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2011/02/08(火) 08:47:03
民主党はなぜ河村たかしを敵に回したのか…”勝利より反・小沢”の愚
敗北の総括をしない。
責任を取らない。
同じ失敗を繰り返す。
民主・生方氏「政策論争の雰囲気作れなかった」 (産経ニュース 2011.2.6)
名古屋市長選に現職衆院議員の石田芳弘氏を擁立した判断については「それは石田さん個人の判断だ。こっちが出せと指示したわけではない」と述べた。
驚いたことに生方は選対委員長代理である。
その選挙対策委員長代理が責任は候補者にあるとうそぶいている。
生方の上役が党副代表・選対委員長の石井一である。
民主、石井一選対委員長「特異な名古屋の河村劇場」「大村氏は自民の脱北者」 (産経ニュース 2011.2.7)
「一地方の首長選であり、政党同士の戦いというより特異な名古屋で起こったこと。決定的な打撃を与える結果ではない」
党執行部の責任について「名古屋の特殊な雰囲気から出ている結果でそこまで問題が発展するとは思わない」と否定した。
こちらは名古屋のせいにしている。
「特異な名古屋」が悪い。
どんなところにもそれぞれの特徴があり事情がある。
どんな選挙でも、多かれ少なかれ”特異性”はある。
これで選挙ができるのか。
さて選挙対策委員長石井一の上には幹事長がいる。
地域政党、不満や失望感の受け皿…岡田幹事長 ((2011年2月6日21時53分 読売新聞)
)
6日の愛知県知事選、名古屋市長選の結果を左右した「地域政党」について、民主党は「自民、民主両党が国民の期待に応えていないとの不満や失望感の受け皿になっている」(岡田幹事長)と見ている。
こちらは言い訳というより評論家の解説のようなコメントである。
責任のセの字もない。
幹事長の上には党代表の菅直人である。
そのうち何か言い訳をするだろう。
なぜ民主党は民意とかくも乖離した選択をしたのか?
勝敗より小沢排除を優先させたためである。
親・小沢候補での勝利より、反・小沢候補での敗北を選んだのである。
河村たかしと小沢一郎
小沢元代表、名古屋・河村市長と面会 2010.10.13
民主党の小沢一郎元代表は13日夕、都内の個人事務所で、河村たかし名古屋市長と約30分間、面会した。河村氏は、東京第5検察審査会の議決で強制起訴が決まった小沢氏の激励に訪れた。河村氏が、自身の支援団体が名古屋市議会の解散を求めて直接請求(リコール)で46万人を超える署名を集めたことを報告すると、小沢氏は「すごいな」と語ったという。
”雨天の友こそ真の友”
政策的な近さもあるが、もともと二人は近い関係にあった。
河村たかし名古屋市長は1994年の新進党結党から自由党を経て、98年に民主党入り。小沢一郎氏と長く行動をともにし、小沢グループとの親交も重ねた。09年名古屋市長選では党代表だった小沢氏が、愛知県連が内定した推薦予定者を退けて河村氏を推薦した。一方、石田芳弘民主党衆院議員は09年衆院選で小沢氏から立候補要請を受けて初当選したが、「小沢チルドレンではない」と公言。次第に岡田克也氏ら「非小沢系」議員に近づき、小沢氏と菅直人氏が争った9月の代表選では、いち早く菅氏支持を打ち出した。
( 2010-12-31 朝日新聞 朝刊 2社会 )
菅や岡田は反・小沢に凝り固まって、中途半端な候補者を立てて、ますます自分の首を絞めてしまった。
愚かすぎる。
もう小沢には触れないほうがいいのでは?
同日、岩手でも民主党が負けた選挙があった。
こちらは菅・岡田たちには歓迎すべき敗北だったろう。
読売もうれしそうだ。
岩手・陸前高田市長選、小沢氏支援の候補敗れる (2011年2月6日23時55分 読売新聞)
無所属の2新人が立候補した岩手県陸前高田市長選は6日、投開票され、前副市長の戸羽太氏(46)が、前県議の菅原一敏氏(66)=民主推薦=を破り、初当選を果たした。
戸羽氏は、現職の中里長門市長を支持してきた市民団体「あたらしい陸前高田市をつくる市民の声」や自民系と共産市議の応援を受け、市民目線の市政運営、1次産業振興などを訴え、支持を広げた。
勝ったのは前市長の後継候補である。
もともと民主党の席ではなかったのである。
特殊要因という言葉を使いたいなら、こちらの方がずっとふさわしい。
前市長:中里長門(なかさと ながと・2003年(平成15年)2月13日就任)
無所属。団体「あたらしい陸前高田をつくる市民の声」が推す。
元市議、陸前高田民主商工会事務局長。
日本共産党員(2009年現在、共産党員市長は他に、埼玉県蕨市頼高英雄、東京都狛江市矢野裕の2人がいる)。
なお、自由民主党陸前高田支部の支援をうけていた。自民党が共産党員の首長を支援していたのは日本でもここだけ。
(ウィキペディアより)
前市長に続き今度もまた、全国唯一の共産党・自民党の共闘市長である。
”赤旗”も喜んでいた。
その得票は?
8600 戸羽 太(当)
7473 菅原 一敏
陸前高田市長選:戸羽氏初当選 小沢元代表系前県議敗れる (毎日新聞 2011年2月6日)
読売も毎日も、負けたのは小沢で、民主党は関係ないと言わんばかりである。
マスコミは小沢の神通力も色あせたと印象づけたいらしい。
もちろん朝日はもっとえげつない
小沢王国に陰り 陸前高田市長選、乗り込んだ揚げ句敗戦 (asahi.com 2011年2月7日)。
政権交代以来、民主党は自民党の地盤で現職の首長に挑み惜敗を重ねたが、今回の敗戦は意味が違う。
……
党を前面に出さざるを得なかったのは、立候補表明が遅れたことも一因だ。
……
党県連は市長選を統一地方選の前哨戦と位置づけた。小沢氏も乗り込んだ揚げ句の敗戦は、小沢王国に陰りが見える印象を残す結果になった。(疋田多揚)
とんでもない。
敵の陣地に切り込んで肉薄しているのである。
菅や岡田の失政で足を引っ張られての惜敗ではないか。
それにしても、菅よ、岡田よ!
”反・小沢候補”、”親・小沢候補”なんて色分けしていて、今後選挙が戦えるのか?
小沢に渡すぐらいなら民主党なんてつぶしてやる!
もしかすると本気でそう思ってるのか?
昨年までの記事は下記にてご覧下さい。
http://blog.goo.ne.jp/yamame1235
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