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産経新聞 2月3日(木)20時15分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110203-00000610-san-pol
与野党どっちつかずの発言を繰り返す社民党に対し、他の与野党の疑心暗鬼が広がっている。名付けて「コウモリ政党」。自民、公明両党など野党6党が一致した小沢一郎民主党元代表の証人喚問に頑と反対したあげく、民主党との「内通疑惑」も浮上したため、野党は「仲間外れ作戦」に踏み切った。政府・与党も、米軍普天間飛行場の県外移設や法人税減税見直しなどを次々に要求する態度にすっかり嫌気がさしており、社民党は孤立を深めている。(桑原雄尚)
「野党理事懇談会に参加させてもらえませんか?」
3日午後、衆院予算委員会理事会で社民党の阿部知子政審会長がこう願い出たが、自民党の武部勤筆頭理事はにべもなかった。
「ダメ。証人喚問に賛成してからだ」
社民党は1月27日の与野党幹事長・書記局長会談以後、衆院予算委員会の野党理事懇談会に一切呼ばれていない。28日の野党幹事長・書記局長会談にも招かれなかった。
社民党の重野安正幹事長は2月3日の記者会見で「積極的に与党に働きかけることはあってしかるべきなのに、それを『与党だ』ととらえられるのはあまりにも了見が狭い」と自民党など野党の対応をなじったが、原因は社民党にある。
小沢氏の証人喚問要求には幾度となく反対。昨年末には平成23年度予算案編成過程で与党と政策協議を重ね、今年からは毎週火曜に民主党と定例の幹事長・国対委員長会談を始めた。公明党幹部は「社民党を仲間に入れたらこちらの作戦が与党に筒抜けだ」と憤りを隠さない。
一方、与党にとっても社民党は「厄介者」だ。普天間飛行場の県外移設や「思いやり予算」の減額を求めるなど「非現実路線」を改めないからだ。予算関連法案を衆院再議決するには3分の2以上の議席を確保せねばならず、邪険にはできないが、民主中堅は「こちらの足元を見るような対応は許せない」と憤る。
社民党内も意見が割れる。統一地方選を考えれば野党共闘にかじを切った方が得策だ。1月26日の全国ブロック事務局長会議では「民主党と対決色を強めろ」との声が続出した。
ただ、社民党議員は民主党と同じく自治労の支援を受けており、完全に袂(たもと)を分かつわけにはいかない。原理主義者の福島瑞穂党首と他の幹部との軋轢(あつれき)も絶えない。分裂でもしない限り「コウモリ状態」は解消されそうにない。
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