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民主党の中でも疑念が高まる 与謝野大臣は“トロイの木馬”?
週刊文春2011年2月17日号「THIS WEEK 政治」
http://bunshun.jp/shukanbunshun/thisweek_pol/110217.html
与謝野馨経済財政担当相への風当たりが強まっている。
「鳩山政権を倒す気構えのない谷垣禎一総裁に失望した」との捨て台詞で自民党を離党、「打倒民主党」を掲げて新党「たちあがれ日本」を結成しながら、手のひらを返して菅政権に入閣した流離(さすらい)の政策マン。来年度予算案審議が始まった衆院予算委員会では、自民党議員から「あなたが付けているバッジは自民党を支持した人がつくったバッジだ。民主党政権に入るのは政治家としての矜持、正義から著しく反する」と議員辞職要求を突き付けられた。
与謝野氏に冷たい視線を送るのは自民党議員ばかりではない。草鞋を脱いだ民主党の中も「敵ばかり」と言って過言ではない。国会で「平成の脱税王」と面罵された鳩山由紀夫前首相をはじめ、「与謝野氏とは口もききたくない」と公言する議員が少なくない。ご本人は「良い仕事をすることで理解を得たい」と雪解けに期待を示すが、すでに一部の民主党議員は、与謝野氏に“ある疑念”を抱いているのだという。
「『与謝野氏は民主党政権を崩壊させるために送り込まれたトロイの木馬かもしれない』と警戒する議員が最近増えてきた。与謝野氏のバックに控える中曽根康弘元首相と渡辺恒雄・読売新聞社主筆が、政界再編のために民主党を分裂させる“刺客”として送り込んだのでは? との見方です。それを知らない菅直人首相は閣内に招き入れてしまった」(民主党関係者)
党分裂の引き金になりかねないとみられているのが、与謝野氏を中心に六月末までにまとめる「税と社会保障の一体改革」の政府・与党案。これまで民主党は国民、厚生、共済年金の一元化と月七万円の最低保障年金創設をマニフェストで約束してきた。その一方で、無駄削減と予算の組み替えで財源を生み出し、当面は消費税率引き上げの必要はない、ともしてきた。これを大きく軌道修正する案を与謝野氏が提示すれば、どうなるか。
「マニフェストを守れ」と主張する鳩山氏や小沢一郎元代表のグループと、財政破綻を回避するには見直しはやむを得ないとする主流派が対立。中曽根・ナベツネが糸を引く形で自民党がこの議論に割って入り、一体改革実現に向けて主流派の一部に連携を呼び掛ける――。「トロイの木馬」論者が恐れるシナリオだ。陰謀論か慧眼か。答えが出るのはそう先のことではない。
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