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http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20110207/plt1102071549004-n1.htm
菅改造政権は増税オールスターズ内閣だ。国会のひな壇には、野田佳彦現財務相、菅直人首相(前財務相)、藤井裕久官房副長官(前々々財務相)、与謝野馨経済財政担当相(前々々々財務相)と、4代続いて財務相経験者が座った。しかも財務省に完全洗脳された増税論者だ。
さすがに「ザ・増税論者」は民主党内にはもういないので、さらに増税を補強する人物が加わった。閣僚級ではないが、「社会保障改革に関する集中検討会議」民間メンバーとして柳沢伯夫元厚生労働相が名を連ねたのだ。
柳沢氏は、大蔵省出身の自民党政治家として自民党内で税制調査会会長をつとめ、谷垣禎一自民党総裁や与謝野氏らとともに、自民党内でも屈指の増税論者として有名だった。また、大蔵官僚出身であるので、法律や実務に対しては、谷垣氏や与謝野氏とは比較にならないほど詳しく、現役の財務官僚も顔負けである。一昨年の政権交代した総選挙で落選し、政界引退した。
民主党政権に協力するとは意外であったが、今回、民間有識者として社会保障と税の一体改革に参画し、増税オールスターズ内閣を大幅にパワーアップさせることとなった。これには、自民党時代に「増税盟友」であった与謝野氏が大きく関与しているはずだ。
同じく増税論者である谷垣禎一氏は今や自民党総裁であるので、政治的に民主党の増税路線に乗れないが、増税路線という底流は共有しているのではないか。
その象徴が2月1日の衆議院予算委員会。自民党が初めて質疑したが、大蔵省出身の野田毅自民党税制調査会会長を立て、「解散して(民主党と自民党の)どちらが勝っても(増税で)協力すればいい」と菅首相に質問するなど、自民党も増税路線を前面に押し出し、民主党と差異を示せなかった。
なお、菅首相は、この質問に対して「解散のなんの意味があるのか」と政権へのこだわりを示し、首相の地位に恋々としていことが浮き彫りになった。
いずれにしても、今の菅政権は増税熱心さという点では空前絶後であるので、柳沢氏としては、自民党時代に達成できなかった増税をやり遂げる絶好の機会と考えているのだろう。
「社会保障改革に関する集中検討会議」民間メンバーは、自公政権の最後に財務省が増税路線を敷いたが、今回菅政権はその時のメンバーを踏襲した。結局民主党も財務省の手の上でしか仕事ができなったのが明らかになり、増税ムードが再浮上するだろう。
民主党でも自民党でも、デフレ克服せずに社会保障で危機を煽り、増税が出てくるのでは、国民はどうすればいいのか。(元内閣参事官・嘉悦大教授、高橋洋一)
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