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【<腐っても鯛>アメリカと、<腐りっぱなし>の日本、マスコミ比較で見える国民の民度の違いが切ない。(晴れのち曇り、時々パリ)】
2011-02-10 23:57:12
岩手県知事「達増書拓也」氏の投稿より抜粋。
『ニュース・スパイラル 』
↓
<シリーズ小沢一郎論(14)── 小沢攻撃をめぐる最終戦の行方>
http://www.the-journal.jp/contents/newsspiral/2011/02/14_1.html
(転載開始)
>小沢問題は、そもそも、よくある一政治家の疑惑問題ではなく、政権交代つぶしにつながる検察の攻撃だった。小沢氏は、検察の暴挙のせいで衆院選が混乱し、政権交代がつぶされないように、自ら犠牲になって代表を辞し、総理への道を鳩山氏に譲った。参院選前に幹事長を辞したのも同様の自己犠牲である。これで終わっていれば、小沢問題はせいぜい(といっても歴史に残る大問題だが)検察暴走問題で済んでいたのだ。それが、菅首相が小沢問題を国を挙げての大問題と位置づけて、小沢攻撃の先頭に立ち、小沢攻撃で自民党にすり寄ろうとしたため、小沢問題は菅問題となり、総理のあり方や日本のあり方が問われる問題に発展したのだ。
(転載終了)
これまでの日本の大手マスコミは、日本人特有の感性である『判官びいき』を完全に放棄して、ただひたすら「正義を潰す為に」奔走している。
それも理由はただ一つ、『大手マスコミ』が利権集団であり、旧権益層と癒着した存在であるからだ。
「隠れた悪を暴く」と言う本来の使命を忘れ果て、自分達の利権を潰さんとする改革者を叩き潰す事で、その存在価値を放棄してしまった。
『社会の木鐸』ならぬ、『旧弊社会の寄生虫』に過ぎない。
そこへ行くと、世界秩序を撹乱し自国の世界制覇に凝り固まって、他国への配慮など微塵も無いアメリカでは有るが、少なくとも「自国内においては」、正論がまかり通る余地が、ちゃんと残されている様だ。
▶トヨタたたきで米紙「米議会 責められるべきだ」(読売見出し)
▷小沢たたきで日紙「国会とマスコミは責められるべきだ」(コウ兵衛見出し)
>米ワシントン・ポスト紙は9日付の社説で、米運輸省がトヨタ自動車の急加速問題で「欠陥なし」との最終報告をまとめたことを受け、「ヒステリーを引き起こした米議会は責められるべきだ」と指摘し、反省を促した。
>>巴里コウ兵衛新聞は10日付け社説で、小沢元民主党代表への陸山会事件で「検察側捜査の違法性が明らかに」なるつつある事を受け、「ヒステリーを起こした国会与野党と、パシリを務めた大手マスコミは責められるべきだ」と指摘し、猛省を促した。
>社説では、米議会の公聴会を、「真相を探るより、(報道の)見出しになることを意図したやり方だった」との見方を示した。その上で、大局観や自制を欠き、真相究明につながらなかったとして、過剰なトヨタたたきを行った議会の対応を批判した。
>>社説では、与野党のやり取りを、「真相を探るより。(報道の)見出しになり政局を造り出すやり方だった」との見方を示した。その上で、民主主義の意義や、国会議員の立場を忘れ、真相解明に繋がらなかったとして、過剰な小沢叩きを行った国会の対応を批判した。
>急加速の原因と結論づけられたアクセルとブレーキの踏み間違いについては、「トヨタは顧客を批判できず、(反論などが)不可能だった」として、トヨタを擁護した。
【読売新聞/2月10日(木)10時26分配信】
>>疑惑の原因と結論付けられた期ズレと西松違法献金の授与については、「小沢は最初からクロとの結論有りきで、(反論などが)不可能だった」として、小沢氏を擁護した。
<<コウ兵衛新聞/2月10日(木)23時55分配信>>
このような記事を、『ヨミウリ』が報道する可笑しさ。
優れた他者を範とは出来ず、単なる外信記事として掲載するオソマツさ。
レベルの違いは、ラベルの違いでもあるらしい。
『読売』→読み物を売る。
『ワシントン・ポスト』→正義を敷衍させる。
それにしても、マスコミもマスコミなら、政府も政府。
何もかも狂ってる。
▶首相、決別宣言 薄氷「3分の2」を自ら割る(産経見出し)
>「裁判が終わるまで党を離れてくれないか」−。菅直人首相(民主党代表)が10日、小沢一郎元代表に離党を勧告した。乾坤一擲(けんこんいってき)の決別宣言だったが、小沢氏は完全に黙殺。首相の2度目の直談判は党内の亀裂を決定的に深めただけに終わった。≫
『講釈師 見て来た様な嘘を言い』の典型。
菅直人が小沢氏に向かって
「・・・党を離れてくれないか」
なんて、ため口きける訳が無かろう。
当事者以外に知る由もない<会話>を、シャアシャアと。
お得意のリークかな。
それにしても、この『文字起こし』の、品のなさ。
本当に、「お里が知れる」ってものです。
>存在感を増したい社民には「渡りに船」だった。さっそく社民党の重野安正幹事長は10日の記者会見で「向こう側が話を求めてくればテーブルにはつく」と政権との予算修正協議に応じる方針を表明。阿部知子政審会長は、民主党の玄葉光一郎政調会長(国家戦略担当相)と会談し、14日からの協議入りを決めた。
>政権の足元を見た社民党は“無理筋”の修正要求を突きつけた。米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)移設関連経費の取り下げや法人税減税の撤回はその最たるものだ。ある社民党幹部は政権との駆け引きを離婚訴訟の慰謝料請求に例える。
>「最初に1千万円と言えば和解では800万円になる。500万円と言えば400万円になってしまう。だから初めから譲歩はしない」 ≫
菅直人一味にすれば、身から出たサビ。
今更ヌケヌケと『社民党』に、協議を持ちかけられる神経が、想像を絶する。
恥も無ければ、矜持もない。
あの時、閣議決定書にサインをせず瑞穂タンに席を立たせた、あのときの菅直人民主党の方向性は、何だったのだ?
方向転換も、マニフェスト無視も、自民党政治への回帰も、総て何でも有り。
地位にシガミツク為なら平気の平左。
>衆院6議席の小政党にそこまで配慮を重ねてようやく到達する「3分の2」ラインだが、本当の波乱要因は足元に潜んでいる。
>「予算関連法案の再議決で突然腹痛に襲われるかもしれないな…」
小沢氏に近い若手議員はこううそぶいた。意味するのは「腹痛」を理由にした棄権。小沢氏への離党勧告は“造反リスク”を誘発した。
>そもそも薄氷の「3分の2」ラインは小沢氏自身の「賛成」も計算に入る。小沢氏の元秘書で民主党を離党した石川知裕衆院議員も与党系無所属にカウントされている。
>それだけに民主党中堅は10日、「小沢切り」に動く首相を痛烈に批判した。「3分の2をかき集めようと必死になっているのに何でそれを壊すようなことを…。ネジがずれてるんじゃないの?」
>加えて社民党にすり寄ったことで自民党など他の野党の協力はほぼ絶望的となった。首相が最重要課題に掲げる税と社会保障の一体改革も「絵に描いた餅」となりつつある。
>3月末にも予定される予算関連法案の衆院再議決。
これが政権のXデーになるよう時限爆弾を設置したのは皮肉にも首相自身だった。
>小沢氏に近い中堅は諦め顔でつぶやいた。
「もう予算なんて通らない。内閣総辞職だろう。そうじゃなかったら民主党解散だな…」
【産經新聞/2月11日(金)0時42分配信】
今更言う事でもないが、この『産経』と言う新聞は、日本の大手マスコミを象徴する「品のなさ」でありますね。
ワシントン・ポストと比べると、彼等に申し訳なかろうが、<報道>とは「真実の追究」と「権力の監視」である。
日本の大手マスコミは、<報道>とは「捏造」と「表の権力に対する揶揄嘲笑」である。
陰の権力にへばりついて、生き血を吸うヒルの如きと言うか、サメの口腔内で食べ滓を掃除する「寄生魚」の如きというか、限りなく品がない。
「国民は、自らのレベルの政治家しか持てない」
または。
「政治家は、己のレベルのマスコミしか持てない」
両者に揃って言える事。
<恥知らず>の変節漢。
<反省無し>の厚顔さ。
小沢裁判に先立って、石川議員等三名の『元秘書』の公判が、やっと始まった。
検察の在り方と、特捜の存続が問題にされかかって、今静かに「元の木阿弥で幕引き」が計られているらしい。
しかし、石川議員公判が進むにつれて、検察の非合法な不正ぶりが、その間の恫喝や拷問に等しい不法捜査の解明によって、明らかにされるであろう。
その際、『大手マスコミ』どもは、自省するのだろうか。
石川議員達に、謝罪するのだろうか。
翻って、小沢氏の無実が確証された暁に、どういう態度に出るのだろうか。
恐らく、「コロッと態度を変えて」何事も無かったかの如くに、平気なツラして、何も変わらないに違いない。
日本は、誤報に甘すぎる。
ましてや、『意図的』な『悪意を持って』の<誹謗中傷>と、かってな<有罪扱い>の報道には、断固たる措置を、とるべきである。
その為にも、小沢氏の公判が、一日も早く始まる事を切望する。
それにしても。
日本に、ワシントン・ポスト並みに「正義感に立脚して」正しい見解を主張するマスメディアが出て来る余地は、ないものか。
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