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菅“退陣水域”突入! ヤケクソ解散恐れ「花道」着々…
2011.02.14 :夕刊フジ
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20110214/plt1102141220001-n1.htm
菅内閣の支持率がついに20%割れの「退陣水域」に突入した。行き当たりばったりの政治に、大半の国民があきれ果てていることが如実になったのだ。菅直人首相(64)はこの期に及んでも、生き残りのために政策的にかなり距離がある社民党との連携を模索しているが、「3月危機」は着々と迫りつつある。民主党内では菅首相の引き際と“ポスト菅”を模索する動きが急になっている。
「内閣支持率19・9%」。共同通信社が13日に公表した世論調査は衝撃的だった。先月中旬の前回調査から12・3ポイントも下落して、発足後最低を記録したのだ。起死回生を狙った先月の内閣改造は完全に失敗した。
一方、不支持率は前回53・9%から63・4%に急上昇。理由として「首相に指導力がない」が30・5%と最多。次いで「経済政策に期待が持てない」の27・4%で、内閣改造直後の前回から5・2ポイント増となった。
永田町では、内閣支持率が20%を割ると「退陣水域」といわれ、首相の求心力は急速に低下する。鳩山由紀夫前内閣は昨年5月30日に19・1%の「退陣水域」に突入し、わずか9日後の6月8日に退陣している。
いつお亡くなりになってもおかしくない菅内閣だが、そのきっかけとなりそうなのが2011年度予算関連法案だ。
衆参ねじれの中、菅首相は「熟議の国会」を掲げていた。だが、自民党や公明党の協力が得られないとみるや豹変した。衆院の3分の2を確保するため、普天間移設問題や消費税増税などで政策的に距離がある社民党にラブコールを送り、14日から予算案の修正協議を開始した。
菅民主党は、普天間移設費用の執行停止や法人税の減税分を雇用に振り向ける案を示したが、社民党は「今のままでは反対」(福島瑞穂党首)と拒否し、予算案からの削除・撤回を求めている。
そもそも、社民党内には「みだりに3分の2を使うべきではない」(照屋寛徳国対委員長)という意見や、退陣水域に突入した菅内閣との連携について、「小手先の野合は4月の統一地方選にマイナス。菅直人という人間が信頼できない」(ベテラン議員)などと否定的な声も多い。このままいけば、菅首相の政権運営は完全に行き詰まる。
自民、公明両党は、菅政権を早期の衆院解散に追い込み、4月の統一地方選と衆院選のダブル選挙も視野に入れて攻勢を強めている。そのため民主党内では「菅首相にヤケクソ解散をされたら完全に政権を失う」(中堅議員)との恐怖感から、「菅首相に花道を用意して退陣させ、3月下旬までに後継代表で新体制を整える」(閣僚経験者)という声が広がりつつある。
現時点で、「ポスト菅」に名前が浮上しているのは、やる気満々の前原誠司外相(48)と、真面目が売りの岡田克也幹事長(57)、中堅・若手に幅広い支持がある野田佳彦財務相(53)、中間派の樽床伸二元国対委員長(51)の4人だ。
政治評論家の小林吉弥氏は「ポスト菅は、前原氏と岡田氏の2人に絞られた」といい、こう解説する。
「菅内閣の支持率は3月末には10%台前半まで落ちる。党内に『菅首相では統一地方選が戦えない』という空気が蔓延し、菅首相は『退陣するから、関連法案に賛成してくれ』と社民党に懇願せざるを得なくなるだろう。ヤケクソ解散はあり得ない。前原氏は外交でアピールする一方、小沢氏に近い輿石東参院議員会長にまで接近している。一方、岡田氏は大型選挙で負け続けている。現状では、前原氏リードだ」
自民党時代にウンザリさせられた首相の首のすげ替えが、民主党政権でも再現されるのか。
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