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産経新聞 2月9日(水)7時56分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110209-00000118-san-pol
政府・与党が社民党とよりを戻そうと再び秋波を送り始めた。あてにしていた公明党に袖にされたため、平成23年度予算関連法案などを成立させるには、「衆院での3分の2以上の再可決」しかなく、その場合社民党の動向がカギを握るからだ。だが昨年5月、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)移設問題で連立を離脱し、予算案からの普天間移設関連経費の削除などを求める社民党と、関係を再構築するのは容易ではない。(佐々木美恵)
▼亀井代表も奔走
「福島さん、ここにおられるので、最敬礼しておきます」
8日昼、東京・平河町のホテルで開かれた全国郵便局長会の新春のつどい。民主党の岡田克也幹事長が来賓挨拶の中で、同席した社民党の福島瑞穂党首に予算案への協力を呼びかけた。
堅物で知られる岡田氏が愛想よく呼びかけたのにはもちろん訳があった。この会合の直前に開かれた社民党との幹事長・国対委員長会談で、23年度予算案と関連法案の年度内成立のために「社民党の協力を得たい」と呼びかけていたが、社民党からは「今はイエスとはいえない」と拒絶されていたからだ。岡田氏ら民主党執行部は7日夜も、社民党の又市征治副党首らと懇談。協力を要請したが色よい返事は得られなかった。
民主党に任せていられないと国民新党も動き出した。同党の下地幹郎幹事長は8日、社民党との会談で連立入りを呼びかけた。だが重野安正幹事長は「聞いておくだけにしておく」と慎重姿勢を崩さなかった。同日夜には亀井静香代表が福島氏らと会談し説得に乗り出した。それでも社民党側は「連立時代の3党合意に戻れるのか」と言い出し、10日の党常任幹事会、14日の全国幹事長会議で予算案の賛否を検討すると繰り返した。
▼モテないから…
衆院での「3分の2の再可決」には社民党の賛成は欠かせないが、社民党が要求をつり上げれば、昨年末の予算編成時のように交渉が頓挫するのは火を見るより明らかだ。
民主党幹部からは「この先、どうなるかという策はない」と弱気な声が漏れるなど、今のところ社民党から譲歩を引き出せる妙案は見つかっていない。党内からも菅政権の支持率の低さを念頭に「モテないやつには誰も寄ってこない」といった自嘲の声や「とっかえひっかえ声を掛ければ不誠実な印象が強まる」と、首相や執行部の戦略性のなさへの批判も出始めた。
社民党幹部は最近、旧知の国民新党幹部にこうささやいた。「予算さえ通れば菅さんは約束を無視するよ。(国民新、社民党が重視する)郵政改革法案も労働者派遣法案も成立させない。菅さんはそういう人なんだから…」
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