http://www.asyura2.com/11/senkyo107/msg/647.html
Tweet |
日本人はまだ、小沢一郎に追いついていない。
2011年2月16日 (水)
「検察審査会の疑惑を究明する市民と国会議員の会」、党員資格停止処分をめぐる世論調査、そして天声人語は只今ダッチロール中。管直人は良寛?でも胡散くさい?
民主党役員会は14日、検察審議会の「起訴相当」議決により「強制起訴」された小沢一郎衆院議員に対し、裁判が終わるまで党員資格を停止するという処分方針で常任理事会に諮ることを決定。
翌15日の理事会では、党倫理委員会に諮ることを決定、倫理委では16日から協議を開始し、結論が得られ次第、早ければ来週中に常任理事会で正式に処分を決定するとのこと。
数々の疑問点が指摘されている検審による起訴と通常の起訴とを同一に扱うべきではない、冤罪の可能性が高い、推定無罪の原則を慮るべきだ、という真っ当な意見を無視した方向で民主党執行部は突き進んでいる。
「いまの民主党は、連合赤軍のようだ。」
(16日 国民新党代表・亀井静香氏)
が、その一方で、多くの参加されたブロガーさんたちが紹介されているが、9日には東京・永田町の憲政記念館で「検察審査会の疑惑を究明する市民と国会議員の会」の立ち上げ式(?)が行われ、この問題に尽力されている森ゆう子参院議員を始め、国会議員約50名(代理出席を含む)と一般市民約550名が参加。新しい政治勢力の結集と展開を印象付けるものであったようだ。
・実態がナゾだらけ「検察審査会」メンバーは本当に存在するのか(週プレニュース)
http://wpb.shueisha.co.jp/2010/11/01/919/
・森ゆう子議員資料サイト 11・02.09講演資料
http://my-dream.air-nifty.com/siryou/files/110209haifusiryou.pdf
以下、その決議文より抜粋。
このアンセムは今後早晩、全国民の共通認識となっていくであろう。
今や、小沢一郎議員の政治生命を抹殺するために、検察、検察審査会、裁判所、弁護士会などの司法関係機関と、官僚、マスメディアが一体となっており、その上に民主党政権と国会が、これを後押しするという日本の歴史上類を見ない危険な状況が現出している。
現在、民主党執行部が行おうとしている小沢一郎議員に対する処分は、議会制民主主義の否定である。
これは明らかなファシズムの現出というべきである。
それにも拘らず、現在のこのような日本の政治上の危機的状況に対する政党および国会議員の認識は、極めて不十分なものと考えざるを得ない。
我々は小沢一郎議員に対する現在の国家的弾圧を、単に小沢一郎個人に対する攻撃と考えてはならない。
それは、即ち、日本の議会制民主主義、ひいてはそれによって恩恵を受ける我々国民すべてに対する攻撃である。
・NHK世論調査結果
(14日発表・11〜13日電話調査・有効回答数1,140)
政治資金規制法違反の罪で強制的に起訴された小沢一郎議員の進退について、
「議員辞職すべきだ」 54%
「民主党を離党すべきだ」 21%
「離党も議員辞職も必要はない」 17%
・「Yahoo! みんなの政治」政治投票
http://seiji.yahoo.co.jp/vote/result/201102140001/
(14日〜 16日20:30現在投票受付中、有効回答数15,278)
政治資金規正法違反で強制起訴された小沢一郎元代表について、民主党役員会は裁判が終了するまで党員資格停止とする処分を常任幹事会に提案することを決定。提案された処分についてどう思う?
「処分が重すぎる」 1%
「妥当」 6%
「処分が軽すぎる」 28%
「そもそも処分は不要」 62%
・「livedoorニュース」 ネットリサーチ
http://research.news.livedoor.com/r/58374
(10日〜 16日20:30現在投票受付中・有効回答数5,690)
管・小沢対談/首相は、「裁判が済むまで党を離れてくれないか」と要求。小沢氏は「自発的に離党する意思は無い」−小沢氏の離党要求拒否に納得?
「納得できる」 65.3%
「納得できない」 34.7%
・・・・・・これってどうなってんの、NHK?
片やなんと議員辞職すべきが過半数、一方では限定的な離党でさえも不要が3分の2。あなた達がしょっちゅうやっている世論調査は、<マスコミはもはや国民の意思と完全に乖離、敵対関係にあり>ということの証左にしかなってないんじゃない?己自身の在り方を根本的に考え直さないといけないんじゃないの?
残念ながらいま現在日本国民の半数以上は政治にも社会問題にもほとんど無関心、テレビのニュースを見てはウンウンと頷くが実は自分の頭ではほとんど考えていない、という人が多いのが実態だ。
そこにある日突然電話が掛かってきて、政治・社会問題について質問される。そこでたとえば小沢一郎の処遇について聞かれれば、“ああ、そういえばテレビでこのあいだ、小沢一郎はけしからんと言っていたな”とその通りに答える。
つまりテレビ(新聞も)の世論調査とは、何がそこで問われていようとも、その実<あなたはテレビ(新聞)を見ていますか?>と質問しているに過ぎないことになる。
その調査が実質的に有効であると言うためには、まずその前に、ひとつの質問が必要だ。
「あなたはNHKを信用していますか?」あるいは
「あなたは朝日新聞を信用していますか?」あるいは
「あなたは讀賣新聞を信用していますか?」。
それも勿論自前の調査では駄目だ。公正さを期すために、第三者機関に委託して行われなければならない。それでもし彼らの「支持率」が50%もいかないようならば、そんな媒体の行う世論調査結果などは何の意味も無い。
Yahoo!みんなの政治や、livedoor政治ニュースにやってくる人は、政治・社会問題に継続的な関心を持っていて、自発的に情報を収集して思考している人たちだ。
そういう人たちが大手マスメディアの行う世論調査とはほとんど正反対の回答を導き出しているが、それは無視し、自分たちの主張に同調しやすい無関心層の声を持ってして、さあ世論だ、世論に従えと声高に主張する。
これって、単に自分たちの主張に従えと言っているのと、まったく等しい。世論という偽装された隠れ蓑を使って、自分たちだけは絶対に責任を取ろうとしない、最も悪しき政治の<プレイヤー>、それが彼らだ。
そしてその<プレイヤー>振りがまたしても不逞なまでに露頭されていたのが、民主党役員会が小沢一郎の党員資格停止処分の方向に向けて動いた翌15日の、朝日新聞天声人語だ。
http://www.asahi.com/paper/column20110215.html
作家の向田邦子さんは、良寛さまと聞くと「どうも胡散(うさん)くさい、二重人格のようなもの」を感じたそうだ。「子供と手まりをついて日がな一日遊んでいるように見えながら、結構生臭いこともなすっていたような気がする」と随筆にある▼理由がおかしい。小学生の向田さんは、親に隠れて「大人の本」をよく読んだらしい。用心のため、手元に置いていた児童書が「良寛さま」だったというのだ。無欲と漂泊の人もとんだ巻き添えである▼民主党の役員会が決めた小沢元代表への処分案は、無難に取り繕う点で「良寛さま」に近い。菅首相や岡田幹事長は、除籍か離党勧告という「大人の本」をこっそり読んでいたはずなのに、一番軽い党員資格の停止でお茶を濁すらしい▼無論、強く出れば親小沢の議員らが黙っていまい。首相には、党分裂や総選挙を覚悟で脱小沢を通す度胸はなく、処分せずに結束を演出する悪知恵もなし。リーダーの及び腰で、党のメリハリはなくなるばかりだ▼向田さんが百も承知で書いたように、良寛その人は大変な好人物だった。この禅僧の清貧や公平無私に、決断力を加えた政治家が久しく現れない。国民の代表を、縁故や世襲で選んできた日本の不幸である▼新しい寺に来てくれという藩主の求めを、良寛は一句で断る。〈焚(た)くほどは風がもて来る落ち葉かな〉。暖も取れるし、どうにか暮らしていますのでお構いなくと。往時の菅さんも、強者にこびないのが売り物ではなかったか。万事に信念を貫けば、勢いは世論の風が「もて来る」ものを。
勢いは世論の風が「もて来る」ものを。引用部分を「 」囲いするのであれば「風がもて来る」とすべきところを、「もて来る」と動詞部分だけにしてしまっているところに、筆者の隠せざる「意志」が露頭してはいまいか?強引に強行突破しても、世論は俺達がいくらでも作り出して「もて来」てやるのに・・・。
さすがの<プレイヤー>振りと言いたいところだが、しかしこれも無意識のなせる業なのであろう、全体としてみてもどうもおかしな文章だ。
小沢一郎を除籍や離党勧告に処するのは「生くさい」「大人の本」の世界としながらも、一方で小沢一郎を処分せずに党の結束を「演出」するのは「悪知恵」だと言う。
そして敢えて「大人の本」の世界に踏み出せば、万事に信念を貫いた決断力の有る人物として世論の風も追い風になろうという趣旨なのだが、冒頭でそのことを「胡散くさい、二重人格のようなもの」だと初めにことわっているのだ。
いまオレが「 」で囲った部分は、全て天声人語氏自身のなかば無意識の自己表出のように思われるが、いかがだろうか?
最近カメラを意識している時以外はうつけた紙のような表情をしている管直人の「無意識」と、朝日新聞も連動して来ているようである。
http://rww.cocolog-nifty.com/blog/2011/02/post.html
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK107掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。