http://www.asyura2.com/11/senkyo107/msg/114.html
Tweet |
JanJanBlog
亀井代表が新自由主義に回帰する民主党の独断を批判
2011年 2月 9日 22:34
高橋清隆
国民新党の亀井静香代表は9日、政府が進める「社会保障改革に関する集中検討会議」について「何の相談もない」と民主党を批判するとともに、新自由主義路線への回帰により、11年度予算関連法案など重要法案で社民党の協力が得にくい状況が生まれていることを非難した。
国民新党本部で記者会見に臨む亀井代表(左)と田中康夫新党日本代表(撮影:高橋清隆、2011年2月9日)
亀井氏は菅総理と7日に官邸で食事した際、「検討会議」のやり方に抗議したことを明かした。「連立を組んでいるうちに何の相談もなく、審議会か何かつくって自公時代の心臓部丸ごとみたいなもので今後の連立の大事な問題を、かつての経済財政諮問会議みたいな形で権威を持ってどんどんいく。それは無理よと伝えた」と述べた。
その上で、「やった後で言ったって遅い話。勝手に与謝野大臣がつくっておいて人選も相談しないで、それが基本的な社会保障なり、裏打ちの税なり報告したって。そんなことは内閣の方針になり得ない」と批判した。
さらに亀井氏は、菅首相の要請で8日夜に社民党の福島党首と会談したことに言及。「連立が発足した1年前、新自由主義を否定する立場で出発した。それが戻ってるじゃないか。その点を(福島党首は)強く危惧している。新自由主義を推進した自公政権の政策責任者である与謝野さん、柳沢(伯夫)さんが中心に控えて」と社民党側の不満を代弁した。
衆参の「ねじれ国会」の中、国会決議には社民党の協力が重要になる。亀井氏は民主党の新自由主義路線への回帰について「そういうものがある限り、小手先で予算の修正みたいなことをやろうとしても難しくなる」とけん制した。「基本は中はきちっと結束していくこと。くだらないマスコミにあおられてるが、マスコミの評判がよかったら予算が通るのか。予算が通らないのとどっちが怖いか」と述べ、小沢氏の処遇をめぐる党内対立も暗に戒めた。
環太平洋パートナーシップ協定(TPP)参加や消費税引き上げに意欲的な閣僚発言が相次いでいることに触れ、「社民党から見て『自分たちの考えている政治と正反対に進んでいるんだなあ』という思いが募っている中で、国民新党が『折り合え』と言ったって難しくなっていく。市場原理主義から決別し、日米対等という互いの基本的な立場に民主党が立ち戻っていくということが感じられなければ。連立を組む以上、責任があり、社民党にも働き掛けるが、状況をどんどん難しくしてくれてるなあというのが実感」と不満を漏らした。
菅首相は11年度予算案の成立について、衆議院での3分の2以上の再可決を視野に社民党の協力を期待する一方、「どういう場合であれば合意できるのか」と与野党の修正協議に意欲を見せている。
社会保障と税の一体改革については、「集中検討会議」に自公政権下のメンバーが多い上、08年に自公政権が取りまとめた「社会保障国民会議」の提言を基に議論が進められている。提言は25年度には消費税を6〜13%程度引き上げる必要があるとする内容。
与謝野氏は自民党が昨年の臨時国会に提出した「財政健全化責任法案」の丸のみも菅首相に迫っている。20年度をめどに国・地方の基礎的財政収支を黒字化し、新たな施策を行う場合に支出を上回る財源確保を義務付けるもので、日本経済の没落は避けられない。一律10%削減した11年度予算だけでも、 GDPを約2%縮小させる。
http://www.janjanblog.com/archives/30779
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK107掲示板
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/
since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。
▲このページのTOPへ
★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK107掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。