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2007年6月の時津風部屋力士暴行死事件で元時津風親方らが逮捕されたことを受け、監督官庁の文部科学省から「外部の識者を相撲協会の理事に迎えて、相撲ファンの声が届くような体制にせよ」と強く指導されたため、協会では寄付行為(企業の定款に相当)を変更するとともに、2008年9月30日、臨時理事会と評議員会を開催し、戦後初めて親方以外から理事2名および監事1名を決定、選任した。それらは現在以下のとおりで監事はすでに2名になっている。
副理事長 村山弘義 元東京高検検事長・弁護士
外部理事 伊藤 滋 早稲田大学特命教授・東京大学名誉教授
監事 寺沢則忠 元政策投資銀行副総裁
監事 吉野 準 元警視総監
外部理事の伊藤 滋氏はパチンコ利権で悪名高い「社会安全研究財団 」の理事長である。ここは警察天下り官僚癒着の総本山と週刊ポストで溝口敦さんが指摘していた団体である。協会の外部識者とは、見事に警察、検察絡みの官僚たちで占められている。
ここで見えてくるのは、すでに相撲協会という公益法人が、官僚のための天下り先に変えられている事である。
過去の事件と言われているものは、相撲というものを単なるスポーツとして見るのか、それとも日本文化の一つの存在として見るかで大きく異なってくる。確かに若い力士の暴行事件などは許されないだろうが、相撲というものが格闘技である以上は、何が稽古で何が暴行かの定義は見方によって大きく異なる。同じことは「八百長」といわれる問題にもある。相撲は興行であり純粋なスポーツではない。その意味では力士間での阿吽の呼吸による「星のやり取り」が存在していたことは周知の事実であり、それを犯罪として問題化するべきものだろうか。倫理的な問題としてなら兎も角、当事者間以外への被害は何もない問題を大騒ぎしているのはどんな理屈があるのだろう。むしろこの問題をリークした警視庁の意図こそ疑うべきではないのか。小生には問題の背後に、官僚たちが相撲協会という組織を自分たちの食い物にするための天下り先にしたいという意図があるようにしか思えない。このような曖昧な問題で大騒ぎしても、相撲ファンや国民には何の利益にもならない、得するのは「国民のため」という偽りの名目で天下ってゆく官僚たちだけである。
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