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今、日本の政治がおかしな兆候を見せ始めている。
私はものすごい危機感を持っている。
そこで、少しでも、その流れに竿をさすべく、特に2009年に初当選した、民主党の一年生議員に、もう一度初心を思い出してもらいたく、以下を書き連ねる。
1国会議員という地位について
君たちが、日本国憲法を読んだことがあるかどうかはさておいて、
日本国憲法の41条にはこうある。
「国会は、国権の最高機関であつて、国の唯一の立法機関である。」
代議士と言う言葉がほとんど死語になっているが、国会議員は代議士であることには変わりはない。憲法の条文の「国権」とは国の主権であって、これを保有しているのは、「国民」、すなわち我々であって、君たち国会議員ではない。国会議員は、「国民」の主権を実行するために、我々の言い分を忠実に履行することが任務である「代議士」であることを忘れてはならない。
国会議員は「代議士」すなわち我々の「代弁者」に過ぎない。従って、任命権は我々にある。我々が、君たちが不要と判断したら、選挙で落選するだけ、それだけのことである。
よって、「国会議員」になったイコール就職したなどとまかり間違っても勘違いしてはいけない。また、国会議員の活動を保証するために、法は様々な特権を保証しているが、これはあくまで任期期間中の我々のためになる活動を保証するものであって、君たちを優遇しているわけではないことを十分に理解すべきである。
国会議員としての任期中の保証はあるが、今後の地位を保証されているわけではないことは十分に理解されたい。また、その保証を求めてもいけない。君たちの国会議員としての地位は我々「国民」が保有している。
国会議員であることは特権ではない、むしろその職務を忠実に実行しようと思えば、そう何年も国会議員を続けることはできないはずだ。
2政党について
政党は会社ではない。
君たちは、政党に雇用されているわけではない。いわんや民主党執行部の管が仙谷や玄葉や岡田が上司であると言うわけではない。いわば、君たちは彼らから給料をもらっているのではない。そこのところは十分に理解すべきである。
よって、民主党にいたとしても、執行部の指示に従うかどうかは自己の良心に任されているのであって、絶対に従う必要もない。また政党であるから、間違っていれば、間違っていると主張すべきであるし、それでも無理なら、離党すればよいことである。民主党を離党したとて、国会議員でなくなるわけではない。
執行部の人間が偉いのではない、当選回数が多いからと言って、偉いわけではない。政党に属するすべての国会議員は、平等であり、平等でなければならない。
3情報について
君たちはどこから情報を得ているであろうか?
新聞、テレビと応えるようなら、すぐに国会議員を辞職して、市井の人に戻るがよい。それでは、我々「国民」となんら変わりはない。その程度の情報力で何で我々の「代弁」が勤まるのか?
君たちには活動を保証するために、様々な特権がある。これらを利用して情報を入手すべきであるし、我々「国民」からも「意見」を聞くために自らの足で情報を入手するべきなのである。
君たちは、以下の問題に真の回答を出せるか?
「なぜ、管は消費税増税、TPP参加に駆り立てられているのか?
なぜ、小沢一郎氏は強制起訴されたのか?」
出せなければ、また、大企業がそれを要請しているからと答えるだけであるならば、やはり、国会議員を辞職して市井の人に戻るべきだ。
4法律について
国会議員は立法府に所属する。立法は法律の制定・改廃を行う。
しかし、特に仙谷をみるがよい(枝野も)。
彼らは弁護士資格を有する。いわば法律の専門家であるらしいのだが、彼らは、自分の権力の保持ためだけに法律をつかっていると言う特殊人間である。
法律はあくまで、「国民」の生活を憲法に基づき、よりよいものとするために、全体的な利害調整の手段とすべきであって、自らあるいは一部のものだけに使用されるべきものではないことを十分に理解すべきだ。
まだ、書きたいことがあるが今日はここまでにしておく。
以上書いたことは、国会議員として理解しておくべきことの「イロハ」である。小沢一郎氏がこれを読んだら、ある程度の理解はしてくれるかもしれない(まだ、甘いと言われるかもしれないが)。
管直人は、絶対に理解できないか、考えたこともないに違いない。
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