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【今、国民の生活を第一に考えるならば、まず、やるべきことは、菅内閣を打倒することである! 16人決起に喝采を送る! (世に噛む日日)】
[ 2011/02/18 04:51 ]
≪ 小沢系議員16人が会派離脱 菅政権退陣秒読み /小沢 河村 原口新党 への布石か
◆衆院再可決は絶望
国民の期待を裏切り続ける菅・民主党に対して、ついに身内から“クーデター”の火の手が上がった。きょう(17日)午前、小沢系の衆院議員16人が岡田幹事長宛てに会派離脱届を提出したのである。
行動を起こしたのは2009年の衆院選で比例ブロックから当選した議員らで、16人はただちに横路衆院議長に対し、新会派「民主党政権交代に責任を持つ会」の届け出も行った。
新会派は渡辺浩一郎衆院議員が会長に就任、豊田潤多郎氏が会長代行、幹事長には笠原多見子氏が就いた。16人は <本来の民主党の姿とはかけ離れた今の菅政権にはもう黙ってはいられない。みすみす旧来からのしがらみにはまり込み、無原則に政策の修正を繰り返す菅政権に正当性はない。我々は今こそ「国民の生活が第一」の政策を発信し、国民の信頼を取り戻していかなければならない> とのペーパーを配ったあと、記者会見に応じた。
質疑では予算案への対応などの質問が飛んだが 「現時点では未定 、党と別の判断もありうる」(渡辺会長)とし、造反をにおわせた。
新会派は民主党は「アニフェストの実行が目的」とし、「離党は国民のためにならない」としているが、ここまで言い切った以上、除名覚悟の確信的行動と見るべきだ。
16人が離脱すれば、民主党はたとえ社民党の協力を得られても衆院で3分の2の勢力を確保できなくなる。ねじれ国会で衆院再可決の道は閉ざされ、菅政権は完全に追い詰められることになる。
岡田幹事長は「驚いている。党の所属議員だけに会派離脱できないのは明白であり、理解に苦しむ」と言うのが精いっぱい。会派離脱は認めず、説得作業に乗り出すつもりだが、永田町では「ついにサイは投げられた」「菅はオシマイ」「執行部が突っ張れば、党分裂」との見方が飛び交っている。
折しも小沢元代表は地域政党「減税日本」を立ち上げた河村たかし名古屋市長らと面談するなど、動きが急。親小沢の原口一博前総務相は橋下大阪府知事、河村名古屋市長らと連携、「日本維新の会」の設立を表明した。
民主党内ではここ数日、にわかに分裂含みの動きが広がっており、そんな中、16人が離脱を宣言したのである。永田町は一気に液状化してきており、菅首相の退陣が秒読みになってきた。≫ (日刊ゲンダイ 2011/2/17)
とうとう、やってくれた。
この16人の勇気ある行動に敬意を表したい。
まず、言えるのは、彼らには、一片の「私心」もないということだ。
記事中にもあるように、「除名覚悟」なのである。
地盤も看板もない比例選出の議員が、党から追い出されれば、たちまち「根無し草」となってしまい、次の選挙の目はなくなる。
わが身可愛さ、保身第一と考えるならば、このまま唯々諾々と黙っていれば良いのだ。
それでもし、現執行部が失脚すれば、新しい執行部に従っていれば良いのだ。
そうやって見ざる言わざるを決め込んでいれば、次期選挙でも、名簿の上位に名前を載せてくれるかもしれない。
しかし、彼ら16人は、敢えて決起した。
わが身の保持よりも、国民との約束を優先させた。
然るに、メディア各社は、あくまでも「小沢と菅の権力闘争」という構図に矮小化し、さっそく街頭に出て「国民の生活が大変なのに、党内の勢力争いばかりして」といったコメントばかりを拾い集め、(あるいは自作自演して?)大げさに慨嘆してみせる。
NHK9時の大越は「この人たちは、比例名簿下位で、まさか自分達が議員になれるとは思ってもみなかった面々」と揶揄し、TBSの杉尾は「小沢氏が後ろで糸を引いている。マニフェスト云々は口実だ」とうそぶく。「報捨て」古舘は相変わらず「国民の生活が置き去り」論に終始し、「財源なしで実現不可能」と09マニフェストを完全否定する。
「おそらくこんな反応をするだろう」と予想したものがことごとく的中して、薄気味が悪くなったものだ
しかし、僕は、彼らの言葉を魂の部分できいた。
「彼らの真意がわれわれには伝わってこないですね」とエラそーにのたまっていた古舘よ、あんたは、彼らが配った以下の文を読んだのか?
「今の菅政権は、国民との約束を果たす本来の民主党政権ではない」 今、民主党議員の多くが強くそう感じている。「国民の生活が第一」の政治理念は、おととしの衆議院総選挙での、民主党と国民との最大の約束だった。しかし今の菅政権ではどんな事態が進行しているだろうか。
総選挙では、予算のムダを徹底的に削り、新たな政策の財源に充てるとしたマニフェストを掲げ、政権交代を実現した。しかし、「予算の総組み替えなどを行う」と主張していたのに、ほぼ手つかずの一方で、先週、菅総理大臣は、「衆議院の任期中上げない」としていた消費税については、「来年度末までに法的な対応をしなければいけない」と発言し、増税への意欲をあらわにした。
菅政権は国民との約束、マニフェストを捨てたのである。
また、政治家主導で日本を立て直すはずが、目玉とされた国家戦略局の設置法案は実現せず、公務員制度改革も反古(ほご)にされている。官僚に頼り放しだが、尖閣問題や北方領土問題など、もっとも政治主導であるべき案件で失敗すると官僚のせいにする。
菅政権は政治主導の御(み)旗も捨てたのである。
菅政権は、民主党の理念、そして「国民の生活が第一」という国民の皆様への約束をも捨て去ったのである。
菅政権が本来の民主党の政策を捨て、本来の民主党の政治主導を捨て、本来の民主党の国民への約束を捨て去って省みないならば、それは国民が願いをかけた本来の民主党そのものを捨て去ることになる。
そして、このことは、本来の民主党への支持の上に比例代表で当選した我(われ)々(われ)の存在意義すらも打ち消すことになる。
我々は民主党と国民との約束の上に存在する比例代表の議員だからこそ、本来の民主党の姿とはかけ離れた今の菅政権にはもう黙ってはいられない。みすみす旧来からのしがらみにはまり込み、無原則に政策の修正を繰り返す菅政権に正当性はない。我々は今こそ「国民の生活が第一」の政策を発信し、国民の信頼を取り戻していかなければならない。
しかし、我々は、民主党に対する信頼が地に落ちた今となっても民主党を捨てるつもりはない。歯を食いしばっても、国民との約束であるマニフェストの実現に取り組む我々こそが、本来の、そして真の民主党であるからだ。
従って、我々は、国民との約束を果たす議員集団であることを、改めて国民の皆様に行動で示すために、衆議院での民主党・無所属クラブとは分かれ、新たに院内会派を設立する。そして同志一同が結束して、「国民の生活が第一」の政策を実行すべく今後、行動を展開していくこととする。
2月17日 民主党・衆議院比例代表単独議員有志一同
これほどに真意を明確にしている彼らの言葉に聞く耳を持たないのは、古舘さんよ、あんたらのほうだろう。
「予算案が成立しないと国民生活に重大な支障が出る」とあんたは言うが、成立しようがしまいが、菅政権が存続する限り、国民の生活は支障が出るどころか、破壊されてしまうことは、火を見るよりも明らかなのだ。
彼ら16人の勇者も、僕らも知っている。
「今、国民の生活を第一に考えるならば、まず、やるべきことは、菅内閣を打倒することである」と。
いつまでも、あんたらの好きなようにはさせない。
これは、マスコミが矮小化したがる「菅派VS小沢派」などという次元の低いたたかいなどでは断じてない。
09マニフェストの下に結集する議員たちと、菅直人というひとりの「権力亡者」に群がる者どもとのたたかいなのである。
Video streaming by Ustream 「民主党政権交代に責任を持つ会」幹事長・笠原多見子議員インタビュー 岩上安身IWJ
◇会派離脱届を提出した比例選出議員
渡辺浩一郎(東京 <2>)
豊田潤多郎(近畿 <2>)
高松 和夫(東北 <1>)
菊池長右エ門( 同 )
石井 章(北関東<1>)
川口 浩( 同 )
水野 智彦(南関東<1>)
石田 三示( 同 )
相原 史乃( 同 )
川島智太郎(東京 <1>)
笠原多見子(東海 <1>)
三輪 信昭( 同 )
小林 正枝( 同 )
大山 昌宏( 同 )
熊谷 貞俊(近畿 <1>)
渡辺 義彦( 同 )
(敬称略、地区はブロック名、<>内の数字は当選回数)
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