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【激突2011】 2011.2.4 23:47 :産経新聞
「ポスト菅」めぐる冷戦勃発 前原・仙谷組VS岡田・玄葉組
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110204/stt11020423500011-n1.htm
民主党内で「ポスト菅」をにらんだ新たな対決の構図が浮かび上がってきた。最大のライバル関係と目されているのは岡田克也幹事長と前原誠司外相だが、前原氏を推す仙谷由人代表代行に対し、ここにきて玄葉光一郎政調会長が岡田氏擁立への動きを加速させているのだ。玄葉氏は4日、党内に新設されるマニフェスト(政権公約)見直し組織の責任者に岡田氏を推薦。そこには、政権の根幹にかかわる政策議論を通じて、党内の主導権を握ろうという思惑がちらつく。(坂井広志)
「マニフェストの見直しについては謝罪し、正々堂々と見直す」
玄葉氏は4日の政策調査会幹部会で、マニフェストの検証、見直し作業を行う新組織を立ち上げることを表明した。新組織では16・8兆円が必要とされるマニフェスト関連政策の財源を検証した上で、今夏をめどに必要な見直し案の取りまとめを行う方針だ。
玄葉氏はこの新組織の人事に、今後の政局を見据えた“布石”を打った。責任者となるのは岡田氏、責任者代理には自らに加え輿石(こしいし)東(あずま)参院議員会長が就く。「仙谷−前原」ラインへの牽制(けんせい)の意図が読み取れる。
「玄葉さんはやっぱり仙谷さんを責任者にしたくないんだな」
今回の「玄葉人事」を聞いた党幹部は思わずこう漏らした。
菅直人首相の求心力低下とともに、党内では「仙谷−前原」ラインと「岡田−玄葉」ラインの冷戦が始まろうとしている。
岡田氏にとって仙谷氏は、いわば「目の上のたんこぶ」的な存在だ。幹事長職と代表代行職の役割分担も明確になっていないことから、今後、党運営をめぐる対立が生じることを懸念する声もある。
一方、前原氏と玄葉氏は衆院当選6回の同期で、松下政経塾でも同じ8期生というライバル関係にある。「同期の前原氏が次期首相候補に挙げられ、玄葉氏は焦っている」。ある中堅議員はこう指摘する。
「ポスト菅」レースで、前原氏は岡田氏に比べ有利な立場にある。いまや「政界最大の実力者」とも目される仙谷氏の後ろ盾があるからだ。仙谷氏とともに所属する「凌雲会」という議員グループの存在も大きい。
対する岡田氏には、まとまった「党内同志」が存在しない。玄葉氏は岡田氏について「相性が合う」と周囲に語っているが、両氏の接近は「ポスト菅」レースをめぐる思惑が一致するという要素が大きい。
責任者代理に小沢一郎元代表の盟友、輿石氏を据えたことにも、玄葉氏サイドの思惑がちらつく。菅政権に批判的な輿石氏を取り込むことによって、政府・民主党内で主導権を握る「凌雲会」体制にくさびを打ち込もうとの意図がうかがえる。
もっとも、マニフェスト見直しは、解散・総選挙につながる危険性もはらむ。首相の責任論にも発展しかねず、その場合、岡田氏も「連帯責任」を問われるおそれがある。マニフェスト見直しに向けた作業は思惑含みの展開となりそうだ。
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