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2011年02月06日
*愛知トリプル選、投票率が悪いようだ、これが唯一の心配の種。トリプル選、トリプルスコアーなんて報道が多かったので、投票行動が鈍くなっているのは不安材料。愛知県民の皆さん、投票所に足を向けましょう!
さてと、今日は軽く感想程度の話。
チュニジア革命に触発され、エジプトでは米国・イスラエル支配が鮮明だったムバラク大統領の長期政権が、国民の決起により風前の灯火になっているようだ。
ムバラク政権がどのような政策を実施した政権であるか、此処で問うつもりはない。
ただ、米国・イスラエルからの過大な援助を受けながら、親米、親イスラエルの外交安保体制を維持してきた、中東・北アフリカ地域の大国である。
イスラエルとエジプト・シリア・ヨルダンの間で行われた第三次中東戦争でナセル大統領が政治力を失い、エジプトに親米・親イスラエルなサダト政権が生まれたのは歴史の事実。サダトはイスラム過激派に暗殺された事になっているが、モサドやCIAが猛烈に活躍していた時期であり、KGBも含め、誰が暗殺したかなど事実は闇の中だ。
ムバラク勢力が実行したことかもしれない。
まぁいずれにしても、敗戦により、エジプトに親米政権が誕生した、させられた事実は、その部分だけみると日本とも重なる。敗戦により、戦勝国の配下になる、そういうことだ。
米国が絶対的パワーを持っていた時代においては、この宗主国は姿を極力現さない努力をしていた。ところが、一つは隠遁の術を使うだけの組織力や、その為に要する費用が倹約されると、面倒なテクニック排除で、被支配国を支配しようと動きだすようだ。
また、ウィキリークスに象徴される国家機密の漏えいが頻繁に起きる時代が訪れると、秘密を保持する費用が膨大になるため、それを放棄する国際戦略に米国が傾いた可能性もある。近時のCIAの予算削減が、それを象徴的に表している。 つまり、堂々と支配の姿を見せても良いのではないか?と云う傾向が、米国の世界支配戦略に組み込まれたような気がする。
エジプトのムバラク大統領に対して、米国オバマ政権は、赤裸々に「政権の座にある者は人々の意思に従うべきだ」「数千年の歴史の中でエジプトにはいくつも変革期があったが、エジプトの人々の声は、今はその時だと言っている」と指摘。ムバラク大統領に新政治体制への「秩序ある移行を今、始めなければならない」と即時退陣を促している。
これって、ムバラク政権が良いか悪いか別にして、内政干渉の権化のような状況だ。
こんな調子になってくると、米国の配下にある我が国にも、今まで以上の口出しが始まるのかもしれない。否、既に充分されているのだが、もっと赤裸々になっていくに違いない。パワーの衰退を補てんする為には、威嚇を顕わにする傾向が強いのだから、今後我が国に対しても同様の傾向を見せるだろう。
筆者としては、その方が良いよな、と云う感じだ。支配国の影響なしに、日本の民主主義を完璧に実施されている、と信じて疑わない人々へのメッセージが明確になって良いのだと思う。米国は日本に対しても、堂々と姿を現し支配者としての威嚇をすべきだ。
その姿をみて、日本人がどう感じるのか?それを筆者は観てみたいと思う。一般の政治等々に無関心なB層、C層にも判るような威嚇と恫喝を、是非実施して貰いたいと思うのである。
「それでも米国だ」と思うのなら、日本人は「それまでの国民だ」と云うことで納得出来るのだが、顕わな姿をこれ以上米国は見せてくるだろうか?
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