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2011年(平成23年)2月5日(4日発行)
民主党執行部「小沢斬り」断念
愛知知事選の惨敗確実で、菅・岡田は自分の「責任論」浮上を警戒のマヌケぶり
強制起訴された小沢一郎元代表への処分を決める民主党役員会の協議が始まった。小沢嫌いの大マスコミは、「離党勧告」など厳しい処分に追い込もうと結論を急がせるが、岡田幹事長は煮え切らないし、党内のムードは大きく変わってきた。
断言しよう。民主党は絶対に小沢斬り≠ネんてできっこない。
3日の臨時役員会は、小沢の処分を巡って賛否が真っ二つに分かれたと伝えられている。が、石井選対委員長が「自発的離党」を求めたり、仙谷代表代行が「(強制起訴は)通常の起訴と同じだ」と得意の法律論を振りかざしたものの、役員会全体の空気は、「議員辞職勧告」まで取り沙汰された一時の強硬姿勢から明らかにトーンダウンした。岡田はその後の記者会見で、「処分、措置を前提で議論しているわけではありません」と言い、処分しないことも否定しなかった。
実際、いまの民主党が本気で小沢を斬れるわけがない。ねじれ国会で管が平身低頭しなければならない参院では、輿石・平田・羽田の幹部が捕って「処分必要ナシ」を主張。衆院の再可決で予算関連法案を成立させるためには、3分の2以上の賛成が必要で、小沢グループに協力を求めなければならない。小沢を処分して造反者が出たら、困るのは菅政権なのだ。
グダグダ続けても支持率上がらず、党内ムードも一変
「年頭会見で『政治の不条理を正す』と息巻いた管首相ですが、脱小沢≠ェ以前ほど支持率アップにつながらないため、小沢さんの処分に腰が引けてきた。それに、菅さんや岡田さんは、今月6日の愛知のダブル選挙で負けたら、『小沢さんの強制起訴の影響もあった』と言うつもりでしたが、ダブルスコア、トリプルスコアで引き離されているので、その言い訳が使えないどころか、執行部の責任論が浮上するのは必至。小沢さんの処分どころじゃないのです」(民主党関係者)
たとえ処分したとしても、最も軽い「党員資格停止」だが、これは小沢にとって痛くもかゆくもない。
「党員資格停止になると衆院の小選挙区支部長から外され、公認を受けられず、党からの活動資金が止まる。企業献金の受け皿もなくなる。しかし、小沢さんほどの政治家なら支部長を剥奪されても、政治活動に支障はないし、党執行部も別の候補を擁立できるわけがない。党の役職に就いたり、代表選に出ることもできなくなりますが、党員資格停止の規定は最長で6カ月です。裁判を抱える小沢さんは、無罪を勝ち取るまで1年程度は一兵卒でいるしかないでしょうから、党員資格停止は形式上の処分。執行部の負けです」(前出の民主党関係者)
政倫審議決でもそうだったが、毎度毎度、威勢がいいのは最初だけ。民主党執行部は、大マスコミにあおられ、踊らされているのだ。そろそろ目を覚まして、何が最重要の政策なのか考え直した方がいい。
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