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愛知県知事選挙での民主・自民の戦わずしての負けの目的は東京都知事選か!?
愛知県知事選挙は大変に奇妙な選挙だった。知事に当選した大村氏は元々自民党の国会議員だ。ところが、自民党から出るのではなく、自民党を離党して出馬。自民党は別の候補者を推すと言うねじれ選挙だった。更に言えば、民主党も名古屋市長選において元民主党国会議員だった河村氏を推さず、別の候補を立てた。そして、その関係か、知事選挙においても河村氏とタッグを組んだ大村氏が自民党を離党したのにもかかわらず大村氏を推すことをせず、民主独自候補を立てた。およそ、選挙に勝つことを目的にしていず、反対に選挙に負けることを意図したような候補選任だったのが民主党・自民党だった。
大村氏は自民党県連が独自候補を決めた直後の離党であり、自民党が推せない理由がある程度は理解できる。しかし、民主党は名古屋市長選においても元民主党国会議員の河村氏を推さず独自候補を立てわざわざ負け戦をしたのだ。この理由として言われているのが、民主党幹事長の岡田克也が河村氏を不仲であると言う話だ。
しかし、個人の好き嫌いで選挙戦を戦い、負け戦をしていては公党の幹事長という職はふさわしくない。
いろいろ最近の民主党についてみていると、政権につくのを嫌がっているのではないかという気さえしてくるのだ。自由に行動できる身でいたい、危ないことが起こりそうになったらすぐに逃げ出せるようにしておきたいと言う潜在意識が岡田克也にはあるのではないかと思えてくる。まあ、それはうがちすぎだろう。
問題は東京都知事選挙だ。未だに民主党の候補は全く決まっていない。一時言われていた蓮舫氏も出馬の様子が見えない。蓮舫氏なら民主党がきちんと選挙戦をやれば勝てると思うのだが、このままでは民主党は戦わずして負けるような選挙戦になるのではないだろうか?
現在、出馬宣言をしているのは東国原前宮崎県知事だが、彼の任期中に起こった口蹄疫の処理はおかしなことだらけだった。10に余る不合理な対応、奇妙な出来事を指摘できるが、ここでは、二つの点を挙げておこう。まず、1例目の感染確認後、本来なら、周辺農場に立入検査をして血液サンプルを集め、それを遺伝子検査をして発症前に感染確認をして感染した家畜を発症前に処分するべきだった。しかし、それが一切行われず、単に、電話での症状の確認のみを県や国の機関がやっていたのだ。また、殺処分の遅れもある。これは、一義的に知事の責任で、補償交渉を優先させ、補償額を決めるまでは処分しないと言い出したのだ。このため、初期の処分が遅れ、一気に感染拡大が起こり、以降は埋却地さえ足りないと言う事態となった。
少なくとも、民主党は現知事である石原氏を推すのではないのだろうから、早く独自候補を決めるべきだ。候補決定の遅れはまるで東国原氏を消極的に応援しているように見えてしまう。
*6月8日の記事「近づく戦争・テロ社会、これらの動きを止めるべきでは?」から一連番を付しています。<<331>>
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