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「小鳩新党」浮上で菅は万々歳? 自滅まっしぐら民主“ダメ比べ”
2011.02.17 :夕刊フジ
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20110217/plt1102171618002-n1.htm
民主党の小沢一郎元代表(68)に近い衆院議員16人が17日、会派離脱を表明したことで、民主党は分裂含みとなった。水面下には、菅直人首相(64)の“独裁強権”に対する、小沢氏や鳩山由紀夫前首相(64)の反発がある。気になる名古屋市の河村たかし市長(62)との連携情報。永田町では「小沢・鳩山新党説」までささやかれ始めた。
「小沢氏の党員資格停止で、小沢氏と鳩山氏のいわゆる『小鳩連合』と、菅執行部の対立は決定的になった。民主党内でのクーデターは難しいので、どこかの時点で小鳩連合が民主党を離れる可能性は高い」
政治評論家の浅川博忠氏はこう語る。
永田町で「小鳩が動くのでは」と噂されているのは、菅首相が11年度予算関連法案で行き詰まりそうな「3月危機」の前後。菅首相は社民党の協力を得て「衆院3分の2」での再可決を狙うが、これに合わせて“小鳩派”が集団離党したり、野党提出の内閣不信任案に同調する、という見立てだ。
これが現実となると、政局は一気に内閣総辞職か解散・総選挙含みになるが、小沢氏は「菅首相は辞めない。衆院解散しかない」と読む。「イラ菅」と呼ばれる強気な首相の性格から、イチかバチかの勝負に出る、とみているのだ。
激動に合わせて「小鳩新党」の立ち上げもささやかれている。
鳩山氏に近い民主党関係者は「鳩山グループ約60人のうち約40人と、小沢グループのうち、次期衆院選の展望がない比例単独議員らを入れて100人規模の『真・民主党(=小鳩新党)』ができる可能性がある」と語り、鳩山氏の心中をこう代弁する。
「鳩山氏は友愛精神とマニフェストを大切に考えている。ところが、菅首相は友愛とはほど遠い独裁的手法を繰り返し、消費税増税などマニフェストにない政策ばかりやろうとしている。与謝野馨経財相まで入閣させて『自民党政治』や『官僚政治』を復活させた。鳩山氏が先月末の街頭演説で『こんな党を作ったつもりじゃなかった』と訴えたのは本心だ」
強制起訴され、刑事被告人となりながらも、存在感を示し続ける小沢氏の言動も注目だ。
小沢氏は今月7日、愛知・名古屋トリプル選挙で大旋風を巻き起こした河村氏と大村秀章・愛知県知事に面会。小沢氏に近い原口一博前総務相は、河村氏や大阪府の橋下徹知事との連携を強めている。
民主党中堅議員は「小沢−河村会談は、小沢氏が呼び掛けたようだ。小沢氏がソロバンも弾かずに動くわけがない。裁判があるので自身は表に出ないだろうが、小鳩新党は、既成政党を批判する地方政党と連携して衆院選を戦うつもりではないか」と語る。
菅内閣の支持率が20%以下の「退陣水域」にあるなか、小鳩新党が地方政党と組んで旋風を巻き起こす可能性もゼロではない。小沢氏は自民党時代の1993年、宮沢内閣の不信任案に賛成し、政界再編を仕掛けた“実績”もある。
ただ、菅首相周辺は「2人が新党を作れば『政治とカネ』と『日米関係悪化』の張本人らが去ることになり、党としては万々歳だ。『クリーンな政治』『日米同盟堅持』『世代交代』などを掲げて刺客を立て、小鳩新党を駆逐する。小泉劇場のマネをするだけだ」と戦闘意欲をむき出しにする。
政治評論家の有馬晴海氏も「小沢氏と鳩山氏は、菅首相以上に国民や政界から嫌われている。彼らが立ち上げた新党に入っても自滅するだけ。小沢氏と鳩山氏が影響力を残すには、民主党にしがみつく以外に選択肢はない」と話している。
菅もダメ、小鳩もダメで、民主党は“ダメ比べ”の様相を呈してきた。
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