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2011.02.08 02:33
■2月某日 名古屋トリプル投票で、河村たかし名古屋市長と愛知県知事選に立候補した大村秀章氏がダブル当選した。市民所得減税の恒久化や議員報酬半減の政策が支持されたのだ。愛知県も名古屋市もこれまでは民主党の牙城だった。そこで、民主党が推薦した候補が大惨敗したのだ。
菅総理になって以降、前回の参議院選挙から地方の知事選や県議会選挙でも、民主党は連戦連敗続きである。名古屋トリプル選挙は名古屋市会議員の解散も対象となっており、それも河村氏が訴えた市議会解散要求が勝利した。近々に行われるだろう市議会選挙でも河村派の議員が過半数を制すれば、民主党に対する有権者の声は確実に菅政権に「NO!」を突きつけることになる。
選挙を仕切ったのは岡田幹事長。自ら党首を務めた前々回の参議院選挙でも惨敗しており、岡田、枝野、安住といった連中は口先ばかりで、選挙に関しては何ひとつ実績を示していない。それでも、菅総理は、「小沢氏の政治とカネの問題に決着がついていないことが惨敗の原因だ」とでも言い張るつもりなのか。そろそろ、自らの政治能力とセンスのなさを自覚し、つまらぬ意地を捨てて、同じ民主党員なのだから一刻もはやく挙党体制をつくらないと、次の統一地方選も惨敗は、確実、必至と断言しておく。
むろん、菅政権も崩壊へ一直線である。
政権交代から今日までの民主党の選挙を見ていると、小沢一郎のいない民主党では「選挙は絶対勝てない」ということも証明している。偽メール事件で失脚した外相の前原氏が「ポスト・菅」の最有力候補らしいが、前原で選挙に勝てるわけがない。口先だけの無責任性も国民に見抜かれてきたし、親米一辺倒で、反中国、反ロシアの前原に安定した外交政策は望むべくもない。むろん菅、仙谷、岡田、枝野、野田,玄葉らの反小沢グループが束になっても、選挙に勝てるはずがない。
小沢氏は自民党時代から選挙に関しては徹底したドブ板選挙を繰り返してきた。大都市のターミナル駅ではなく、ビールケースのお立ち台の上で、たとえ農村や山村での少数の聴衆しかいなくても地道に選挙戦を戦い抜いてきた。民主党には、他にそんな人材はいない。
政権交代劇の最大の恩人を潰したら、菅―千谷―前原は政権の妙味すら捨てざるを得ないということが、現実的にわかっていない連中ではないのか。常に、自分たちの地位を脅かしかねない最後の大物政治家・小沢を潰すことが、自分たちの安泰につながると信じ込んでいるのだろうが、小沢抜きの民主党では、霞が関も米国も大手メディアも野党陣営も恐れるに足りぬと思っていることは子供にでもわかる話ではないか。
今回の民主党惨敗で都知事選も面白くなってきた。石原都知事は老害と言われようとも、四選にチャレンジする可能性が高い。今のところ、東国原前宮崎県知事が出馬の意向を表明している。民主党がエースの蓮舩を立てても、菅政権批判が厳しくなっている状況を思えば、無党派層にソッポを向かれ、意外に東国原が名古屋市長選のような劇的大勝利を収めるかもしれない。東は運のいいやつだから、ひょっとしたらひょっとするかもしれない。
むろん、筆者の勘だけの判断だが、民主党はダメだし、かといって自民・公明もダメ、という既成政党に対する強い政治不信が選挙結果に反映される可能性もあるだろう。個人的には、高校の後輩である東国原は都知事には向かないと思うが、青島幸男だって都知事がつとまったのだから、ま、大丈夫か (苦笑)。
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