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(回答先: 口蹄疫の殺処分、300万頭を突破 (ソウル2日聯合ニュース) …大変な被害。生物テロとして対策を立てないと防げないだろう 投稿者 新世紀人 日時 2011 年 2 月 03 日 10:44:14)
http://fugenji.org/thomas/diary/index.php?no=r239
口蹄疫生物兵器説
宮崎の口蹄疫の問題は、既に皆さんよくご存知だと思う。あれに関して、どうも引っかかっているのが、標記の件である。僕は別に何でも陰謀説を唱えたい人々のようなことを言っているのではない。歴史的経緯と、今回の騒ぎの始まった時期を知っているから、この話を書かずにおれないのである。
生物兵器の歴史というのは、実はかなり昔まで遡ることができる。一説によると、中世の戦争において、敵の城などに、伝染病で亡くなった人の遺体を放り込み、城塞内部でその伝染病が蔓延することを以て攻め落とす、ということが行われていたらしい。あのヨーロッパの 1/3 の人を殺したというペストの大流行も、1346年のキプチャク汗国(現在のモンゴル)とハザール王国の城塞都市カッファ(現在のウクライナ……黒海の北に位置する)の戦いで、キプチャク汗国の軍勢がカッファの城塞にペストで亡くなった人の遺体を放り込んだことに端を発する、という伝承がある位だ。
しかし、近代における生物兵器のルーツは、残念なことに、この日本が大きく関わっている。関東軍第731部隊……『悪魔の飽食』などの名を聞いたことのある方もおられるだろう……が、防疫活動を表の仕事に、そして生物兵器の開発と実験(それは3000人ものマルタと呼ばれた捕虜による生体実験を含んでいる)を裏稼業としていたのが、近代戦における細菌戦のルーツである。この頃の資料に目を通すとよく分かることなのだけど、この頃から、生物兵器のターゲットは人間に限定されてはいなかった。731部隊と並んで活動していた第100部隊(この部隊は毒ガスの研究でも有名である)は、家畜に対する生物兵器の研究を行っていて、中国やソ連に対して実際に細菌兵器を用いた記録が残っている。当時は畜産動物と、軍事行動において必要な馬をターゲットとしていたようだが、炭疽菌のように家畜にも人間にも脅威になるような病原体は、この2部隊に留まらず、世界中で研究が行われてきた。
さて、では、口蹄疫がこのような流れとどのような関係があるのか、というと……実は、口蹄疫はウイルス性感染症の中でも最も初期から研究対象とされてきた疾患なのである(参考文献:『口蹄疫ウイルスと口蹄疫の病性について』村上洋介)。しかも、口蹄疫はヒトにはほとんど影響を及ぼさない。おおっぴらにされることはなかったにせよ、生物兵器の研究の中で、この口蹄疫が研究対象になっていない、と考える方がむしろ不自然なのだ。
そして、韓国軍の哨戒艦「天安」が沈没した時期と、口蹄疫が確認された時期がそう離れていないことが、ますます疑念を募らせる。「天安」沈没は3月末で、今回の口蹄疫の感染が宮崎県で確認されたのが4月20日である。ひと月も離れているではないか、と思われるかもしれないけれど、実はこれに先立って、今年の1月から3月にかけて、韓国の京畿道、漣川郡と抱川市という二つの地域で口蹄疫が発生しているのである。しかも、この二つの地域は、共に北朝鮮と軍事境界線を挟んで対峙しているのである。
韓国における口蹄疫はこの後、4月8日に仁川広域市江華島に、19日には京畿道金浦市に、そして22日には忠州特別市に拡大している。今回の宮崎で確認されているウイルスの型はO型といって、これは4月以降の韓国での流行の型と一致する。それだけではなく、遺伝子配列の類似性も既に確認されているという。2月に香港でも同じO型のウイルス感染が確認されているのでまだ断定はできないが、今回の宮崎の口蹄疫ウイルスが韓国からもたらされた可能性は低くはない。そして、その出所がどこなのか……これもまだ完全には判明していないのである。どうも、またきな臭い話になってきたような気がするのは、果たして僕だけなのであろうか。
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