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第2回公判までの証言等を踏まえて実際のストーリーを組み直してみました。
本事件は、全て『名義』が『カギ』だったようです。
◆◆◆◆◆ 実際(収支報告書)のストーリー ◆◆◆◆◆
★【2004年10月05日】
登記記録によると2004年10月05日が売買予約と成っていますから、この日に、手付金1千万円を、小澤一郎個人からの「預り金 4億数千万円(※1)」より、売主に支払ったと考えられます。
(預り金の入金があるまで、陸山会が立替えていたということも、考えられます。)
★【2004年10月28日】
「預り金 4億数千万円(※1)」を、陸山会名義の普通預金に入金していたが、当該通帳と共に、陸山会名義(本来、実質的には、小澤一郎個人名義です。(※2))で「定期預金 4億円」を組む為の書類を『りそな銀行衆議院事務局支店長』に渡し、これを担保に『借入人 小澤一郎個人名義(※3)』での融資申し込みを行ったものと考えられます。
★【2004年10月29日午前中】
「預り金 4億数千万円(※1)」の「残金数千万円」と、「政治団体分 309,060,000円(※4)」の送金により、形式的には、小澤一郎個人より、売主に手付金1千万円を差し引いた「土地代金 332,640,000円」を支払ったものと考えられます。
★【2004年10月29日午後】
銀行融資が実行されたので、当該「4億円」を原資として、『陸山会名義の定期預金2億円×2本』として組んだものと考えられます。
★【2005年】
『陸山会名義の定期預金2億円×1本』を解約し、形式的には、小澤一郎個人に2億円を返済し、小澤一郎個人から「預り金 2億円」を受領したという形で、陸山会名義の普通預金通帳に入金した。
★【2006年】
『陸山会名義の定期預金2億円×1本』を解約し、形式的には、小澤一郎個人に2億円を返済し、小澤一郎個人から「預り金 2億円」を受領したという形で、陸山会名義の普通預金通帳に入金した。
これで、2004年の収支報告書に記載されている小澤一郎個人からの「資産等_借入金 4億円」は、返済完了となりました。
★【2007年】
銀行への返済期限が来たので、形式的には、小澤一郎個人が上記2006年迄に返済を受けた「4億円」を原資として、銀行に「4億円を返済」し、担保提供していた「定期預金証書」の返還を受け、解約したという形で、陸山会名義の普通預金通帳に入金されていた「4億円」を、小澤一郎名義の普通預金通帳に口座移動したものと考えられます。(※3)
従って、「預り金」が移動しただけであり、これは収支報告書に記載すべき事象ではありません。
◆◆◆◆◆ ※印の解説 ◆◆◆◆◆
★(※1)
【陸山会への貸付などに関する経緯の説明_平成22年1月23日】
http://www.ozawa-ichiro.jp/massmedia/contents/appear/2010/ar20100124150021
★(※2)
★【『2007年まで担保提供されていた定期預金』の名義】
実際は、『陸山会名義』で定期預金を作成していたようですが、それは、石川さんも、支店長も『錯誤による名義の記載間違い』であると法廷で主張すべきです。
★石川さんは、小沢さんからの「預り金 4億数千万円(※1)」を預かった時点で『仮受金』と『何者か(悪鬼)に吹き込まれてしまった』ようですが、『2007年まで担保提供されていた定期預金』については、元々、「預り金 4億数千万円(※1)」を使って組んだ訳ですから、小澤一郎個人の「お金」で組んだ「定期預金」と考えるのが自然です。
従って、例え『誤って、陸山会名義で定期預金を作成してしまった』としても、本来の実質的な名義は、『小澤一郎個人で有るべきなのです』から、これは、『錯誤でした』と主張すべきです。
★支店長も、『陸山会名義の定期預金を担保に小澤一郎個人が借入れる』ことは、陸山会の資産を私物化することになる等の理由で、原則的には、融資しないハズなので、担保契約の出来ない陸山会であることを考えると、『陸山会代表の小澤一郎個人が、小澤一郎個人の定期預金を担保に借入した』との認識であろうと思います。
★【『収支報告書に記載のある定期預金』の正体】
『預金等(定期預金)』の金額が、2005年と2006年に2億円ずつ減少すると共に、『借入金 小澤一郎』の金額も2億円ずつ減少していることから、この『収支報告書に記載のある定期預金』は、『2007年まで担保提供されていた定期預金』ではなく、銀行融資が実行された後に、当該「4億円」を原資として、『陸山会名義の定期預金2億円×2本として組んだものである』ことが解かります。
★(※3)
★『2007年まで担保提供されていた、誤って陸山会名義としてしまった定期預金』は、形式的には、2006年迄に小澤一郎個人へ返済済みとした「陸山会名義の普通預金通帳に入っている、預り金 4億円」を原資に、2007年の返済期限に銀行に返済し、担保の取れた「4億円の定期預金証書」の返還を受けたので、解約して、陸山会名義の普通預金通帳に入金し、小澤一郎個人名義の普通預金通帳に口座振込したと考えられます。これは、池田氏の『この証言』からも、窺えます。
◆(池田)『07年5月2日に元代表に4億円を返還したが、そもそもこれは元代表の個人資産。』◆
★(※4)
★「政治団体分 309,060,000円」の小澤一郎個人への送金は、陸山会が2005年1月7日に小澤一郎個人に土地利用権代として「342,640,000円」を支払う予定のものを,陸山会に替わり、政治団体が「立替えるという形で」送金をしたと言う事です。
★この「政治団体分 309,060,000円」の扱いは、2004年については、陸山会は、政治団体からの「未収金的なもの(未来において、寄附と成りうるもの)」となりますし、政治団体は、「立替金」でありますから、どちらも、収支報告書への記載義務はありません。
★2005年については、2005年1月7日付けで、陸山会は、形式的には、政治団体からの「寄附」を受領したことと成ります。
★同時に、陸山会は、「政治団体が立替えた分を差し引いた金額」を、小澤一郎個人に支払う事により、形式的には、小澤一郎個人に対して、2005年1月7日に『確認書』に基づいて、小澤一郎個人に土地利用権代として「342,640,000円」を支払ったと言う事に成ります。
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数字の根拠等は、こちらをご覧下さい。
※【ブログ名:陸山会事件の真相布教】
http://ajari-rikuzankai.at.webry.info/
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