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政治の季節【稗史(はいし)倭人伝】
2011/02/18(金) 09:52:56
不意打ちを喰らって周章狼狽の岡田克也
一寸の虫にも五分の魂!
多分、アホ菅執行部には”青天の霹靂”であったろう。
絶妙と言うべき手法とタイミングである。
小沢系16人が造反の構え 会派離脱届 首相退陣求める (asahi.com 2011年2月17日)
菊池長右エ門、高松和夫(以上東北)、石井章、川口浩(以上北関東)、相原しの、石田三示、水野智彦(以上南関東)、川島智太郎、渡辺浩一郎(以上東京)、大山昌宏、笠原多見子、小林正枝、三輪信昭(以上東海)、熊谷貞俊、豊田潤多郎、渡辺義彦(以上近畿)
会派離脱という思いがけない行動である。
しかも動いたのが、比例選出議員である。
多分執行部はこれまでまったく無視してきた議員たちであろう。
比例選出議員など単なる数合わせ要員で、まったく発言権がない連中だと考えていただろう。
小沢寄りの比例議員など次の選挙で全員名簿からはずしてやる、と考えていただろう。
いつ解散があっても不思議でない状況になってきている。
そのとき彼ら比例選出議員たちはどうなる?
比例名簿からはずされておしまいである。
今しかない、というタイミングであろう。
解散モードに突入してからでは遅い。
その前に自分たちの存在意義を主張しなければならない。
先陣を切る意味は大きい。
先鋒は昔から名誉の役目である。
菅・岡田を追いつめる殊勲甲の働きである。
国民の目を一挙に彼らに引きつけた。
16人の衝撃は大きい。
衆院再議決に必要な三分の二が一挙に遠ざかってしまった。
社民党を引き込んでもどうにもならない。
これが、森ゆう子とか川内博議員などというのだったら予想もできたろう。
比例選出議員だけとは!
たいした策士がいたものだ。
しかも会派離脱!
離党でもなく、脱党でもなく会派離脱である。
地方議会ではありふれた形態である。
自民党市議団が三つの会派に分かれているなんてところもある。
与謝野や辻本清美がいつの間にか民主党と統一会派を組んでいる。
逆もまた当然あり得る。
岡田のあわて振りがおかしい。
言うことが支離滅裂、しどろもどろである。
一部議員の会派離脱届けは無効=岡田民主党幹事長 (東京 17日 ロイター)
岡田克也・民主党幹事長は、小沢一郎元代表に近い16人の衆院議員が同党会派の離脱を表明したことについて、党に所属しながらの離脱はできないため届け出は無効だとし、「会って話もせずに届け出だけを置いていった行動は理解に苦しむ」と述べた。
ところで岡田の言う「党に所属しながらの離脱はできない」ということが、どこに書いてあるのだ?
まして「会って話もせずに届け出だけをおいていった行動」のどこがまずいのか?
ふつうは、書類を出すことが正式な届け出ではないか!
岡田の言葉は理解に苦しむ。
衆議院ホームページより
会派
会派は、議院内で活動を共にする議員の団体で、議員の活動の基礎となり、議会の働きの中心となるものです。議員2人以上で議長に届け出ることによって会派を結成できますが、通常、政党がそのまま議院内においても会派を結成し活動しています。時に、無所属議員どうし、政党と無所属議員、政党どうしが議院内において会派を結成することもあります。
衆議院においても、会派とは「通常」という言葉をかぶせる程度の存在である。
国会法・衆議院規則には「会派」に関する条文はなし。
会派についてはおそらく先例とか慣例によって行われている程度のものだと思われる。
立法事務費の交付は会派単位で行われているようだが、これも会派離脱の禁止を意味するものではなかろう。
国会における各会派に対する立法事務費の交付に関する法律
第五条 各会派の認定は、各議院の議院運営委員会の議決によつて決定する。
民主党規則にも会派離脱に関する規定などはない。
岡田幹事長「パフォーマンスといわれても仕方ない」記者会見詳報 (産経ニュース 2011.2.17 )
−−なぜ、会派離脱が党規約に反するのか
「まず規約はひとつの党でひとつの会派ということが大前提で規約が書かれております。同じ党でない人を会派に入れるときには、その手続きは書かれている。ということは、同じ党の人が複数の会派を持つということは想定されていないということです。もうこれは明らかだと思います」
「想定されていない」から「当然、無効」ということにはなるまい。
岡田に言えることは、せいぜい「会派の代表者である私は、離脱を認めない」ということぐらいである。
しかし、岡田の決定が有効か無効かは、また別問題である。
16人は、新会派結成の届けを衆院事務局に提出したようだ。
衆院事務局あるいは議長はこれを拒否できるのか?
拒否できるとすればその根拠は?
岡田は16人という数字に腰を抜かして、早くも「処分はしない」と漏らしてしまった。
衆院議長あるいは議院運営委員会が新会派を認めてしまったらどうするつもりだ?
16人は、09年衆院選マニフェストのもとに当選した。
彼らの守るべきはマニフェストであり、民主党ではない。
正当性は彼らの側にある。
ここまで騒ぎを煽り続けてきたマスコミは、「国民不在のごたごたはいい加減にやめてくれ」と言いながら小沢叩きに余念がない。
http://yamame30.blog103.fc2.com/blog-entry-36.html
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