三郎氏の墓前にお参りをさせて頂いた。
池田内閣で、所得倍増計画を推進し、いざなぎ景気に大きく貢献された前尾氏に、どうかこの国の経済をよくする力をお授け下さい、京都から日本をかえるべく頑張りますので同郷の後輩をお見守りくださいとご報告した。
前尾氏は生前、政党とは政策実現集団だとおっしゃっていたそうである。遺言は、『政治家である前に人間であれ』である。
混迷を極めた今の政治に何よりも必要なのは、理念ある、大儀ある、理性ある、理想ある、人間性あるリーダーである。
歴史観・世界観で、大きな視野にたってこの国を舵取りできる新たな良識ある船長のもと、私は日本丸の雑巾がけを頑張る決意を新たにしている。
写真は前尾氏の墓碑裏書の説明をしてくださっている平野氏。
http://blog.goo.ne.jp/kawakamimitsue/e/3f52a54a5e6678ab562158d5ecfd4028
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK108掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。