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昨日になってムバラク派が突然、反ムバラクデモの民衆に襲いかかり多大な犠牲者が出た。今後どのような展開になるにしろ、もはやチュニジアのような平和裏な民主主義の獲得という事にはならないだろう。このようにどの国々も民主主義の獲得には多大な犠牲を払っているのが歴史の事実であり教訓でもある。だからそれらの国民は一人一人がその問題を真剣に考える事になる。
我が国はどうなのか、何度も投稿しているように、戦後に与えられた制度に過ぎない事から国民はその有難さを本質的に理解していない。大多数の国民は、親兄弟や多数の人々の努力や犠牲によって獲得したものでないので、「民主主義」というものがどのようなものでなければならないかを真剣に考えた事が無い。その上に、長い間、官僚と一体化した自民党の一党独裁によって、あるべき本当の民主主義が大きく歪められている事にも気が付いていない。もし、今のエジプトのように国民の努力により民主主義が獲得できたとするならば、国民はそれが変質すればすぐに気が付くだろう。わが国ではそれがなかった事から、誰も「変だ」と感じないし声も上げない。知識人と言われる人々も評論家と言われる人々も何も言わない異常な状態がずっと続いている。過去の経済的成功によって、現在までそこそこの生活ができているので誰も不満を言ってこなかった事も大きな要因になっているのだろう。しかしながら世界でも有数なGDPがあるにも拘わらず、国民にはそれに見合う生活は保障されてきていない。逆に経済的な格差や社会保障費の切り捨てが大きな問題になり、解決の糸口さえ見えてこない。それに輪をかける意味で「生活が第一」という公約のもとで政権交代した民主党政権は、菅直人政権になった途端に、その公約を次々に裏切り元の官僚支配による国の形態に戻りつつある事で、国民の怒りは頂点に達しようとしている。
今エジプトで起きつつある事を国民はもっと注視するべきだ。どのような過程で民主主義というものが獲得されるかという見本のようなものが見れる。CNNなどは殆ど24時間ぶっとおしでこの問題を報道している。歴史の中の大きな出来事が見れるというのに、日本のマスコミの取り扱いは単なるエジプトという国の騒乱としか伝えていない。明らかに何らかの報道規制がなされている。大相撲の八百長なんぞにかまけている日本のマスコミは無視し、できるだけ海外のメディアからの情報をとり今後の推移をみるべきだ。民主主義獲得の大変さと大事な事が認識できるはずだ。国民の覚醒を望むばかりである。
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