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(中日社説)「河村旋風、納税者の反旗と恐れよ」
http://www.chunichi.co.jp/article/column/editorial/CK2011020802000007.html
民主党政権や中央マスコミは「愛知は特殊」と言うが、本当だろうか?
@連合愛知の特殊性‥‥トヨタ、三菱など巨大労組の連合愛知は組合員50万人を超え、150万票とも言われる圧倒的な力がある。また、連合愛知の幹部は経営者と親密で、会社役員への登竜門と揶揄される。その連合愛知は「原発に反対しない」という誓約書を候補者に書かせるほどの異常さがある。
連合愛知も仲間の企業経営者も足並み揃えて「自由投票」であったという。その結果が「本紙出口調査によると市長選で民主党支持層の77%が河村氏に、県知事選では57%が大村氏に投票したという。民主党離れが明確に読み取れる。」(中日)
民主党候補は河村「減税党」の1/3しか得票できなかった。得票率を“全有権者の政党支持率”に換算すると、民主党の支持率は10%前後。マスコミ世論調査では20%台であるが、母集団に代表性がない。愛知の実績得票率が全日本の支持率に近いと思う。
A河村氏の特殊性‥‥彼はポピュリズムで煽りまくる。同氏は大阪の橋下とも交流している。それが河村氏を嫌う原因ともなる。しかし、大切なことは、清廉潔白で、嘘偽りなく、権益を私物化せず、野望の踏み台にしない人物か否かにかかっている。これからもチェックが必要。
河村氏は「納税者よりも、税金を使う方が豊かというのはおかしい」と主張した。対立候補を立てた民主党は「歴史的な政権交代から一年半。マニフェストの約束は、ことごとく反故にされてきた。無駄の削減を早々に諦め、消費税率引き上げ論議にシフトするありさまだ。」(中日)
また「枝野官房長官は『政権の行っていることが国民に十分伝わっていない』と敗因を口にした」(中日)。彼はまた「修正するときは謝罪する」とも発言している。前原も「公約微修正」だと言った。この図々しさに国民が怒っている。菅直人政権はすでに公約をほぼ完全に反古にしているから。
そして、「民主、自民という二大政党がそろって増税路線をひた走り」、不公平な所得配分を益々助長しながら、やせ細った98%の国民から税を搾り取ることに躍起。それに対する怒りによって、民主と自民両党は惨敗を喫した。
「既成政党は、トリプル投票の結果を『納税者の反旗』と恐れ、身を正さねばならない。さもなければ国民の政党離れが一層加速し」(中日)、いずれチュニジアやエジプトの独裁政権と同じ末路を辿ることになる。
特殊なのは愛知ではなく、民主党内の菅政権一派である。(おわり)
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