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昭和11年、雪の首都に戒厳令を号した憂国の将兵の「2・26クーデター」当時・・すでに他界した父は近衛連隊・皇宮警護の兵であったという。当時の地方の人々の生活は困窮し、越中富山から職業軍人として上京した父は、同じ車中で身売りされていく同郷の幼馴染に号泣したという。
対米戦末期、房総沖から飛来する毎夜の米軍B29の空爆に、父は逃げもせず縁側で刻みタバコを吸っていたという。[226の将校を処刑した天皇様と取り巻き連中に付けが回ってきた・・]と母に呟いてたという。
それから、どれだけの歳月が経ったのか・・日本近代は維新から大正モダニズム・・既得権益の軍部独裁とマスコミの腐敗・・そして敗戦であった。
翻って、戦後の日本はどうであったか? 米軍から貰った戦後民主主義・・平成モダニズムとバブル崩壊・・傀儡勢力の自民党独裁とマスコミ腐敗・・無縁社会と失業と国家破産の平成23年冬である。
日本近代史は同じことの過ちの堂々巡りをしてはいまいか。その戦前近代史の中に小沢一郎という政治思想家を置いてみたまえ・・[226の将校を処刑した天皇様と取り巻き連中に付けが回ってきた]・・つまり、今ある時代状況は政治の転換点であるとも聞こえるのだが・・。父が語った「レトリック」が妙に、小沢問題と民主党に符合する今の時代ではないのか?
現在それを自覚している憂国の政治家は稀であり、擬制保守の自民党/親米マスコミはなおのこと、警鐘をする小沢一郎を共産党までもが政略リンチに走っておる。
「首都に雪が積もるとクーデターが起きる」と、父がよく言っていたのを憶えている。226事件当時と相似する政治経済・社会風俗・民心が閉塞する平成23年冬。
巷間、路行く人々は「16名の決起」の電光板に視線を釘づけにしたはづである。閉塞し鬱積した思いが[やはり]と・・。
マスコミが時代をいくら捻じ曲げようとしても、時代はそれを乗り越えてしまうものだ。民主党の菅(奸)族内閣に決起した16名の「2.16クデター兵士」の国民への視線は「2・26将校」と同じ胞からであると・・父も冥土の縁側で刻みタバコを吸っておるはずだ。
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