http://www.asyura2.com/11/senkyo106/msg/636.html
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「えひめ丸の遺族 ハワイへ出発
2月6日 16時42分
愛媛県の宇和島水産高校の実習船「えひめ丸」が、アメリカの潜水艦に衝突されて沈没し、9人が死亡した事故から10年になるのを前に、生徒の遺族がハワイでの慰霊式に参列するため、6日、松山空港を出発しました。
えひめ丸は、平成13年2月9日(日本時間の10日)に、ハワイ沖でアメリカ海軍の潜水艦に衝突されて沈没し、宇和島水産高校の生徒と指導教官、乗組員のあわせて9人が犠牲になりました。ことしは事故から10年で、ハワイ・ホノルル市の事故の慰霊碑がある公園では、現地時間の今月9日、遺族や愛媛県の関係者らが参列して、慰霊式が開かれます。このうち、事故で亡くなった生徒の水口峻志さんの両親と坂嶋富士山さんの母親ら6人が、ほかの遺族より一足早くハワイに向けて松山空港を出発しました。水口峻志さんの父親の龍吉さんは「毎年同じ気持ちで行っているので、10年でも特別な気持ちはありません。年に1回の墓参りのつもりで行きたいと思います」と話していました。」
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110206/t10013887711000.html
この「えひめ丸事故」について、時事通信はこのように解説しています。
「えひめ丸事故
2001年2月9日午後(日本時間10日午前)、米国ハワイ・オアフ島の南沖合で、実習中だった愛媛県立宇和島水産高校の「えひめ丸」が、米原潜「グリーンビル」に衝突され沈没。生徒と教員、船員の計9人が死亡した。原潜が民間人の体験搭乗中、デモンストレーションのため緊急浮上した際に起きた。ワドル艦長(当時)は戒告処分を受け、退役。米海軍などは、船体を浅瀬の海中まで引き揚げて8遺体を収容後、深海に沈めた。(2011/02/05-07:05)」
http://www.jiji.com/jc/c?g=tha_30&k=2011020500087
この記事を読んで「おや?」と思った事があります。現在イージス艦「あたご」と漁船の衝突事故で「あたご」の乗組員が刑事裁判を受けています。しかし、この「えひめ丸事故」は、洋上同士での衝突だった「あたご事故」と比べても「洋上からは見えなかった潜水艦が浮上時に洋上の漁船に衝突した」というはるかに悪質性の高い事故です。しかし、この時事通信の記事でみる限り「グリーンビル」の乗組員は全く刑事責任を問われていないようです。そしてこの遺族の方も、少なくとも表面的には米軍には怒りを示していないようです。
また当時のマスメディアもこんな悪質な事故を起こした米潜水艦より、「事故の報告を受けてもゴルフをやめなかった森首相(当時)」に批判を集中させていました。この件については森首相は「事故の報告を受けた後、『ゴルフ場にヘリを飛ばしますのでそこにいてください』と言われた。後ろの組が待っていたので取り合えずプレー中のホールを終わらせた。」と釈明しましたが、メディアはそのような釈明は無視しました。考えてみれば、仮に森首相がそこでゴルフをやめたらえひめ丸の乗組員は助かったのか?と聞くなら答えは明らかに「否」でしょう。そうなると、あの時なぜ森首相はあそこまで叩かれ、ついには内閣総辞職になってしまったのでしょうか?「グリーンビル」と「あたご」の扱いの違いと共に、なにか釈然としない物を感じます。
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