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(回答先: 小沢元代表の強制起訴「政治とカネ』法廷以外でも説明を 記者の目 毎日新聞 投稿者 ジャック・どんどん 日時 2011 年 2 月 09 日 07:27:36)
杉本修作殿。
貴殿の疑問は簡単に解消できるものですので、不詳わたくしが小沢一郎氏に代わってお答えします。
>後に検察審査会から「偽装工作」を指摘された銀行からの同額の融資では元代表自身が
>署名や押印をしており関与は明白だ。
小沢氏は「銀行融資などしていない」とは言ってませんよ。
陸山会が不動産を取得するとき、小澤氏が個人名義で不動産価格と同額の銀行融資を受けることは慣例化しており、04年以前の不動産取得時でも、毎回同じ方法をとっています。
慣例化していることは、貴方もご存知ではないのですか? それなのに「偽装工作」と断定するのは無知なのか悪意なのか?…どちらでしょう?
これは権利なき社団である陸山会が不動産を入手するにあたり、登記移転申請を小澤氏個人の資格でやらなければならない…という事情に関連します。
そこで、土地代金を支払うにあたり、小澤氏個人に帰属する資金で支払わなければ、(つまり陸山会に帰属する金で支払った場合)陸山会による小澤氏個人への利益供与となってしまうのです。
しかし、陸山会が担保を用意し、小澤一郎氏個人が銀行から融資を受けた場合、融資された資金は小澤氏個人に帰属します。
その資金(小澤氏個人の金)を業者に支払い、小澤氏個人の名義で登記申請すれば、何の問題も起こらないというわけです。
このとき小澤氏個人としては、身銭を斬る代わりに、借金を抱え込むことで個人名義の不動産を取得できます。
しかし、もともとその不動産は陸山会が会に帰属する金で代金を支払い、陸山会のために使用する目的で取得したものです。
そこで、小澤氏と陸山会との間で「取り決め」が成され、陸山会が小澤氏に不動産代金を払うことと引き換えに、不動産の実質的所有権を陸山会に移転します。
これで当初の「陸山会が自身の金で代金を支払い、陸山会のために使用する」という目的が達成できるのです。
どうです? 難しいですか? こんなことは1年以上前から、ここ阿修羅では常識的な知識になっていますよ。
貴殿も「政治とカネ」問題プロジェクトチームの一員であるならば、この程度の知識はお持ちなのではないでしょうか?
にも関わらず、検察審査会の受け売りで「偽装工作」などと断定するのは無知なのか悪意なのか?…どちらでしょう?
>石川知裕被告(37)の弁護側は元代表から提供された4億円を04年分収支報告書に
>記載したと主張したが、元代表が衆議院に提出した同年分資産等補充報告書に記載はなく、
>一貫性を欠く。
前述のとおり、陸山会の不動産取得に係る金銭貸借関係は、最終的に小澤氏個人と無関係になります。
そりゃそうでしょう。もともと「陸山会が自身の金で代金を支払い、陸山会のために使用する」がコンセプトだったのですから、陸山会の不動産取得に伴い、小澤氏個人の資産が変動するなら、それこそ不透明な取引き…ということになってしまいます。
たしかに一度は小澤氏の個人資金から4億円が貸し出されていますが、その直後、小澤氏個人におりた融資金4億円で償還され、小澤氏側としては「チャラ」になっているのです。
>一方、07年に4億円を元代表に返済しながら、同年分収支報告書に記載せず罪に問われた
>元秘書、池田光智被告(33)の弁護側は「元代表の個人資産を一時的に預かっただけで
>記載は不必要」と、石川議員側と正反対の主張をした。
これも極初歩的な錯誤ですね。
その4億円は、05年および06年に陸山会が定期預金を解約して、小澤氏への返済に充てたものを、小澤氏がそのまま陸山会口座に留め置いたもので、石川氏の弁護側主張と何ら矛盾しません。
この返済の原因となった借り入れは、04年10月、小澤氏の個人資金4億円の返済が終わったあと、陸山会が小澤氏から不動産を買い取るための原資として、再び小澤氏から借り入れたものです。
4億円借り入れ→個人名義の融資金で4億円償還→不動産代金の原資として再び4億円借り入れ…これらの資金移動は04年10月初めから28日までの短期間で完了したものですから、収支報告書にある「借入金:4億円:小澤一郎:04年10月28日」は正確な記載であり、どこにも不記載や虚偽記載は見当たりません。
いちいち引用するのは面倒なので、以下は項目だけ取り上げます。
まず「確認書」作成日の「ずれ」ですね。
この「確認書」はもともと、問題が起こった場合に備えて作られた私的な取り決め書です。
したがって、作成日がいつであろうと、当事者どおし(小澤一郎氏と小沢一郎氏)が了承していれば常時有効となる性質のものです。
小澤氏が確認書の取り決めを破り、不動産の私的利用や無断換金、無断入質などをやっていたなら問題ですが、取り決めの内容を記者に説明するため、会見直前に書類を作ったとしてもなんら問題はありません。
ちょっと走ります。
次に「組織対策費」の問題。
組織対策費は党執行部が使途を決定します。小澤氏がその支出に関わった可能性があるのは、2009年9月から2010年5月まで、幹事長を務めていた期間、つまり8ヶ月です。
その期間に36億円のうち幾ら使途不明金があるのか分かりませんが、どこの政党でも組織対策費と同様の「便利使い」するため予算が組まれており、平均して年間10億円弱の使途不明であれば、ことさら問題にする必要もないものです。
国家予算から、何に使われているのか分からない「官房機密費」が使途不明のまま湯水のように使われていることと比べれば、一政党の金の一部が不透明であっても、党員でない国民には、ほとんど無関係なことです。
これを追求したいのなら、民主党に入党し代議員総会などで質問すれば良いでしょう。
あとは「新生党の解党時の残金3置く70000万円」ですか…。
当時、選挙対策委員長であった小澤氏が、政権交代のために自分が差配できる金3億7000万円を、当落線上の候補者に分配したのは、選挙戦術の面から見ても、資金運用の面から見ても妥当なものです。
天下分け目の戦いを目前にして、金を眠らせて置く方がよほど反党行為と言えるのではないでしょうか?
あと、政治倫理審査会や証人喚問に出席するかどうか?…なんて問題は、本人の意向を他所に、外野があれこれと「こうすべきだ、ああすべきだ」などと騒ぐものじゃありません。
最後に。
>私たちが具体的に指摘してきた疑問に、明快には答えてはこなかった。
それは貴殿の抱く疑問が、具体性に乏しく、的外れであるからです。
今回の私からの代理説明を読んで、まだ理解できないのであれば、阿修羅に投稿して、私に質問してください。
親切に答えてあげることをお約束します。
>また記者会見を1時間でも2時間でも開いて疑問に答え、批判に誤りがあるなら
>具体的に反論してほしい。
自由報道記者クラブ主催の記者会見に出席されることをお勧めします。
そして、貴殿の中で速やかに終止符を打ち、公器たる全国紙が一兵卒にすぎない一国会議員に対し、金銭スキャンダルを捏造して騒ぐような、バカバカしい騒動を、一刻も早く終わりにして頂きたいと存じます。
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