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2011/02/05(土) 08:11:35
指定弁護士三人が小沢一郎を起訴した。
弁護士というのは、市民の人権を守るのが第一の努めであり、出発点であると思っていたが、そうではないということを、彼ら自身が告白してしまった。
こんないかがわしい手続きと存在しない証拠とを、お粗末な論理でつなぎ合わせて、「有罪をかちとる」と言っている。
人権などという意識は皆無である。
西松建設献金事件が勃発してからもうすぐ2年になる。
この2年、検察・マスコミ・与野党議員たちの小沢叩きはすさまじいものだった。
内閣改造を受けての支持率調査。
ちょっとはご祝儀がついたか。
しかし、小沢攻撃は忘れない。
改造後、内閣支持32%に上昇 58%が小沢氏議員辞職要求 ( 47NEWS・共同ニュース 2011/01/15)
強制起訴される小沢民主党元代表に58・7%が議員辞職を要求し、22・4%が離党すべきだと答えた。
合わせると81%の人間が小沢一郎に対して否定的な見方をしていることになる。
しかしながらこれだけ長期にわたる小沢叩きにもかかわらず、彼らに与しない人間が19%もいる。
この人たちは、マスコミに煽動されて反・小沢などには走らない人たちである。
小沢一郎が起訴されたからと言って、小沢一郎の支持者・理解者はもうこれ以上減らないのである。
それから半月たって小沢の強制起訴があっても、菅内閣支持は回復する気配はない。
読売の”緊急”調査。
小沢元代表「辞職を」56%…読売緊急調査 (YOMIURI ONLINE 2011年2月2日 )
小沢元代表はどのように対応すべきだと思うかを聞いたところ、「衆院議員を辞職する」56%が最も多く、「議員は辞職しないで離党する」20%が続き、「辞職も離党もする必要はない」は17%だった。
読売でさえ、「辞職も離党もする必要はない」は17%もある。
菅や岡田はバカだから、これ以上小沢叩きをやっても自分たちへの支持にはつながらない、ということが分からない。
今度の起訴で自分たちが有利になったと思っているだろう。
1月・小沢批判が81%。
2月・読売では76%。
5%も少なくなっている。
もともとあてになる数字ではないが……。
菅たちは小沢叩きをすれば、彼らの支持が戻るのではないかと期待しているのだろう。
読売の調査に戻る。
この問題で菅首相が指導力を発揮しているとは思わない人は79%を占めた。
小沢否定より多いではないか。
小沢悪人説を叫べば叫ぶほど、菅・岡田のだらしなさが浮き彫りになる。
小沢めがけて投げた石が自分に当たる構造になっている。
「小沢さんって民主党だったの?」
「イヤーね、民主党って」
菅・岡田は、政治に無知な人間、無関心な人間がどれほど多いか分からない。
彼らの知識がどの程度低いのか想像すらできない。
菅よ、岡田よ、仙谷よ。
おまえたちの顔も名前も知らない人間がごまんといるのだぞ。
馬鹿なおまえたちは、小沢叩きが民主党離れにつながることなど夢想だにしていないだろう。
小沢叩きによるふるい落としは終わっているのが分かっていないだろう。
菅や岡田が騒げば騒ぐほど、小沢一郎が話題になる。
その都度民主党離れが加速する。
今の支持率もすぐに0%になる。
「小沢は離党も辞職も必要ない」と考えるひとが20%近くもいるのだ。
マスコミの大攻勢の前にも動じない人々がこれほどいるのだ。
検察はおかしい。
検察審査会はおかしい。
マスコミはおかしい。
与野党議員どもはおかしい。
そんなことに気がついてしまった人がこれほどいるのだ。
彼らは自分の目でものを見、自分の頭でものを考えようとしている。
起訴行為こそが「不正」であると見極めている人が20%近くもいるのだ。
起訴要旨というものを読んでも、どこが法律に違反しているのかさっぱり分からないではないか。
いろいろ書いてあるが、水谷建設の名前があるわけではない。
贈賄も収賄もない。
金額的なずれがあるわけではない。
わずかな日付のズレがあるだけである。
郵便番号の書き間違い程度のことではないか。
もっとも、こいつらに掛かれば、郵便番号の間違いも「虚偽記載」という立派な犯罪に仕立て上げられそうである。
こんなものは収支報告書の受付窓口で訂正すれば済むことである。
裁判所に持ち込むような事件ではない。
取引の実態に即してみれば、そのズレさえ実は存在しないのだが。
起訴状の要旨
1 陸山会が、平成16年10月12日ころ、被告人から4億円の借入れをしたにもかかわらずこれを平成16年の収入として計上しないことにより、…………
(中略)
同収支報告書を同委員会を経て総務大臣に提出し、もって同収支報告書に虚偽の記入をしたものである。
罪名及び罰条
政治資金規正法違反
第1 同法25条1項2号・3号、12条1項、刑法60条
第2 同法25条1項3号、12条1項、刑法60条
結局、三ヶ月程度のズレを書き連ねているだけである。
ズレの目的や動機については全くふれていない。
三ヶ月程度記載をずらしたからといってなにか利益があるはずもない。
これ自体が犯罪になるとも思えないが、しかも、これだけでは小沢一郎を有罪にすることはできない。
奴らは虚偽記載に小沢一郎が関与・共謀していたことを証明しなければならないのだ。
これまでの経過からこれはまず無理であろう。
だからといって油断はできない。
前福島県知事・佐藤栄佐久を「無形の利益供与」などという驚くべき罪を考え出して有罪とした裁判所が相手陣営に加わるのである。
多分、敵は裁判引き延ばしを続けるだろう。
しかし、出口は見えているのだ。
小沢一郎の勝利は近い。
小沢一郎の勝利とはなにか?
小沢一郎という一議員の復権ではない。
この国の変革を意味しているのだ。
「国民の生活が第一」という政治の誕生である。
腐ったマスコミの死である。
ジャーナリズムに徹したメディアの誕生である。
国民の生活・人権を守る検察・警察の誕生である。
国民の生活に奉仕する公務員の誕生である。
本当の民主主義の誕生である。
小沢一郎は、菅による”破れかぶれ解散”を懸念しているという。
その前に菅一派を追い出せればいいのだが。
もし菅も小沢も民主党にいるまま選挙になったらどうすべきか。
党内勢力の圧倒的な逆転を起こさなければならない。
小選挙区では小沢支持議員にのみ投票する。
選挙区に小沢支持議員がいなければ白紙投票である。
比例区はもちろん白紙投票である。
どうせ執行部が比例名簿に載せるわけはない。
小沢支持者の2000万票が消える。
(09年総選挙時有権者数1億434万4170人×19%)
比例で民主党は公明党やみんなの党よりも少ない得票になる。
社民党あたりと争うことになるだろう。
いっそ新党でもいいか。
マスコミはヒステリー状態で騒ぐだろうが、小沢の2000万票がものをいう。
終わってみれば、小沢新党が第一党になってるかもしれない。
マニフェストはすでにできている。
「国民の生活が第一」!
───
昨年までの記事は下記にてご覧下さい。
http://blog.goo.ne.jp/yamame1235
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