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勉強は何のためにするのか?何が正しくて、何が間違っているのかを知るためだ!小学校の先生が私に教えてくれた言葉だ。その判断基準で言えば、会派を離脱した16名の議員の判断は正しい。昨日からの民主党幹部の発言やマスコミの報道は、表面では冷静さを装っていたが顔には動揺がアリアリと表れていた。
この16名という数字は実に絶妙だ!16名が予算関連法案に反対した場合、
菅内閣+社民党 衆議院2/3議決 ×
菅内閣+公明党 衆議院2/3議決 × である。
昨日の岡田幹事長の発言に「一つの政党に複数の会派が存在することはありえない。」的なニュアンスの発言があったが、それは正確ではない。現に民主党には「衆議院の会派」と「参議院の会派」の二つの会派が存在している。立法事務費も別々に支払われている。菅首相周辺や岡田幹事長、仙谷代表代行、安住国対委員長などは彼ら(衆議院の比例代表当選組)を見下していた。
「次の選挙では離党しても全員落選するだろう。」「小沢さんを支持すれば次の選挙では公認しない」「怖くて離党もできないだろう」などと半ば公然とバカにして相手にしていなかった。その相手にしていなかった議員の反乱で右往左往しているのが現状だ。
果たして岡田幹事長や安住選対委員長等の皆さんに「彼らに対し頭を下げるだけの度量」があるだろうか?(彼らは何度も話を聞いてくださいとお願いしていたはずですよ。無視したのはあなた達です。あなた達にも責任があるのでは・・・。)
戦闘にたとえれば
一兵卒の小沢さんと16名の歩兵部隊の奇襲攻撃によって民主党という400名を超す大部隊が危機に瀕している有様だ。部隊長(岡田幹事長)は「この攻撃によって部隊が敗北することはありえない。」と叫んでいるが、部隊の中からは、脱走して16名の歩兵部隊に合流しようとする動きも出てきている。というところか・・・。
将棋にたとえれば
王(菅首相)の周りを「歩(口先ばかりの実力のない議員)」ばかりで固めていたので、相手の歩が陣地に次々と飛び込んできて「と金」になると、いとも簡単に守りを崩され、相手の九六歩で「突き歩詰め」になりかかっている状況にたとえられる。ちなみに「打ち歩詰め」は反則とされる。この王(菅首相)はズルイので「待った」をかけるかも知れないし、トイレに行っている間に駒を移動させるかもしれないので注意が必要だ。
どちらにしても「ほぼ詰んだ。」状況になってきた。「歩」を侮ってはいけない。歩兵部隊もいい参謀が訓練し戦略を持って動かせば近代兵器を揃えた相手に勝つことも不可能ではない。相手の虚を突く(奇襲攻撃)ことは相手方を混乱に陥れるもっとも有効な戦法である。「正義はどちらにあるのか」そう遠くない時期にその結果がわかるであろう。
http://haru55.blogspot.com/
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