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年金問題、介護保険・教育問題他、根本的な仕組みにおいて改革が必要な懸案が続々と出ています。 すべての面で場当たり的な政治が行われてきた結果です。 もともとの責任に対する反省をしない現在の政府・官僚組織では当面の利害の調整はできても、差し迫った根本的な問題の解決でさえ、さらに場当り的手法しか思いつきません(たとえば最近でも、年金改革で国民年金の問題の先送りしている)。
政治の全ての領域で我々の子供や孫達の将来を見通した真の改革をしてやろうと言った情熱は持ち合わせておりません。 口先では我が国・我が国と言っておりますが、国のリーダーとしての資質は殆ど無いに等しく、このような人々が政治を担っている事自体が問題です。
昨今の政治の内容は、概ね官僚判断で行えるような内容であり、また実際に官僚任せの政治が横行していると言ってよいでしょう。 我々とって不幸なのは、その官僚自体が公務員の本来の使命をないがしろにし、株式会社 日本国の社員として、国民を相手にチャッカリと、自らの組織の利益を得る為の商売にもいそしんでいる事です。 特殊法人の多さは彼らの事業拡大の成果であり、各種手当ての豊富さ、退職金や天下りさきの確保など、あらゆる方向に彼らの欲望の網を張っております。
かつてマルクスは資本家による労働者の利益の搾取を批判して共産主義体制をつくりましたが、我が国の官僚群による国民からの搾取の実態はマルクスの言った資本家も顔負けする位です。 またそれは公権力の中で巧妙に、秘密裏に行います。 組織ぐるみで行い責任者を特定させない悪質さを持っております。
一方省益あって国益無しと、言われています様に、実質的に握っている、予算の配分においても、省庁間で権利確保にやっきとなっています。 省庁間の予算の増減は1%の変動でもあれば大騒ぎしています。 予算の割合などはその時期の政策に応じ柔軟に割り振りされて良いはずです。 その悪習慣の影響の一例として、最近の国会において、心身障害者を養育しておられる家庭の自己負担の割合(金額的なもの以外に兄弟等の親族まで負担責任の範囲の拡大している)を増加させる法案を検討しているそうです。
当節、財政の窮迫が言われておりますが、国家的見地から、この分野で、これほどの事をしなければならないのでしょうか。 民間の発想から見てスリム化出来る行政組織は山ほど有る事はよく知られています。 無駄な制度と言いますと、ISOなど不可思議で不必要な規制が沢山あります。
各省庁での法律いじりはライフワークとなり、それ自体が目的化しております。 法律の数だけ省庁の権益が発生しておりその上、既得権益は国民にとって不要なものであっても、彼ら自身の為に離しません(不要な特殊法人他)。 このような事に明け暮れていては本当の行政は出来るはずありません。
公務員には忠実義務が謳われております。 本来は国民の代表である政府(国会議員)の方針に従い、使命を果たさなければならないのですが、いろいろと理屈をつけて政府をコントロールしようとさえしております。 官僚による組織防衛の為の、不愉快な秘密主義的態度は皆さんも見聞されているところです。 末端の公務員はともかく、中央の官僚の姿勢を根本的に正さなければ、我々の豊かな社会の構築に支障をきたします。
本来、官僚を統率すべき政治家の資質を改善しなければ、官僚の一人一人は善良な人間に見えても実態は、お上(官僚組織)大事の巧妙な封建国家に後戻りしかねません。 最初に必要なのは官僚組織の改革ですが、政府には自ら取り組む気持ちも、力量もありません。
近年仰々しく言われております改革の実態は、長年にわたる政府・行政の失敗の後始末そのものであり、それも問題の本質を隠したままなので最善であるかどうかの判断も我々には出来ません。 我が国の将来を見越した理念による、今本当に必要な改革とはほど遠いものです。 失政の当事者達は何の反省もなく、あつかましくも改革すると称し自ら取るべき責任を国民に転嫁しております。
改革の実際の案文を誰が作成しているかを考えれば明白に解る事です。 彼らの作業の主眼は、どの程度の改革をすれば、国民の反発をかわせるかを見極める事であります。 改革の主旨(従来の何がどの様に問題なので、このように変更する)及び将来の展望等について、はっきりさせて置くと適当なところで止めるときに差し障りがしょうじます。
また詳細に説明すると原因となる自らの失敗を明らかにしなくてはならないから、やりません。
改革の為に国民が辛抱すべき事があれば、それを納得させる為に汗をながし、身命を賭けても訴えることはしないのです。 官僚は自分の出世が第一であり、政治家は選挙に当選することが何よりも大切なのです。 この様な内容のものを改革・改・u條vと声高に叫んで恥ずかしくない厚顔で無責任な政治家が存在しているのも、悲しいかな、現実です。
我が国においては、利益誘導型政治が横行し、本当の政治の不在が長すぎました。 我々自身も、政治に対する錯覚から目覚めなければなりません。 生活におわれて、おざなりにしがちですが、政治・行政のあるべき本当の姿を、我々一人一人がしっかりと認識することが、政治・行政を我々国民のもとへ取り戻すことになると思います。
我々の子や孫の為に、私たちは今こそ立ち上がってやらねばならないのではないでしょうか。 将来を託せる本来の政治家を我々の手で送り出す気風を作らねばなりません。 既成の組織の内部での改革が不可能なのは、先のJR西日本の事故でも、大阪市の問題でも解っています。 国会議員を全て入れ替える位の気持ちで対処するべき時が到来しています。
どうか皆様におかれましても、問題を直視し、市民のレベルからの本当の改革を始めて行こうではありませんか。 我々自身が政治に目覚めるだけで自然と流れは替わるものと確信しております。 勇気ある一歩を期待しております。
2月12日の御堂筋デモには、沢山の方が参加されることを期待しています。
第2回大阪御堂筋デモの日時・コース
2月12日(土) 集合午後 1時00分〜午後 2時00分 出発
場所 : 靱公園(うつぼこうえん) 東側(四つ橋筋・科学技術館より)の中央付近。
コース(約1時間)
靱公園 → 東に御堂筋まで進む → 本町駅 → 御堂筋を南下 → 難波高島屋前を通過し元町2 → 北上 → 元町中公園
(解散地 約1時間の使用予約を取ってあります)。
最寄の駅 : 地下鉄 中央線 本町駅・阿波座駅、四つ橋線 本町駅
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