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新ベンチャー革命2011年2月12日 No.290
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/22730451.html
タイトル:ムバラクついに辞任:エジプトは晴れて脱・米国戦争屋傀儡国家となるか
1.エジプト・ムバラク大統領、ついに辞任
2011年2月12日、ムバラク・エジプト大統領が辞任、暫定実権をエジプト軍部が握ったようです。これまで軍部は国民デモを弾圧することはなかったので、国民デモが起きて以来、軍部はムバラクの指揮下にはなかったということになります。
現在、ポスト・ムバラクの実権を握ったエジプト軍部と軍部出身のエジプト・スレイマン副大統領(新任)の関係の詳細は不明ですが、少なくとも、スレイマンは米国戦争屋エージェントであり、エジプト軍は過去、米戦争屋から多大な軍事支援を受けています。
さて本ブログのテーマは米国戦争屋およびそのロボット・悪徳ペンタゴン日本人です。なお、上記、米国戦争屋およびそのロボット・悪徳ペンタゴン日本人の定義は、本ブログのNo.225の注記をご覧ください。
上記エジプト問題について、本ブログの見解はすでにまとめてあります(注1)。それによれば、エジプト国民の反政府運動は、米国戦争屋および欧州寡頭勢力の代理戦争という見方をとっています。
また、米国のエジプト対応に関し、オバマ大統領とヒラリー・クリントン国務長官の声明に食い違いがあることも指摘しています。オバマはムバラク即時辞任の示唆であり、ヒラリーは、ムバラク即時辞任回避の示唆です(注2)。
同じ政権内でどうして、声明が食い違うかに関し、本ブログでは、オバマは欧州寡頭勢力(オバマの後見人・ジェイRF支持勢力=銀行屋)寄りであり、ヒラリーは、米戦争屋ボス・デビッドRFがオバマ政権に強引にもぐりこませた戦争屋エージェントであるからだとみなしています。
今回、ムバラクが辞任したことで、オバマはヒラリーに先んじて、それを歓迎する声明を出しています。
ちなみに、2011年2月12日朝日新聞朝刊の一面トップ見出しは“ムバラク辞任拒否”となっています。まさに朝日の大チョンボです。これは、米戦争屋エージェント・ヒラリー派に同調していることから生じた自業自得の大チョンボです。この見苦しい大失態から、朝日は、米戦争屋寄りの偏向新聞であることを図らずも、みずから露呈しています。
2.ポスト・ムバラクのエジプト情勢にウラのウラはあるのか
本ブログは米戦争屋をテーマにしているので、彼らが今後、エジプトをどのようにハンドルするつもりなのか、また、アンチ戦争屋の欧州寡頭勢力はどのようなエジプト戦略をもっているのかを分析してみます。
もし、現在が、10年前のブッシュ戦争屋・ネオコン政権時代であったなら、戦争屋とイスラエルはエジプトをイランのように反米化させるよう工作し、同時に、米国内世論に、イスラエル防衛のための米軍の中東出動を呼びかけるでしょう。そして、米・イスラエル vs 中東反米諸国の対立構造を煽って、第五次中東戦争を引き起こそうとするでしょう。ところが、現在の米国の政権はオバマ政権であり、米戦争屋が単独でこのような戦争を引き起こすことは大変、困難です。
そこでエジプト戦略をめぐって、欧州寡頭勢力と米戦争屋はすでに水面下で駆け引きを行っていると考えられます。スレイマンが次期大統領になれば、エジプトはこれまでどおり米戦争屋傀儡国家となりますが、米戦争屋単独では、エジプトを傀儡化しておくための経済援助余力はないのです。
一方、欧州寡頭勢力は、ヒラリー・クリントンを除く米オバマ政権、EU諸国、イラン、ロシア、中国などを味方につけて、大統領選挙をやるよう主張し、エルバラダイを候補に仕立てる腹づもりでしょう。いずれにしても、エジプト暫定政府は国民総選挙をやらざるを得ません。米国はオモテムキ、世界に向けて民主化を唱えてきましたから、米戦争屋は総選挙を経ずに戦争屋エージェント・スレイマンを大統領にすることはできません。
3.米戦争屋がエジプトの傀儡化を引き続き維持する条件:カネ、カネ、カネ
米戦争屋が、エジプトを傀儡国家にしておくためには、それなりのまとまったカネが要るのは確かです、しかし、今の戦争屋にはその余裕はありません。そこで、彼らはいずれ日本によるエジプト経済援助を要請してくる可能性は非常に高いわけです。それに関して、本ブログではすでに分析済みです(注2)。
戦争屋内ネオコン(親イスラエル)はイスラエル防衛最優先ですから、エジプト傀儡化の持続を断固主張するはずです。そのためには、スレイマンが大統領になるようにヤミ工作が不可欠であり、至急にスレイマン支援(カネ)が必要になります。
ところが本件について、今の戦争屋内において、ネオコンの発言力は低いわけです。その証拠は、2010年8月、戦争屋内ネオコン(親イスラエル)が強硬に主張したイラン・ブシェール原発先制攻撃が却下された事実にあります(注3)。
上記の事情により、たとえ、エジプトが反米国家になっても、今の米戦争屋内ネオコンは、イスラエルを全面支援して、イラン、エジプトと全面戦争するパワーはとても、もっていないでしょう。また、それをオバマ政権背後に控える欧州寡頭勢力が許すはずがありません。
4.米戦争屋内が中東戦略をめぐって対立している?
さて、国際情勢に詳しいフリージャーナリスト田中宇氏は、周知のように米戦争屋内には隠れ多極主義者が紛れ込んでおり、チェイニーなどもその部類に入ると前々から主張しています。そこで、もし、今の米戦争屋内の大勢が多極主義者なら、彼らはイスラエルを守るふりをして、最後はイスラエルを見捨てるわけです。
ところでチェイニーの盟友・ラムズフェルドは2月8日に回顧録を発売、その中で、イラク戦争をめぐって、米戦争屋内で、ラムズフェルドはブッシュ、ライス、パウエルと対立していたことをにおわせているそうです。
つまり、ブッシュなどの米戦争屋中道派(伝統的共和党系)はネオコンよりむしろ、今のオバマ政権に近く、オモテムキの多極主義者ということです。ヒラリーも本心はこれに近いと思われます。
一方、米戦争屋内の隠れ多極主義者(チェイニーやラムズフェルド)は、ネオコン・シンパだったので、オモテムキはネオコンに同調してきたのです。なぜなら、米戦争屋幹部は、米国内にて親イスラエル勢力(戦争屋の有力スポンサー)に常時監視されており、おもてだって、イスラエルを見捨てる戦略を取ることは不可能だったのです。
しかしながら、今の戦争屋にはネオコン・シンパが少ないようなので、重荷のエジプトを手放す可能性があります。そうなれば、エジプトは晴れて脱・米戦争屋傀儡国家(=対米自立)となり、簡単に反米化します。日本にとって、うらやましい限りですが、脱・属国達成にはやはり国民の血が流れるということです。
5.米戦争屋傀儡国家の日本とエジプトの違いとは
今回のエジプト騒乱にて、多くの日本国民は、日本とエジプトが両者、米戦争屋傀儡国家であることを知ったと思われます。
ところが、米戦争屋からみると、日本は搾取できるおいしい傀儡国ですが、エジプトは、逆に、援助しなければならない重荷の傀儡国です。米戦争屋にとって、エジプトの傀儡化はイスラエルを守るためだったのです。
そこで彼らの発想は、日本からカネを出させて、エジプトに対する一定の覇権力を維持し、反米化を最小限に食い止めたいと考えるのではないでしょうか。
米国政府のヒラリー・クリントン国務長官(戦争屋代弁者)の日本政府に対する今後の出方を注意深く見守る必要があります。
注1:本ブログNo.282『エジプト革命と小沢降ろしの共通性:世界的寡頭勢力の代理戦争』2011年2月4日
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/22551321.html
注2:本ブログNo.286『鉄道模型5000億円也:ヒラリー、エジプト復興支援を日本に無心か?』2011年2月8日
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/22639489.html
注3:本ブログNo.178『民主党菅政権の日本:四面楚歌に陥った米国戦争屋(D系)に抱きつかれ心中の運命か』2010年8月22日
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/17794195.html
ベンチャー革命投稿の過去ログ
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/1386/melma.htm
テックベンチャー投稿の過去ログ
http://www.elmstadt.com/news/techventure.html
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-PaloAlto/8285/column-top.html
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