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いまさら社民に色目とは…菅“支離滅裂”コウモリ状態 2011.02.08:夕刊フジ
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20110208/plt1102081233000-n1.htm
これはもう支離滅裂の極みだ。菅直人首相(64)は予算案と関連法案を成立させるため、公明党との連携をあきらめ、政策的に距離のある社民党に協力を求める意向を示した。民主と社民が消費税増税や米軍普天間飛行場移設問題で大きな隔たりがあるのは周知の事実。菅直人という人物は、一体どこまで場当たり的なのか。
イソップ物語に「卑怯なコウモリ」という話がある。自分の都合に合わせて背信を繰り返していく者は、やがて誰からも信用されなくなる−という戒めだが、いまの菅首相はまさにこのコウモリ状態。7日には、「社民党、国民新党とともに(2009年の)3党連立合意に盛り込んだ政策を実現したい」と記者団に語ったのだ。
これと連携するように、岡田克也幹事長と仙谷由人代表代行は同日夜、社民党の重野安正幹事長ら幹部と都内で会談。予算案と関連法案の早期成立へ協力を要請した。
予算関連法案を、衆院で再可決するには「3分の2」の319議席が必要。現時点で、民主党と国民新党、新党日本、与党系無所属を合わせると314人で、5議席足らない。これを埋めるために社民党が持つ6議席に手を伸ばしてきたわけだが、こんな無節操は聞いたことがない。
社民党が昨年5月に連立政権を離脱したのは、米軍普天間飛行場移設問題で「辺野古移設」に断固反対したため。その後、野党色を強め、消費税増税にも「不公平の拡大だ」などと反対の立場を取っている。
一方、菅首相は先月24日の施政方針演説で、日米同盟を「外交・安全保障の基軸」として、辺野古移設への協力を要請。同時に、「増税請負人」こと与謝野馨経済財政担当相を入閣させ、増税路線に舵を切っている。
菅首相は最近まで、「社会保障制度と税の一体改革」をめぐり、公明党を熱心に口説いていた。その舌の根も乾かぬうちに「消費税増税反対」を掲げる社民党にすり寄るとは、どういう神経なのか。
仮に、社民党が協力に転じても、「政策無視の野合」に反対する与党議員数人や、菅執行部の「反小沢」路線に反発する小沢一郎元代表のグループが2人造反すれば、再可決は不可能だ。
イソップ物語のコウモリは鳥と獣の双方から背信行為をとがめられ、昼間の世界から追放された。菅首相が永田町を飛び回れる時間も長くはなさそうだ。
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