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見えてきた9条改憲のシナリオ
http://www.asyura2.com/11/senkyo107/msg/369.html
投稿者 kamekameka 日時 2011 年 2 月 13 日 14:19:29: 1jDU299s7HhDs
 

http://blog.livedoor.jp/ikedakayoko/archives/51751144.html

池田香代子のブログ

見えてきた9条改憲のシナリオ

今月4日、タイとカンボジアの軍隊が国境で交戦し、死傷者を出したというニュースには驚きました。けれど、両国のあいだには国境問題があり、これまでも小競り合いが続いていたのだそうです。そんななか、18日から、米タイ合同軍事演習「コブラゴールド」が、カンボジア国境近くで行われます。毎年やっているもので、今回の武力衝突とは関係ないそうですが、そういう説明を聞くと、どうしても思い出すことがあります。去年3月の、哨戒艇「天安」が沈没した韓米合同演習、続いて7月に行われた韓米合同演習、そして11月末から12月にかけて行われた、韓国領海に侵入した北朝鮮の潜水艦を発見・追尾するという、3月の雪辱を晴らすためみたいな、あるいは「天安」沈没が北朝鮮の潜水艦のせいだったということを既成事実化するためみたいな韓米合同演習です。

このうち、7月の演習の時には、海上自衛隊員が空母ジョージ・ワシントンにオブザーバーとして乗っていました。そして11〜12月の演習時には、複数の海自艦が演習の行われている海域に集結し、オブザベーションしたようです。そして、今回の米タイ合同演習にも、韓国軍とともに自衛隊が参加するのです。それで、去年の韓米合同演習の時と同じだ、と思ったのです。こんなふうに、今後、自衛隊は、アメリカが同盟国と行う軍事演習にいつも参加していくのでしょうか。だとしたら、それはいったいなにを意味するのでしょうか。

さとうまきこさん情報によると、今月3日、石油パイプラインがらみで、日本はグルジアとの軍事協力について、秘かに協議したとのことです(記事はこちら)。また、レアアース・レアメタルがらみでウズベキスタンとも連携を強めるべく、閣僚が動いているそうです(記事はこちら)。さらには「民主主義と経済発展のための機構GUAM(グルジア・ウクライナ・アゼルバイジャン・モルドバ)」と日本の提携である「GUAM+日本」(」(2007年開始)というものがあるのだそうです。日本はこのGUAM諸国に資金協力をはじめとするさまざまな便宜を提供し、国連安保理入りへの賛成をとりつけているとのことです。これらの国々はロシアとのあいだに国境問題などさまざまな懸案をかかえており、グルジアなどは戦争へと発展したことは記憶に新しいところです。こうした国々となかよくし、「北方領土」問題でロシアとの関係は険悪なものにしておく……菅サンや前原サンの外交に不慣れと評されるふるまいは、じつは自公政権時代から着々とすすめられているある計画に沿った、「合理的」なものなのではないか、そんなどす黒い疑念が湧いてきます。

先に、日本の領土問題は「北方領土」も尖閣も、アメリカの国益にかなうようにコントロールされているということを、「アメリカの罠」と題して書きました(こちらとこちら)。それは地域での日本の孤立を招き、日本がアメリカしか頼っていくところがなくなれば、政治経済軍事、すべての分野でアメリカは日本を牛耳りつづけることができるからだ、と。その時、余力がなくて書かなかったのですが、日本の領土問題がアメリカを益するもうひとつの理由があります。

それは、日本がアメリカから輸入している武器の問題です。アメリカは、世界最悪の財政をかかえて、軍事費の大幅な削減を余儀なくされています。アメリカが軍事費をおさえこむには、地元に軍需産業をかかえる議員たちをなだめなければなりません。「アメリカ政府は買わないけど、外国の政府に買わせますから」と。EU各国は、独自の軍需産業もあるし、先ごろ軍事費の大幅な削減計画を発表したので、武器の売り込み先としては望み薄です。世界のどこかに国境問題や紛争の火種をかかえている金持ちの国はないかなあ、と見回せば、まっ先に目に入るのは、言うまでもなく日本と韓国です。そして菅政権はこのタイミングで、今後5年でおよそ23兆5000億円を軍事にあてる、つまり5年間は防衛費を実質いまのままということを盛り込んだ、「中期防衛力整備計画」を閣議決定しました。欧米がそろって軍事費を減らしていこうとしているいま、現状維持は目立ちます。これは、アメリカの軍需産業を、そしてもちろんオバマ政権をおおいに喜ばせるでしょう。支持率が1ケタになっても辞めない、という菅サンの言葉は、ここまでアメリカに媚びを売ったのだから、アメリカが地位保全に協力してくれるはずだ、という確信を表しているのではないでしょうか。アメリカは、日本の技術を自国の軍需産業のために役立てるために武器輸出三原則の見直しを迫り、開発経費を削減して、ここでも得をしようとしています。

論旨がごちゃごちゃしてすみません。ようするに、こうしたすべての動きをつなげると、日本はアメリカの手引きでどんどん軍事大国化している、ということです。韓国やタイといった、それぞれ中国の同盟国である北朝鮮やカンボジアと対立している国々の軍隊と自衛隊が、米軍を仲立ちに交流し、またロシアと対立の火種をかかえるコーカサス諸国と軍事を視野に入れた関係を深めていけば、自衛隊の「海外任務」は比重を増すいっぽうでしょう。そして、お伝えした与那嶺路代さんのワシントン情報の、とくに「その2」(こちら)を注意深く読めば、在沖米軍が引いたあとには、そっくり自衛隊が入ることを、アメリカの安全保障専門家は見込んでいることがおわかりかと思います。海兵隊自体はともかく、アメリカの権力中枢は在沖米海兵隊は、いかに日本が思いやり予算を手厚くしようが、やはり物入りで無意味だ、とそろばんをはじいているのだとしたら、普天間や辺野古や高江の米軍基地反対運動すら、アメリカは自国の利益に利用するかもしれません。退いてやるから、代わりにもっと武器を買え、とか。

そうなると、自衛隊の役割はおおきく変わります。解釈改憲ではやっていけなくなります。韓国やタイやコーカサス諸国と軍事的に同歩調をとるなら、集団的自衛権もスイッチをオンにしなくてはなりません。改憲です。菅政権のもとに策定された「防衛計画の大綱」が謳う「動的防衛力の構築」は、改憲へのおおきな一歩なのではないか、既成事実を越えてはならない一線を越えるまで積み重ねる、その最後のひと積みなのではないか、そんなことが国会でまったく議論されずに進められていくことに、私は怒り心頭です。イラクの自衛隊派遣は憲法9条1項違反だとする判決は確定しています。それをまるでなかったことのように進む軍事国家化、またしてもアメリカの財政難にさまざまな意味で貢献し、アメリカの国益に利するためなら、くにのありかたすらほいほい変えようとする動きに、なんだか世の中はのほほんとしすぎている、そんな焦りを覚えます。沖縄から米海兵隊がいなくなっても、改憲で晴れて軍隊になった自衛隊が代わりに入ってきたのでは、沖縄は基地の島であり続けます。そんなことにならないよう、私たちはいまなにをすべきか、いちど頭を冷やして考え直す時期にきていると思います。

あーあ、戦争しないから日本は平和なのに、
金儲けの為に武器作っている奴らの片棒かついで
平和が乱されるのは悲しいです。  

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コメント
 
01. 2011年2月13日 14:51:34: N8OYQhRpZk
> 欧米がそろって軍事費を減らしていこうとしているいま、現状維持は目立ちます。

「欧米がそろって軍事費を減らしていこうとしているいま、中国の飛び抜けた軍事費の増大は目立ちます。」
が事実です。

どうして、「中国の飛び抜けた軍事費の増大」が目に入らないのですか?
中国共産党の工作員だからですか?

> あーあ、戦争しないから日本は平和なのに、
> 金儲けの為に武器作っている奴らの片棒かついで
> 平和が乱されるのは悲しいです。  

あーあ、戦争しないから日本は平和なのに、
中国共産党が核心的利益拡大の為に軍事費を増大し
平和が乱されるのは悲しいです。


02. 2011年2月13日 15:16:44: sNdrwBpvYc
鳩「普天間の『最低でも県外』は、何も考えずに言っちゃいました、ゴメン」
1 名前: でんちゃん(catv?) 2011/02/13(日) 08:17:22.82 ID:aIJ1c7q/P ?PLT(55234) ポイント特典

海兵隊の「抑止力」は後付け 鳩山氏、普天間の全容語る

 鳩山由紀夫前首相は12日までに共同通信とのインタビューに応じ、首相在任中の課題だった
米海兵隊普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設交渉の全容を初めて語った。

 昨年5月に県外移設断念の理由として挙げた在沖縄海兵隊の「抑止力」について、鳩山氏は
「辺野古しか残らなくなった時に理屈付けしなければならず『抑止力』という言葉を使った。
方便と言われれば方便だった」と弁明し、抑止力は「後付け」の説明だったことを明らかにした。

 また、米軍の一体運用さえ確保できれば県外移設は十分可能性があるとの認識を示すとともに、
交渉過程で実務を担う外務、防衛両省の官僚が県内移設に固執し、その“抵抗”に苦悩していたことも
明かした。

 前首相が抑止力は後付けの理屈としたことで、あらためて、日米共同声明で合意した沖縄県
名護市の辺野古崎地区への移設の是非をめぐり論議を呼びそうだ。

 鳩山氏は2009年総選挙の際に移設先を「最低でも県外」と発言したことついて「大いなる期待感を
もって申し上げた」と述べ、具体的な見通しがなく戦略性が欠如していたことを認めた。
県外移設が実現せず「沖縄の皆さんに申し訳なかった」と謝罪した。

http://www.47news.jp/CN/201102/CN2011021201000535.html


03. 2011年2月13日 15:30:26: DIjHb647cg
> あーあ、戦争しないから日本は平和なのに、
> 金儲けの為に武器作っている奴らの片棒かついで
> 平和が乱されるのは悲しいです

中国への支援。北朝鮮への送金をなんとかしないと
現状でも担ぎまくってますが


04. 2011年2月13日 16:01:55: F2ddIr42t6
レイプされても抵抗しなければ 平和なの?


05. 2011年2月13日 17:41:38: wN6xDw5WFM
>>4 レイプされても抵抗しなければ 平和なの?

確かに米国からレイプされながら抵抗していない日本ではありますね、


06. 2011年2月13日 21:18:23: 7Ucl5EynCs
こういう話題にすぐ飛びついてきて、おんなじこと言うのが、工作員の特徴ですねwww。

米国の新軍事戦略に、日本も韓国も、統合される、そういう工作が今行われている。。米軍単独主義で、「なるべく武力行使回避」という国連憲章には、<もはや拘束されない>、という考え方だ。安全保障のために、《 予防的に先制攻撃も 》するのだ。

実際、イラクには、それをやった。100万人以上殺したと言われている。ウランもばら撒いた。人類史に特筆される大犯罪だ。日本人もそれに金を出したのだ!日本史の大恥だ!

その米軍に露払いとして、手下として、犬として、使われたいのか????!!!

そうするための法律改正・整備が、なされようとしている。ポチをつかって。

日本人の若者の命が、いま狙われているのだ。

ご参照して、ご参笑くださいませ→http://www.asyura2.com/10/warb7/msg/284.html



07. hajime 2011年2月14日 01:30:40: efAW.Wfjeis7E : 0e5o1IIzl6
我が国の間違いは、単独講和(サンフランシスコ条約と日米安保条約)にある。
あのとき全面講和をもって独立を得ていたら、北方領土も対中関係も早期に解決でき、沖縄の基地化も回避できたであろう。
連合国ならぬ米軍占領下から独立するために、その代償として憲法違反の自衛隊を創設し、国内の米軍基地を許容するーその挙句、米国の思うままに歴代内閣は動いてきた。そして、改憲へと動きはじめた今、真の独立とは何か、防衛とは何か、外国の脅威とは何かを真剣に考えなければならない時にきている。
「われらは平和を愛する諸国民の公正と正義に信頼してわれらの生命と安全を保持することを決意した」ーこれは日本国憲法前文の一節である。
300万人の同朋を戦争で失った国民の声であったはずである。だからこそ「武力による威嚇と武力の行使を永久に放棄し」「軍隊を持たない」ことを世界に宣言したのである。あらためて言おう。自衛隊は違憲である。日米安保条約も違憲である。
どの国からも独立し、永世中立を国是とする国を侵攻する国は全世界から糾弾されるであろう。不戦の誓いをした日本こそ世界的軍縮の先頭に立つ勇気をもつべき時に至っていると思う。        ある戦争遺児の感想

08. 2011年2月14日 21:26:26: 9YYa5Rrh66
>>07.
> 我が国の間違いは、単独講和(サンフランシスコ条約と日米安保条約)にある。
> あのとき全面講和をもって独立を得ていたら、北方領土も対中関係も早期に解決でき、沖縄の基地化も回避できたであろう。

ソ連政府は北海道の北半分の占領を計画していた。
もし、ソ連の参加した全面講和であれば、当然ソ連の利益を条約に書き込む。
北海道の北半分がソ連領となった可能性が高い。

> 連合国ならぬ米軍占領下から独立するために、その代償として憲法違反の自衛隊を創設し、国内の米軍基地を許容するーその挙句、米国の思うままに歴代内閣は動いてきた。そして、改憲へと動きはじめた今、真の独立とは何か、防衛とは何か、外国の脅威とは何かを真剣に考えなければならない時にきている。

「真剣に考えなければならない時にきている」ではなく、「真剣に考え終わった時にきている」と言うべき。

> 「われらは平和を愛する諸国民の公正と正義に信頼してわれらの生命と安全を保持することを決意した」ーこれは日本国憲法前文の一節である。
> 300万人の同朋を戦争で失った国民の声であったはずである。

日本を永久に占領するためにアメリカが作った憲法である。
日本国民の声ではない。

> だからこそ「武力による威嚇と武力の行使を永久に放棄し」「軍隊を持たない」ことを世界に宣言したのである。あらためて言おう。自衛隊は違憲である。日米安保条約も違憲である。

明らかに自衛隊は違憲である。日米安保条約も違憲である。

隣国のソ連は日本の敗戦の寸前に、日ソ不可侵条約を無視して千島列島を占領し、さらに北海道北部を占領しようとした。

隣国の中国は尖閣諸島を中国の核心的利益であり、自国領だと主張しているし、更に、沖縄も自国領にするつもり。

隣国の韓国は竹島と対馬を自国領だと主張しているし、北朝鮮は公然と工作員を日本に上陸させ、日本人を拉致した。

このようなロシア、中国、韓国、北朝鮮等の侵略国家に囲まれている日本が、
「われらは平和を愛する諸国民の公正と正義に信頼してわれらの生命と安全を保持することを決意した」はお笑いである。
ロシア、中国、韓国、北朝鮮等には「公正と正義」のかけらもない。

> 永世中立を国是とする国を侵攻する国は全世界から糾弾されるであろう。不戦の誓いをした日本こそ世界的軍縮の先頭に立つ勇気をもつべき時に至っていると思う。

アメリカはイラクが大量破壊兵器を持っていると言って、イラクに攻め込んだが、どこにも大量破壊兵器は無かった。
それで何処の国がアメリカを糾弾できるのか?
ロシアがどこかの国へ攻め込んだとして、何処の国がそれを糾弾できるのか?

他国のために命を捨てる他国民は居ない。
国を守るのはその国の国民の義務。
その義務を果たさない国を守る他国は居ない。

もし、本当に「戦争遺児」でかつ日本人ならば、何故、どのように戦争が起きたのか、少しは勉強すべき。

少なくとも、次の本は読むべき。
ヘレン・ミアーズ「アメリカの鏡」メディアファクトリー (1998).

日本はアメリカの鏡である、日本はアメリカを鏡として同じ事をやってきたが、アメリカが行う時は正義であるが、同じ事を日本がやるのは不正義である、
アメリカは自国の国益のために自由に戦争を始める権利があるが、日本が同じように戦争を始める権利はない等、アメリカと日本を同等の視線で見たときの不合理を、太平洋戦争の歴史を見ながら戦争の原因を詳細に論じている。

ヘレン・ミアーズの結論は日本は侵略国家ではない、それはペリーが日本へ来る前の1800年の歴史を見れば分かる、日本が戦争を始めたのは、欧米の政治手法を正義として学んだからであり、単なる経済的利益と言うよりは国家の生存のためめである、と言うこと。


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