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一昨日(2月7日)「陸山会事件」で「政治資金規制法違反・虚偽記載)」違反容疑で逮捕・起訴された小沢民主党元代表の3人の元秘書の初公判が東京地裁で開かれました。
東京地検特捜部は正体不明の市民団体「真実を求める会」の告発を受けて「政治資金規制法違反・虚偽記載)」違反容疑事件で、小沢民主党元代表の3 人の秘書、そのうちの一人石川知裕氏は現職の国会議員を逮捕し長期に拘留して密室で拷問的取り調べをし無理やり供述調書に署名させたうえで起訴したのです。
まずこの事実を確認しなければなりません。
もしも収支報告書に「記載漏れ」や「記載違い」があったならば、陸山会が総務省に訂正書を提出すれば済むことを、なぜ検察はことさら重大事件のご とく装って3人を逮捕・起訴したのでしょうか?
検察は3人の秘書を微罪で逮捕して無理やり自白させ小沢元代表を「受託収賄罪」で逮捕・起訴することを狙ったのです。
検察は総力を挙げて100人の検事と30億円の税金と一年以上の歳月をかけて全てのゼネコンを強制捜査したのです。
検察は水谷建設から岩手県のダム工事受注のお礼として5000万円を石川氏に全日空ホテルの喫茶店で渡しその金が小沢氏の4億円の中に入っている との「見立て」を立てましたが、確かな証拠も証言も出てこず2010年2月小沢氏を正式に「不起訴」にしたのです。
検察は自分たちが立証できずに不起訴にした「闇献金5000万円」をこの裁判で再び立証し「小沢氏が土地購入で一時立て替えた個人資金4億円の出 所を隠すために秘書に命じて収支報告書に虚偽記載させた」との嘘のストーリーを主張しています。
大手マスコミはこの検察の主張をそのまま何の批判も加えずに垂れ流して「小沢は金に汚い」との世論誘導をしています。
日刊ゲンダイは大手マスコミが決して伝えない「検察の取り調べの実態」を伝えていますので記事全文を以下に転載します。
大手新聞やTVは「真実を国民に伝える」という報道の役割を放棄し検察や権力の都合の良い「大本営発表報道」を繰り返して世論誘導する御用機関に 成り下がりました。
大手新聞を月4000円も払って定期購読している皆さん。真実を伝える 「日刊ゲンダイ」に乗り換えましょう。
▼大マスコミが報じない石川裁判の衝撃 初公判からボロボロ検察シナリオ 日刊ゲンダイ
「特捜は恐ろしい組織だ」「別件逮捕もできるのだぞ」寄ってたかってヤクザ顔負けの卑劣な脅し
2011年2月7日掲載
きのう(7日)、東京地裁で開かれた石川知裕議員(37)らの初公判。これまで検察リークに乗っかって小沢捜査を報じてきた大新聞TVは、検察側 の主張と元秘書らの
「全面否認」ばかりをニュースにしたが、裁判で赤裸々になったのは検事たちの恐ろしい”素顔”だ。大マスコミが報じない石川裁判の事実ー。
脅し、すかし、泣き落とし。法廷で暴露された検察の取り調べの実態には、改めて驚かされた。密室でヤクザ顔負けのすごみを利かせ、石川議員ら元秘書を限界まで追い込んで、ギュウギュウと締め上げていたのだ。
その筆頭が、昨年1月の逮捕後に石川銀の取り調べを担当した吉田正喜・元特捜副部長である。弁護側冒頭陳述によると、吉田検事は石川議員に対し、「自供しなければ、贈収賄で別件逮捕もできるんだぞ」と恫喝。石川議員の女性秘書が11時間監禁されて聴取されたこともあり、石川議員は「このま までは自分だけでなく女性秘書も逮捕されかねない」と、検察のデッチ上げ調書に署名したという。
フザケけたことに吉田検事は、石川議員に”別件逮捕”をチラつけながら、「こんな事件はサイドストーリーだから」と贈収賄で聴取した供述メモを破 り捨てるパフォーマンスまでやって、だから認めろ、と誘導したらしい。
また、検察審の1回目の議決後の昨年5月、石川議員が検察のドーカツ取り調べを録音した内容も新たな事実が分かった。
石川議員は、吉田検事に脅かされて署名した前回の供述調書を翻そうとしたが、担当した田代正弘検事は「”(供述が変われば)何で変わるの?”ってなっちゃうからさ。
めんどーくせーからさなどと言い、「石川さんを別件で退歩しようと思ったら、できないわけじゃない。気持ち悪いよね?」などと脅していた。
田代検事は「特捜部は年でもできる」とも言ったという。
ちなみに、吉田、田代両検事はその後、特捜部から外されている。
大久保降規(49)、池田光智(33)両被告も、エゲツない取り調べが行われていた。
大久保秘書を聴取した前田恒彦検事は、「石川さんはオヤジ(小沢元代表)をたすけるために認めているんだ。大久保さんも認めたら」と迫り、「認め ないと石川さんも困るし、池田さんはもっと困ることになるぞ」と仲間を”人質”に恫喝していた。大久保元秘書は、「逆らえば何をされるか分からない」と 恐怖感を覚えたという。
言うまでもなく、前田検事は、大作地検特捜部の証拠改ざん事件で逮捕されたフダ付きのあくとうだ。かって「特捜のエース」「割り屋」といわれた前田検事は、取り調べ中に
号泣するなど不可解な言動も重ねたらしい。
弁護側によると、大久保元秘書の供述調書は、前田検事がほぼ単独で作成したという。こんな調書を信用しろと言う方が無理な話なのである。
池田元秘書の取り調べも似たり寄ったりで、担当検事は、「調書の内容を認めなければ釈放もされないし、量刑が重くなるぞ」「調書に署名すれば悪いようにはしない。
署名しなければ、ほかの秘書の取り調べもきつくなるし、別件で再逮捕できる」と脅していた。池田元秘書は抗議してもムダとあきらめ、「検事の作文というべき調書に心ならずも署名した」(弁護側)という。
冤罪だった村木厚子・元厚労局長への取り調べと同じ構図だ。想像を絶する検察の無法、腐敗ぶりには法廷もどよめいたが、デタラメはそれだけではなかった。
検察が「4億円虚偽記載の背景事情」と強弁し、裁判で立証するとしている「水谷建設からの裏金も、早くも矛盾と論理破綻のオンパレードなのである。
詳しくはあす(9日)報じる。
(終わり)
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