http://www.asyura2.com/11/senkyo107/msg/870.html
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現代ビジネスに掲載されている「蓮舫レポート」なるものに「民主党衆議院議員16人の会派離脱「意味がわかりません」という記事があった。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/2123
内容を読んでもらえば分かる通りに16名の会派離脱を非難しているものだが、その理屈が滅茶苦茶であり、この程度の頭で政権交代のための民主党の公約を理解していたのかと驚いてしまった。野党時代に作ったマニフェストの実行を迫られても調べてみたらお金がなかったからできないと言っている。その理由は与党になって調べたら、初めてお金がない事に気が付いた。だから事業仕訳けで無駄を省いたり埋蔵金を発掘したりした、と言っているが、何を言っているのかとあきれるばかりだ。
そもそも政権交代の原点は「国民の生活が第一」という理念であり、そのために「国会議員による政治主導」という「手段」が掲げなれたはずである。そして子ども手当、高校の無償化、農家の個別保障や高速道路の無償化という自民党時代には考えられなかった国民に対する「直接の税金の使用」による政策が実施されたのである。これらは当然のごとく過去にあった政策や事業の追加であり、このための財源が問題にされてきたのである。ここに蓮舫氏の大きな間違いが存在している。無駄を省き、埋蔵金で全てまかなえると思ったというのは幻想だった、だから公約の見直しは必要という意見は一見もっともらしい。
しかし、正にこの事が何も分かっていない、貧相な言い訳に過ぎない事をここで露呈したのだ。他の菅直人の同調者も同じ考えのようだが、とんでもない事である。小沢一郎が明確に述べているように「予算の組み替え」こそが政権交代の意義そのものなのだ。自民党時代から連綿と続いている官僚による予算編成で、この国の予算の省庁別構成比を見れば一目瞭然なのだが、構成比は殆ど動かないままずっと続いているのである。この事は官僚たちの利権構造がそのまま温存されたままであることを現している。だからこそ官僚たちは新規の民主党による政策に対してマスコミを使い「ばら撒き」という造語で予算なき政策と非難させたのだ。その意味は、今ある政策が変更されては既得権が消滅してしまうからである。
だから小沢一郎は、今回が政権交代後に初めて民主党政権として一から予算編成が可能であったのに、自民党時代と変わらないやり方で予算が作られたことを非難しているのだ。従来から存在しているものの組み替えをすれば、子ども手当などへの予算に新たな財源など必要はなくなる。その代わり既存の政策で削られるものがあるだろう。それが既得権を持つ者たちが最も怖かった事だったのである。この事が何も分からずに大臣などしている事は大問題であり、まったく資格がない事を露呈した。蓮舫氏は、16名の批判をする前に己の理解のなさを恥じて辞任すべきだし、菅直人やその同調者たちについても特別会計を含めた全面的な組み換えができなかった事を説明できないのであれば即刻、辞任すべきである。
しかし本当に菅直人政権の体たらくには驚いた。これでは政権交代の意義がなくなってしまったのは当たり前であったことが良く分かった。自民党政権と変わらないのなら彼ら、彼女らが民主党にいる意味さえない。ただちに全員が議員を辞任するとともに民主党を去るべきである。
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