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4月の統一地方選挙が迫っています。阿修羅投稿者の主張を政治に実際に反映させるいい機会です。または、唯一の機会かもしれません。国会議員や知事レベルでは、一般市民との対話が圧倒的に不足してしまうからです。予算や権限の面では市会議員は全く力がありません。しかし、意識の面でそういった制限はないのです。そして、一般市民との関わりあいという意味では圧倒的に市会議員が有利です。一般市民の生活を最も規定しているものは決して市議会レベルの話ではなく、国会レベルの話です。市議会議員こそが日常の生活の中で一般市民と国家レベルの話をしていく役割があるのです。 市議会議員の立候補要件は次のようになっています。 *供託金は、一定の得票数がなければ没収されます。当選すれば問題なく返却されますが、落選者は得票数によって没収が左右されます。市議会議員の場合は、(有効得票総数÷議員定数÷10)で計算された値より得票できなければ没収です。例えば、有効投票数が2万票で議員定数が10名なら、200票以上取れば供託金が没収にはなりません。 *選挙公営と言って、ポスターの作製費用や選挙カーのレンタル代金、ガソリン代などが公費から支払われます。ただし、得票数が没収点以上でないと、支給されません。よって、当選するかどうか、または、たとえ落選しても得票数が没収点以上かそうでないかが大きな違いになります。金額はその地域によって異なります。ポスター単価は100円ほどのところが多いようですが、場所によっては1000円ほどまで認めているところもあるようです。ポスター一枚の製作費原価1000円で公費支給が認められるのです。 *公職選挙法で選挙費用の支出上限額は決まっています(法定選挙費用)。ただ、普通にやっていてこの金額を上回ることはまずないので、ここでは触れません。 *選挙期間前の選挙活動は禁止ですが、政治活動は常時できます。ですから、出馬が決まったらすぐにでも政治活動を始めることになります。具体的には街頭演説やビラ配り、ビラ入れ、電話や小集会での話などです。選挙活動と政治活動の違いは投票依頼をするかどうかです。投票依頼をすると選挙活動とみなされます。街頭演説は交通の妨げにならないようにやればほぼ制限はなくできます。 *選挙カーを普通使います。車自体のレンタル代が2週間で10万円ぐらい。看板とスピーカーを設置して総額40万円から80万円ぐらいです。 *普段の政治活動で街頭演説するのはショルダーメガホンを使うことが多いはずです。40wのものがいいと思います。ワイヤレスのものが本当はいいのですが、そうでなくても使えます。費用は7万円程度から10万円ほどです。 *ビラ配りの場合は道路使用許可が必要になることが多いようです。道路使用許可は管轄の警察署でもらいます。申請用紙があるのでまずそれをもらってきて、後はそれをコピーして使います。普通は、願を提出してから中二日で許可が下ります。費用が2500円かかると思います。有効期間は2週間です。 *政治団体の設立もやったほうが良いと思います。これは必要ではないのですが、政治活動をしていると言う立証の意味でやっておいたほうが良いです。あなたともう一人賛同者がいればできます。費用は掛かりません。住所地となる場所が必要ですが、自宅でも構いません。 *市議会議員を初めとして、選挙ではポスターを貼りますが、これが結構な手間です。お金を払って人を雇うか、ボランティアで誰かにやってもらうしかありません。市議会レベルなら5人ほどいれば普通は一日で貼り終えることが出来ると思います。ポスター掲示板の設置位置の一覧表は住所が付いているので、googleなどで地図の詳しいのを出しておくと貼るときに楽です。選管からもらう地図は分かりにくいことが多い。なお、供託金を出した後でないとこのポスター掲示板設置場所の一覧をもらえないことが多いようです。 *選挙ポスターは普通一種類しか作らないようですが、実際は何種類作ってもOKです。いろいろな主張を載せるために10種類以上作ることもできます。また、自分でプリンターを使って、または、手書きで作ることもできます。大きさに制限があり、普通はA3の大きさになります。ポスター掲示板へ貼るときには両面テープや画鋲で貼ることが多いようです。ノリで貼ることもできるようです。 *選挙公報を選管から出してもらえます。市会議員だと7cm四方ぐらいの大きさであることが多いようです。 *選挙葉書も出せます。これも、選挙公営で得票数に関係なく無料で配達してもらえます。ただし、宛名を書く必要があり、これも人を雇うかボランティアにやってもらうかしかありません。 *電話での投票依頼が選挙期間中にできます。こちらは選挙運動なので人を雇ってやることはできません。あくまであなたの政治的な主張に賛同する人にボランティアとしてやってもらうしかありません。 *人を雇う場合、職安を利用できます。しかし、シルバーセンターの場合は、以前ポスター貼りの依頼をしようとしたら政治的なことなので紹介できないと言われた経験があります。埼玉県での話です。これは今でも疑問に思っています。 *選挙事務所は市議会議員選挙の場合、自宅を使うことが多い様子です。事務所を借りる場合、不動産屋さんの仲介手数料を入れて50万円ほどはかかることが多いでしょう。
阿修羅関係者の皆様への市議会議員選挙出馬のおすすめ
1.日本国籍があること。(戸籍謄本の提出が求められます)
2.25歳以上であること。
3.継続してその市に3か月以上居住していること。(4月3日公示の場合は昨年の12月30日にはその市に転入している必要がある)
4.供託金を支払えること。政令指定都市は50万、その他の市は30万です。
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